2022.08.19 (Fri)
冬に生まれた白雪ちゃんは、融けちゃうからね、でもないけれど(笑)
たしかに、子ども時分から、特に夏が苦手な季節だったとは言え、あの頃、ここまでの暑さには ならなかったと思うし、少なくとも、早朝や夜間ですらムシムシするなんてことは なかった。
たまには あったのかもしれないが、連日ぶっ通しで続いた記憶は ないし、まず、雨の降りかたが、むかしとは全然と言っても過言でないほど、違ってる。
そんななか、
外出時に、マスクを して出るのが最も辛い時季であり、さすがに戸外では、原則ノー マスクで いいだろうとは思ってるのだけれども、
店舗などの建物のなかに入るとき、「おっと、、、」と、マスクを取り出して装着するのがメンドクサく、いちいち出し入れや頻繁な付け外し自体も、かえって よくないような気もするので、やっぱり、渋々と、あらかじめマスクして出かけるのだが、案の定、「酸欠」や「熱中症」一歩手前か?というくらい、ヘトヘトになってしまう。
帰宅したら、ほぼ即、ベッドに横になる。もはや、30秒と立ってられや しないので、投げ出すように置いた荷物や買物の品を収納したり、かたづけたりするのは全部あとまわし。要冷蔵のものも、しばらく放置になるので、冷房は切らないまま出かけている。
むかしの病気の副作用で、極度の貧血状態だったときと酷似した気分の悪さなので、まさか、またもや ぶり返しかな?と危ぶみつつ、ゼイハーヒーハーと荒い息と鼓動が静まるまで、動けない。
先日も、少し動くと、ナゾな吐き気が起きるので、ほとんど動けず、眠り続けていた。
眠り過ぎるのが、これまた良くないんだけどね。起きて動けなかった。
どうやら、このときは、数日間に わたる食事(栄養)そのものの不足で、ほんとにエネルギー切れも起こしていたようだ。
生まれつき、体温が上がり過ぎるくらいまで上がってしまう私は、特に暑さに弱い。
暑熱が原因に限らず、子ども時分は、カゼひきなどの発熱でも、40度をアッサリと超えるのが常だった。
母親は、私が あかんぼうのうちから、できるだけ薄着にして育てたのだと言っていたが、
もともと、体温調節がヘタな体質なのか、からだ自身、それでも、なんとか、暑さから防戦するべく働こうとしてくれては いるのか、暑さを感じると、たちまち、人並みでなく大量の汗を かくのだけれど、とりわけ、脳が煮えちゃうんじゃないかと思うほど、頭から湯を かぶったかのような ありさまになっても、それだけでは、なかなか、体温が下がってくれない。何らかの人工的処置を(冷房でも氷でも)ガンガン用いて、イッキに体温を下げないと、どんどん、気分が悪くなる。
この状態を、マスクが助長していることは実感ありなのだが、どうしようも ないよねえ。。。
それで、
こないだも、行きつけのスーパーマーケット内の椅子に、とりあえず腰掛けさせてもらい、頭のテッペンから煮えそうな からだを持て余して、グッタリしていた。
すると、
たまたま、同じく買い物に来ていたらしき、見知らぬ女性が、これも、店のサービスで用意してくれている、購入食品保冷用の氷をビニール袋に詰めたものを、
「これ、首筋に当てると良いですよ」
と、手渡してくださって、気分の回復が かなり早まり、本当に助かった。
やっぱり、首に巻いて冷やすやつを、早めに買っとけば よかった。。。
親身な親切な人に遭遇するたび、自分も また、いずれ どこかで誰かに、との思いを新たに できる。
さて、
毎度の気まぐれで、いつの間にか辿り着いてたのだが。。。
私ね、かの『日本エレキテル連合』の「ダメよぉ~だめダメ」ってのが、以前、話題になってたことは、いちおう知ってたけど、
ヘンなところでアマノジャクなのか、と言うよりも、やっぱり疎いのだろうし、疎いままで平気だから、なのだろうか、目下の俗世間の人気やブーム的なものに、なんとなく、背を向けていたり、食指が動かない、興味が向かないままでいて、
だいぶ遅れて、たぶん、最後尾になってから、のんびりと、「これオモロイやん」「エエやん」ってなることが少なくないのだけれど(汀 夏子さんのことも そう)、
毎度のごとく、なんとなくで見始めたところ、
どこか懐かしい『昭和』の匂いが漂ってるふうなせいも あって、それが逆に、一種の新鮮さを感じさせられて、フきだしたりニヤニヤしながら、最後まで見てしまった、そのうちの幾つか、動画を紹介します。
この二人組のことも殆ど知らないままだったので、橋本小雪さんという、かわいらしい名前の方を、最初は、男性なのかなと思った。
女性であると分かってからも、「セールスマン『ジョーカー』」は、外見も発声も、男性に思えてしまうね。
もっと身長が高ければ、『宝塚歌劇団』の男役でも良かったのと ちゃうかな?(笑)そのくらい、サマになってるよ。
お二方とも、「お笑い」と言うより、なまじに普通に俳優やってる人よりも、演技にリアルみが あって、上手いわ。
それと、
これは、自分自身が「大阪人」やからかなぁと思うのだが、
黙ってたら、ただクールでカッコイイのに、しゃべると、とたんにコテコテの大阪弁とか関西弁まる出しになる人って、芸能界でも、けっこう おられるみたいだけど、ある種の色気を感じてしまうの、まさに汀 夏子さんとかみたいな。
ちなみに、
場面に応じて、標準語または関東圏出身者のように話す私も そうだが、
どこへ赴こうとも、いかなる場所に おいても、コテコテの大阪弁一本で通しきっていた母親が、これまた どういうわけか、関東あるいは東京の出身ですかと聞かれることが何度も あった。
『上智大学』卒だった、私の高校時代の担任(かつ、英語担当)も、やはり、同じように、うちの母親は、ご自身と同じく関東圏の出身とカン違いしておられたので、ちょっと驚いたことも あった。
おそらく、うちの母親は、全くの大阪弁ながらも、非常に よく通る声で、ハキハキした、どうかすると「切り口上」の如き話し方になる傾向だったからだろうかと思う。
それだけに、怒ると凄かったよ、ヒステリックなんてもんじゃなかった。
ドスが効いてるてなものでもなくて、まさにヒステリック。
まじ、「ヒステリック グラマー」か「ヒステリックおデブ」w
その強烈な声で、暴力親父が、ますます激昂し、ますます暴力に走るんで、あいだに挟まる私が、どれだけ難儀したか。。。はた迷惑な夫婦だったわよ、まったく!
父親は『千葉』県の育ちなのだけれど、
私自身、幼い頃から なじみが あった『東京』出身の人と、それ以外の関東圏出身者の しゃべりかたの微妙な違いは、身近で知っていたので、
友人なんかが、うちの親父の しゃべりかたを聞いて、「カッコイイー!」なぁんて、目を輝かせて言うのを、
「へえ?ある意味、関東ならではこその田舎臭い しゃべりかたやのに、わからへんものなんやなあ」
と、思っていた。
旧ブログや過去エントリーでも言ったことだが、
なぜか、家の主人が拵えるものという仕来りになっていた、わが家の正月の雑煮も、親父が誇らし気に作る それは、焼いて、わざわざ黒い焦げを付けたような角餅を沈めた、これまた黒っぽい汁の雑煮で、
こちとら「上方」に ふさわしき、あらまほしき、白味噌に丸餅という、縁起も良く、目にも垢抜けした、上品な お雑煮を欲していた私には、
けっしてマズくは ないし、それなりに おいしいけれども、千葉で育った親父の雑煮は、いかにも田舎っぽいと思えたほど、味も見た目も素朴なものだった。
さてさて、
ここんとこ、汀 夏子さんドップリ状態だったのに、今度はコレかいw
あんまり、こっちのほうにはハマりたくないなあという気も するのだが。。。ww
と言うのは、このコンビが所属している事務所、もっと ぶっちゃけると、そこの事務所社長の夫君である お笑いタレントが、気にくわないからです。すまんねw
なので、ある程度は鑑賞させてもらうかもだけど、残念ながら、早々に離れまっさ。どっぷりには なりそうもない。
ま、いろいろと、鬱陶しいニュースや報道が引きも切らない昨今ですから、
しばしの あいだ、フきだしたりニヤニヤしながら、楽しみましょうか。
『感電パラレル』
「ふつう、買うやろ?」
買わへんわ!!www
『セールスマン誕生』
2022.08.14 (Sun)
『その心理を聞いてみたい』の続き。
…
一人で眠るのは寂しい。。。
寄り添って、夜毎いっしょに眠りたい。。。
そんな、愛しい人の願いに応えてあげたいけれど
一人にならないと眠れないタチなのをガマンし続けて
慢性の睡眠不足に陥り、ついに自分が倒れてしまうジレンマ
寂しがりやは、ほんとうの孤独じゃない
寂しくないから孤独
…
さて、
近頃、私個人的にフシギに思っていることが、まだ あります。
それは、
世のなかには、このような人たちが少なからず存在しているらしい、ということ。
どういうことかと言うと、
『宝塚歌劇』などについて、ほぼ全くの無関心だった私が、ごく最近になって、特に汀 夏子さんや『宝塚歌劇団』を めぐる情報に触れてみれば みるほどに、
親子ほども年長の高齢女性、まあ、高齢であるといったことなどは さて置き、
自分に夫と子どもが ありながら、
その、親子ほども年齢差のある、間違いなく高齢となった女性(かつての男役スター)に対して、まさに恋い焦がれるほどの心理とは如何なるものであるか、ということ。
もっとも、若い頃から、その存在を知っていて、
そこから ずーっと、きょうまで熱心なファンを続けてきたのだという事情ならば、まあ、そんなものなのかなと、私にも理解できなくは ないのだけれど、
そういう人たちにとって、現実に伴侶たる御夫君は、どのような存在なのだろうかと、ファンの人たちのコメントなどを見るにつけても、いよいよフシギな印象を受ける。
一言で言えば、「それはソレ、これはコレ」ってことなのかね??
でも、
単なる憧憬ゆえの「崇拝」レベルにまで嵩じているのかと思いきや、
そうとばかりも言えないようで、
まさに男女間と同様の「恋情」であり、「色欲・情欲」すらも仄めかすような事実が あるのでは あ~りませんか?
ならば、
それこそ、現実に、大好きな、いや、愛してる!と言って憚らないほど、シビレさせられている男役スターさんから、
「二人で、いっしょに生きていこう」
とか、甘く囁かれたら、、、
このさい、トウチャンと別れようー!!
って、鼻息を荒くするのかいな??
このへんの心情、心理について、誰か、おせーてほしいのよ。
熱烈なファンの誰かに聞いてみようかな。
そりゃ、私のように、結局のところ、結婚や出産とは異なる道を余儀なく歩いてきて、しかも、私の場合、性別なんぞは拘泥するほどのもんではないと、あっさり割り切れているような感覚の者にとっては、同性に対する情欲すらも混じる恋愛感情が向かったからといって、べつだんの奇異も感じるところでは ないのだけれど、
現実として、夫と、一人ならずの子どもを儲けている女性については、いっぺん、インタビューしてみたいもんだ、と思うほどの不可解さが拭えないでいるのである。
ダンナさんよりも、ごひいきの男役スターさんへの思いのほうが上まわると、実際、そうだと、はっきり断言している人も いるんだもん。
それにしても、汀 夏子さんのファンたちは、とても真面目に、真剣に、全面的に、汀さんのことを思い、考え、愛しているようだと見受けます。だからこそ、汀さんも、それに大いに応えてあげたいと思ってきたのでしょうね。
さて、
汀 夏子さんは、『宝塚歌劇団』在籍当時から、このようなことを言っておられたようだ。すなわち、「わたしは一人だ」というふうなセリフなのだけれど、それだけなら、「あくまでも『男役』演出上のセリフやろ」程度に理解していたものの、
とある熱心なファンの かたによると、
近頃のショウで、汀さんは、私も好んで歌ってきた歌の一つである『誰も いない海』を歌われた、という話を目にし、、、
なんだか、涙がコボレそうになって、かなり困惑してしまったの。
これまで、自覚に乏しかったのか、あまり深刻には考えてこなかったのか、
もしかして、この困惑の涙には、
「汀 夏子」さん、あるいは「ジュンコ」さんという、往々にして、豊かなるスター性が伴う演技者のうえに招きがちな、心理的「投影」という作用が引き起こされているゆえなのだろうかと、
自分で自分に対して「困ったなあ」と思いつつ、それらしいところまで分析してみようと試みた しだいなのです。
とにかく、
「わたしは一人」などというセリフを言われると、
「そんなこと おまへんでしょ」と、冷静に受け止めるアタマの半面で、
「つらくても、死にはしない」などと、汀さんに歌われると、こぼれくる涙を押しとどめることが、、、という、われながらの珍現象に、驚愕してしまいました。
こんなことで泣くワタシやったかしら?。。。
学生時代にね、
夏の『軽井沢』に向かう夜行バスのなかで、
窓から、ふと、夜空を見上げてみたら、
山間部を走行するにつれ、空気が澄んで、大阪では見られないほどの、たくさんの星が見えてきて、
その星々が瞬く光もクッキリしてきて、私は、隣席の友人を突っつき、
「ねえ、ほら、見てみ、星が綺麗やで~」
と、話しかけ、しばし、顔を並べて、いっしょに眺めたあと、
気温が下がってきたせいで、鼻水が出てきたので、ハンカチで押さえているうちに、友人の ようすがヘンになってきて、急に黙りこくっていることに気づいた。
眠くなったのかな?とも思ったが、
「ゆうべ、急に、しゃべるの やめたね」
と、翌朝、理由を聞いてみた。
すると、
友人は、いつになく小声で、
「星を見ながら、泣いてたやろ?」
と、きまりわるそうに答えた。(ちなみに、例の、汀さんのファンですよw)
…
「はあ?わたしが??このワタシが!?」(唖然呆然)
星を、星を眺めて、涙を流すってかあ??(爆)
そんな「おセンチ」なタマかよ!?
このワタシが!!
流れ星に願掛けしようと、
「カネカネおカネ~!!」と叫ぶことは あってもw、
何年も友人づきあいしてきて、この私の どこを見て、そんな お門違いなこと言うてるのや???
と、
呆れを通り越して、怒りに近いものすら覚えたのでした。
そんな、メンタルがらっぱちの私がですよ?
「『わたしは一人』とか、寂しいこと言わないでくださいネ」
と、もはや高齢となられた夏子さん(ジュンコさん)の背中を さすってあげたくなってしまうので、やめてほしいわ。。。(涙)
なんか、最近の私、ヘンだな。
やっぱ、トシのせいで、涙腺が緩んできたのか?
…
月や あらぬ
春や昔の春ならぬ
わが身ひとつは もとの身にして
…
ものすごく久しぶりに(20代以来?)、小説でも書いちゃおうかなあ。
正直を言えば、けっして、あまり好きな作業じゃないけれど、なんか書きでも しないと、やりきれない気持ちになることも あるよね。
いま、なんとなく、私の脳裏に浮かんでいるのは、
たとえば『カイロの紫の薔薇』。
“Cheek to Cheek - The Purple Rose of Cairo”(1985)
a-ha-“Take On Me”
“Mes Mains Sur Tes Hanches” 夢の中に君がいる
(かなり音量が大きいようなので、ヴォリュームしぼってから、お聴きください)
2022.08.14 (Sun)
近年、いよいよ異常になってきたかという感のある、世界的気候変動に合わせたかのような、国内の異常な政治状況。
まあ、この国の大手メディアが、『ジミンだっぴ党』に加担して導いてきた、大概アホな国民大衆だから、異常を異常とも思わなくなってるか、異常でもエエじゃないか、どっちかなんだろう。
わたしゃ、最近は、まじで忌ま忌ましく思って立腹して、よけいなエネルギーを消耗するのも厭になってきてるので、ほぼ汀 夏子さんの過去の動画に逃げ込んでる体たらくです。
さてと、
まずは、「性自認」というものは別にしておくのだけれど、
世のなかには、女性が好き過ぎるゆえに、女性になりたいとて、みずからは男性でありながら女装などに のめり込む向きも あるのでないかと、以前から私は、クールに、と言うよりも、わりと冷たく推察してきた。
ならば、
男性が好き過ぎるから、男性になりきりたい!
と思うケースも あるのかも?という疑問が湧いてきたのである。
なりきる。。。
それは、「憧れ」ゆえ?「張り合う」気持ち?
私自身、若い時分、いわゆる「ビジュアル系」と呼ばれたロック スターの、美形な男性のファッションや雰囲気を、少しでも真似しようとした頃は あったけど。
たとえば、能の有名な演目の一つである『井筒』のような世界なのか。。。?
先日、
かつて、汀 夏子さんが『宝塚歌劇団』を退団されてから、日が浅いかと思しき頃にセッティングされた、鳳 蘭さんと麻実れいさんたち御三方で語り合う ようすを掲載した ある雑誌の記事を、ごく部分的に見ることが できたのだが、そのなかで、
「男役は しんどいよね」「なかみは、ふつうの女性だもの」と口々に述べつつ、
汀さんが、ご自身の退団について思うところを、同期であった鳳さんに尋ねる場面が あった。
すると、鳳さんは、汀さんの場合、退団すること、また、「男役」を やめることが、ほんとうに辛かったろうと察している旨を発言しておられたので、私には、ここで少し怪訝に思う部分が あったわけ。
個人的には遠からず結婚するつもりでは いても、在団中、男役を務めているかぎりで、これはカッコイイと思えた男性一般の しぐさやら雰囲気を真似、取り込み、自分のものにしてしまう「癖」みたいなもの、これは当然でしょうね。仕事上、必要なことのうちなんだから。
でも、汀さんにとっては、あくまで仕事に必要、という単純な意識の範囲とも ちょっと違うみたいだしね。
と言うのは、
『宝塚歌劇団』退団時は、多くの「卒業生」が、定番のごとく思いっきり華々しくも涙、涙の幕引きを迎え入れ、そのあとは、結婚なり渡米なり、その他の事情に応じて、新たな道や世界へ飛び立っていくということは、いかに疎い私でも、少しは知っていたけれど、
つい最近になって、やはり、もと「男役」トップ スターを務めておられたという「瀬戸内 美八」さんの講演内容をアップしている、徳島県の何かの記念講演の動画に目が留まり、
しかし、そもそもが疎い私は、
このときも、最初は、「宝塚歌劇団OG、、、ああ、名前だけ知ってたかなあ?」てな感覚しかなく、
こういう硬い感じの行事の場で、もと「タカラジェンヌ」なる人の講演って、いったい、どのような内容を話されるものなんだろうか?
と、いたって単純な好奇心のみで閲覧し始めたのだが、
それが、いろいろと興味深くオモシロかったのである。
やはり「宝塚歌劇団出身者ならでは?」
と、真っ先に感じたのが、汀 夏子さんあたりとの共通性だ。
ご本人も「ベラベラと~」と、みずから仰ってたけど、とにかくユーモラス。
私は聴覚障碍を抱えているので、多くの場合、講演会場などに おける演者が話している内容を正確に聞き取るなどのことは甚だ困難が多いのだが、
『宝塚歌劇団』OGの人たちに共通しているのかなと思ったのは、彼女たちの声が、きわだって、よく通ること、さすがの豊かな声量と明瞭さ、滑舌の良さが あること。なので、なまじなアナウンサーよりも聞き取りやすい。
会場のマイクを、スタンドから外しちゃって、今にも踊りだすのでないかと思われるほど活発に、前後左右を頻りに動き回りながら、
「私は70歳になります!」
と、関西弁(正確には、阿波・徳島弁?)むき出しにハキハキと話される瀬戸内 美八さんの お声が、マイクに よく入っている感じで、
そこへ もって、
瀬戸内さんの お話ぶり自体が、非常に明快にして、ユーモアに満ちたものだったので、時々フき出しつつ、結局、最後まで、興味深く閲覧させていただいたわけなのだが、
まず、ご年齢を お聞きして、エッと驚いただけでは済まず、
かなり長時間に わたった お話と質疑応答を、最後までテキパキと元気よく終えられたあとは、すみやかに、演台を どかすべく、主催関係者の人たちに依頼、このあと、何を始めるのかしらと思ったら、
「1曲!」と、おっしゃったにも かかわらず、瀬戸内さんの生徒さんたちが、短いダンスを可憐に披露されているあいだに、サーッと早変わりして再登場の美八さん70歳は、アッと驚く、全身鮮やかな赤いドレス姿になっていた。
ロング ドレスの裾の後ろに施された、大胆なスリットからチラチラと覗く綺麗なオミアシと共に、スマートなボディラインも あらわなセクシーぶりを振り撒きつつ、ディナーショウさながらに、やっぱり、舞台から客席へ降りられて、精力的に歩き回られながら、結局、つごう3曲ほどを、朗々と歌い上げられた。
『宝塚歌劇団』出身の人たちってのは、たとえ高齢に なっていようと、いっつも、こんな感じで大サービス振り撒きはるのやろか?
と、ほとんど驚嘆して眺めた、虚弱な私でした。
でもね、
瀬戸内 美八さんは、お話の最後に、聴衆からの質問にも答えられ、「篤志面接委員」なる、協力されている社会福祉関係で知ったという、虐待そして少年院コースという、あかちゃんの頃から恵まれない人たちの現実存在のことも、ズバリと指摘されておられましたよ。
そして、もう一つ、印象に残ったのは、
「男役」として在団していた当時の活動が、女性の肉体にとって限界と言えるほどの過酷なものであったということ。
これ、『宝塚歌劇団』の大ファンである人たちが、えてして、自分の娘にも!という願望を持たれることが少なくないようなのだけれど、こういう側面が ある現実も、しっかりと踏まえておくべきじゃないのかなぁ?
一般の観客には、華やか軽やかな表向きしか見えないのだからね。
私ね、
歌劇団の公演って、1ヵ月以上も続くのだと聞いて、その準備段階からしてが、激しい訓練・練習の日々が あるわけだから、それこそ、生理中どうなるの?と思って、少しだけ調べてみたところ、
「男役やってたら、生理は止まる」
などと述べているものも あったので、それってマジ!?と、ビックリしたんだけど。
まあ、やっぱり、いろんな面で、いわゆる「体育会」系ってやつ?
ヒエラルキー世界、軍隊さながら?
こんなこと言ったら悪いかもやけど、
昔の『宝塚音楽学校』の寮ってのは、どんなやったのかなあ?と、これも、ちょっと調べてみて、
「げげっ。女子刑務所か?」
と、思ってしもうた。スミマセン;
ああいうとこに入る女の子たちの殆どが、裕福な家庭の、お嬢さん育ちだとかも聞いてたから、
「こんな、女子刑務所なみの生活って、とてもやないけど、ガマンできへんのと ちゃうん??ワタシなんかですら、ものの三日で逃げ出すわ」
と、思ってしまいました。すんまへん;;
「男役」としては不利であったであろうに、主席で卒業したという、小柄で華奢な汀 夏子さんの、あっぱれな根性よ。。。
んで、1ヵ月以上も続く公演でしょ?
今しがた、歌い踊りまくってた舞台から、いったん退いても、替えるもん替えて、すぐに出なアカンやんか?
ふつうにトイレ行ってる余裕すらも ないんちゃうの??
と、私のアタマのなかは疑問だらけ。
瀬戸内 美八さんも、『宝塚歌劇団』の前の、一般の学校時分に「体操」やってたと言っておられたが、そういったスポーツの世界でも、練習の激しさゆえ、生理が止まって、、、という話は、時々聞くもんね。
それだから、鳳 蘭さんみたいに、結婚するんや、子ども産むんやと決めてる場合は、適当なとこで区切りつけて退団せえへんことには、「女性の限界」超えてしまったら、あとあと困るがな?とも思った。
せやから、
歌劇団やめるのも、男役やめるのも、つらい~って泣いてはったという汀さんが、ますますフシギに思えたりするわけやねん。
そんなキッツイとこに、まだまだ、ず~っと居りたかった、というんだからなあ。
そう言えば、鳳さんって、ご結婚のために退団されるとき、
「わたし、そういうふうに育てられてるから、ごめんね~」
と、ファンたちに謝ってはったの憶えてるけど、
「バトラー」役か何かのとき、口髭を付けることになったからって、実家の おとうさんに謝ってはったよね(笑)
【続く】
2022.08.07 (Sun)
『【続・続】カノジョをマンゾクさせられるか(ハア?)』の続き。
もう一つの話題、
「男子高校生がナプキンを体験」とかいう見出しだけを見て、
これまた思い出したのは、今度は親父のこと。
そう、
お肌の手入れを怠りなく、常に、女性用の高級スキン ケア製品ご愛用だった親父ですよ。
女のような肌だ髪だと言われ、
ウキウキと、よろこびに浸っていた、親父ですよw
その親父はね、ナプキンも愛用していたのです。
ええ、女性の、生理用品ですよ。
なぜか、って?
「痔主」だったからですww
その原因が、また、女性に ありがちな、便秘症体質だったかららしいんだけどwww
どんだけ女やねん!根がスケベイのくせにwwww
話を戻すと、
親父だって、さすがに、最初から、女性の生理用ナプキンを使っていたのでは ありません。
もともとは、適当に、おトイレの紙を折り畳んで、お尻に あてがっていたw
で、時々、どういうわけか、落っことすんですわww
親父のソレであると、いちいち確かめるわけじゃないんだけども、
いつだったか、少々の血(!w)が滲んだ紙を、家のなかで見つけたことが あって。
なので、
室内で、それらしい紙が落ちていたら、これは親父のだと、察することは何度か あったわけw
ある日も、部屋のなかに、それっぽい紙が落ちているので、またかよ?と、思いつつ、慎重に確認してみたらw
血(!w)などの汚れの類は全く見えないので、ならば、割り箸なんかを使うまでもなくwwこれは、親父が落っことしたのでは なさそうだな?と思い、そのまま放っておくのも なんですから、まあ、いちおう、素手でw拾って、ゴミ箱に放り込みました。
親父は、近くで、新聞を読んでいるフリしながら、私の行動の一部始終を、こっそりと見ていたらしいw
で、その後、母親が部屋に入って来たときに、哀し気に訴えていた。
娘の私が、落ちている「紙」を拾う前に、一瞬、躊躇っていた!
俺が落としたんじゃないかと疑わしく思ったらしい!とww
かきくどく訴えを、いちおう聞いてやった母親は、
「まあ まあ。それでも、結局は拾ってくれたんやろ?それでエエやんか」
と、なだめていたがw
そのあたりからだったかなぁ、
親父が、女性の生理用ナプキンを積極的に使うようになったのはww
まあ、単に、トイレットペーパーなんか挟んで歩くよりは安心だもんねwww
「タンポン」は さすがに、、、だろうけど(爆)
あーあ。。。フッ
聞くところによると(何かで読んだのかも)、
女性になりきって生きてる男性たちが、敢えて「生理の日」というのを、みずから設定し、その日は終始、ナプキンを当てておくらしいのだけど(無意味やろ?と、部外者は思うけども、まあ、当事者の気持ちの問題か?)、
ある意味、うちの かわいそうな親父のほうが、だんぜん切実でしょ?w
ぜったい、女性用の化粧品でなきゃ!と、お肌の手入れに拘っていた親父が、ついにはナプキンまで使い始めたのを見て、わたしら母子は、
「おとうさん、これから、トシとるにつれて、ほんとうに、どんどん女性化していきそうやなあ」
と、ひそかに心配していたもんですわw
いや、まあ、一般的な、生まれつき男性または女性が、生まれつきの性を捨て、わざわざ性転換して、もとは同性だった相手と結婚することも あるのだし、
そうかと思えば、
生まれ持った性に対し、とくには違和感も なく そのまま、それでいて、恋愛対象は同性に限る、って人も いるわけだね。
ほんとうに、心底、男性または女性にしか、恋愛感情を持てないという観点で絞れば、
もと男性だった、もと女性だった云々、同性愛なのか異性愛なのかを云々しても、あまり、意味はないってことになりそうよね。
なかなか、ややこしい話ね。
まっ、とにかく、
わが『日の本』にはですね、
かの『葉隠れ』とか『男色大鑑』とか『菊花の約(雨月物語)』などなどが勢揃いしておりまして、古代ギリシャと相通じる、『衆道』なる伝統精神も ございます。
であるゆえ、同性愛を忌避したり、蔑む資格は ないわ!わかりましたか?わかったか!
女性の同性愛についても、大昔から、実際に存在したこと、これも自然の摂理のうちである旨、かの『シェヘラザード~千夜一夜物語~』にも、ちゃんと明記されております。
『天国の見知らぬ人』
2022.08.05 (Fri)
『【続】カノジョをマンゾクさせられるか(ハア?)』の続き。
ところで、
はや、ン十年前だけど、私、いわゆる「BL」ものなら、『マジで欲しけりゃモノにしろ!(マジ☆)』っていうシリーズのライト ノベルが特に、お気に入りでした。
当時の私の職業が、登場人物の職業と同じ分野だったりで、親近感を持てたのも あり、どじカワな主人公「三紀和彦」に惚れてしまう、とことんクールかつ情熱的な「高岸アキラ」のコンビが、ときに悩んだりしながらも、全体カラッとカッコよく、ユーモラスでも あったので、とっても楽しく読めました。
私もガンバって、BLとか書いてみようかなんて思ったりしてたなあ。
ちなみに、
かつて、実際に書きかけの小説が ありまして、それは、「BL」に相当する内容のものだったのだけれど、先のエントリーでも再度述べたところの、同僚の美青年も、若い頃の私と同じく、映画などの原作やシナリオ作家を目指して修行中というので、私の、書きかけになったままの小説の話を したところ、その構想を、ぜひとも譲ってほしいと言われたので、承諾しちゃった。
直接は見てないので、私は知らないんだけど、
近頃の話題では、『おっさんずラヴ』とかいうドラマが あるそうよね。
信じられへんけど、現実として、あの汀 夏子さんも、もう「後期高齢者」だからね(汗)
あんなに可愛カッコよかった汀さんに、いまごろになってトキメいているババアのアタクシ。。。(汗×涙)
「バアサンずラヴ」かよ!(大汗)
ううっ(涙)「おっさんず~」よりヒドイ、いや、凄いかも(滝汗&涙
)
つらい~(涙涙)
どや?前代未聞級やろ?(急に居直る)
おらおら~wババア陣を舐めるんじゃないyo!?ww
まじめな話、
私が20歳代の頃には、映像技術全体も飛躍の向上を遂げていたから、こんにちになって、数十年前くらいに撮影された動画を見ても、かなり鮮明なものが多く、だから、わりと近年に撮影されたばかりのもののように見えるのよね。そのせいで、よけいに、汀さんたちの今の年齢が信じられない。
ここで、またもや夢想、妄想に入ります。
もしも、あの頃、私も「タカラジェンヌ」だったなら、そりゃもう、娘役がイイわよ、汀さんの相手役でネッ!
私のほうが、身長は もう少し高いけど、でも、気にしない。
あの麻実れいさんだって、汀さん相手の娘役やったこと あるんだもんね。さすがに身長差すごかったけどw
あたしだって!アタシだって!、、、ううぅ
いや、でもね、
むかしから、汀さんの大ファンという、筋金入りの女性ファンは、『宝塚歌劇団』在籍当時の、汀さんと「娘役」スターさんのラヴ シーンのことで、
「ひっつき過ぎー!!」って、めちゃ怒ってたよ(汗)
「このトシになって、お恥ずかしい~」と言いつつも、
40数年も前の嫉妬がメラメラと、よみがえってくるんだそうな。
怖いですねえ~(汗×2)
特に汀さんのファンって、コワイ人が多いんですってさ;
娘役の苦労って、こういうところも、かな??
あ、だから、汀さんは、娘役相手を固定しなかった、とかなの?
もしも、汀さん相手の固定娘役に抜擢されたら、、、
あたしなんか、「勘弁してください!!」って、必死で辞退するかも。
だって、汀さんとラヴ シーン1回やるたびに、
藁人形にカーンコーンと、、、ガクブル
こんな怖ろしいめに遭わずに、固定の恋人役が できるとしたら、、、
それこそ、同じく男役だった麻実れいさんくらいでしょうよ。ヒエ~
他にも、
『宝塚歌劇団』往年のスターが、「自分の夫より好き!」とかw
かつてのスターさんとスターさんの組み合わせで、
「△ちゃんのダンナさまが、□※さんだったらイイのに」
などと、
いろいろ、ゴム、いや、ご無体なことを のたまってるファンの かたたちも おられましたがww
だって、その「△ちゃん」「□※さん」、お二人とも、現実に、結婚されてるですよ?
それぞれの御夫君の立場は どーなるのよ?www
いやはや、迷惑メールを切っ掛けに、ヘンな思索に耽ってしまった。。。
直近の記事で、見出しだけとか、本文のほうもササッと読んでみたりした話題のうち、
一つは、かつて、バレーボールの選手だった女性が同性愛で、同性のパートナーが云々とかいう内容なんだけど、
「ヤフゴミん」のなかには、
「異性・同性は関係ないんだよな、結局、顔なんだよな」
などという、
ヒガミむき出しのコメントも見受けられたがw
なるほど、たしかに、ご本人、ととのった容貌で いらっしゃり、そのへんの取り沙汰についての話を読んでいて思い出したのは、うちの母親ね。
後年のような、甚だしい おデブじゃなく、芸能界にスカウトされたこともある若い頃は、出るとこはバンと出て、キュッとクビレてるグラマーでも、全体はスラッとしてるのみならず、まじで「ギリシャ彫刻」にも負けてないとか、『インド』から来日した女性たちに、「私らと似てる~!」などと言われたくらいに、彫りの深い、およそアジア人離れした容貌だったのだけど、
そんな母親に、むかし、自分自身の顔のこととか、母の妹である、軽薄な叔母のように、容貌を鼻に かけたり、自慢に思ったりってことなんかが あるか どうかを、一度、聞いてみたのよ。
母親は、少々の侮蔑と冷笑を含んだ表情で、こう言い放った。
「顔のことなんて、いっさい、気にしたこと ない」と。
これは要するにね、
少なくとも、顔で悩んだことなんて、ただの一度も ないし、
つまりは、悩む必要なんてものが全く ないから、全く、気にせずに生きてきた、それだけだ、って。
ある意味、すごいでしょ。
実際、
うちの母親を見た人は、往年の、あの有名女優に似ている、とか、
まさに大女優のよう、などと、評されることも多々だったんだけれど、
ところが、本人自身は、
「わたしは、樹木希林さんに似ている」
と、本気で思っていたのである。
【続く】