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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2016.03.08 (Tue)

長いわりに、聞くほうも答える側も共に、読者が知りたい肝心なところへの踏み込みが、ちと足らーんw

国際弁護士・猿田佐世氏 予定調和の日米関係を打破すべき
201637

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176514

 

この記事で、疎い私個人的に初めて知って、「へえぇ?」と思ったのは、下記の部分くらい。

日本は、とにもかくにも、「ロビイ活動」が下手くそだとばかり聞いてたから。

 

~でも、彼らが自分たちの意向を米国の意向として日本に押し付けているかというと、それだけでなく、実は日本の意向もある。日本政府は莫大な資金を米国のシンクタンクに提供したり、米国でロビイング活動をしたりしています。~

 ブルッキングス研究所には日本大使館から2900万円(2013年)、JICA(国際協力機構)から2500万~3000万円(2012年)、CSIS(戦略国際問題研究所)には日本政府から6000万円以上(2014年)と、米国側が公表した数字はありますが、知り合いの新聞記者が日本の各省庁に取材したところ、日本からそういう数字は出てこなかった。出どころが不透明なんです。日本政府が2013年までに3年間で1億3600万円を払ったロビイスト事務所はTPP推進議員連盟を米国議会内につくってます

――TPPも米国からの外圧のように報じられていますが、日本が議員連盟をつくらせたわけですか?

 

 

 官僚はすごく優秀だし、懸命に仕事をしておられる。ただスムーズな日米関係こそが国益に資すると考える方が多いのではないでしょうか。

 最終的には日本政府が「辺野古しかない」という選択をしているんですよ。アーミテージ氏は「ダメなら代替案を出せ」と言っているし~

沖縄返還交渉の時に日本政府が「返還してほしい」と言わないので、「返して欲しいならそう言ってくれ」とわざわざ言ったそうです。忖度なのでしょうが~

 

 

 米国は日本のことをとても与しやすい国だと思っているでしょうね。近年日本が従来の日米関係から少し踏み出した政策を打ち出したのは鳩山首相の時くらいです。だから、5~30人の知日派、エキスパートがいれば十分なのです。

 

たしかに、「与し易い国」なのだろう。それは、信頼に値するかどうかとは、また異なるもんね。

 

なんせ、わが小国の閣僚は、こんな狭い国内の、自分の受け持ち箇所の地名すらも読めないときてるんだからw
あれだけの大国その頂点に立つ人と直属スタッフには、いちいち日本にばかり細かい関心も はらえないだろうし。

 

ただねえ、

鳩山が、アメリカ怒らせたー!けしからん!!

とかって、アメリカ人と結婚してアメリカ在住だという
(私に言わせりゃ)
もと日本人」たちが、

というのは、

このひとたちは、私が旧ブログを やってた産経系の運営サイトのブロガーたちだったわけけどw

そりゃもう、もの凄い勢いで、鳩山バッシングしてた。

 

まあ、あの頃の私はというと、
産経シンブン社というものの立ち位置さえ、ほぼ全く承知していなかったもんで、とにかく面喰うばかりだったww

 

 

(ネットウヨどもは、さもミリオタっぽいながらも、実際の知識に乏しいのは自分だという自覚なしに言ってるのか、あるいは、実は、日本を潰したいという願望とモクロミを秘めていて敢えての焚きつけ投稿なのかは分からないけど)

オバマ大統領も、米軍にとって本当は、グアム移転のほうが、純粋に軍事的には つごうがいいのだと言ってたそうだし

(そりゃそうだわね、ふつうに考えても、まず、近過ぎると動きにくいわな。尖閣の現地に基地造れと言い募るバカも多いけど)

日本への対応について、実際には、いわゆるジャパン ハンドラーと呼ばれる少数の人たちが主に牛耳っているということも、私みたいな疎い者でさえ、まったく知らないではないのよ。

 

なぜか、日本側の特に自民党政府ならびに外務省が、ケッタイな動きばかりしてきたということも聞いては いる。

で、それは何故なのか?

ということを一番、明らかにしてもらいたいと、ずーっと思ってるんだけど。

 

 

私なんかでも、このニュースの見出しを見たとたん、「まーだ、こんなこと言ってるのか」とウンザリしたのだが。

米「辺野古が唯一の解決策」
米国務省「辺野古への移設が唯一の解決策」
201635() 931分掲載

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6193474

 

米「辺野古が唯一の策」 日本政府と県の再協議注視
201634 1857

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016030401002116.html

 【ワシントン共同】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設をめぐる代執行訴訟で4日、日本政府と沖縄県の和解が成立したことについて、米国家安全保障会議(NSC)のカギンズ副報道官は「日本政府と連絡を取り合っている」とした上で「(名護市)辺野古への移設が唯一の解決策だ」と重ねて強調した。

 米政府は移設計画の遅れがアジア太平洋の米軍再編計画全体に影響してはならないとの立場から、日本政府と沖縄県の再協議を注視している。

 米海軍省高官も3日の下院歳出委員会の小委員会で「移設計画は日本政府が強く支持している」と表明。「計画は日本政府が管理している」とも指摘した。

 

【なお、各社記事抜粋部分の文字強調は、当ブログ主による】

 

おお、出たなw「属国の理由」ww

 

 

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Updated   
2016.03.06 (Sun)

【旧ブログの記録より】

哲学詩の続き。

一昨日あたりに、

「哲学とは、フシギ発見!のこと」

とか書いたのだけど、金子みすずさんの、この詩は、まさに、そのことを詩っていると思う。

 

「不思議」

……

わたしは不思議でたまらない
誰にきいても笑ってて
あたりまへだといふことが

 

 

「薔薇の木に薔薇の花咲く なにごとの不思議なけれど」フシギだな!

http://www2.tbb.t-com.ne.jp/tarita/page16.htm


 

そして、この作品、まさに哲学者、思想家としての視線だ。

 

「わたしと小鳥と鈴と」

……

鈴と 小鳥と それから わたし
みんな ちがって みんな いい

                   

 

 

「つもった雪」emoji

上の雪
さむかろな。

下の雪
重かろな。

中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)も みえないで。

 

 

「土」

……
ぶたれぬ土は
ふまれぬ土は
いらない土か。

いえいえ それは
名のない草の
おやどを するよ。

 

 

「日の光」emoji

 

おてんと様の お使いが
そろって空を たちました。
みちで出会った みなみ風、

(何しに、どこへ。)と ききました。

……


のこった ひとりは さみしそう。
(わたしは「かげ」を つくるため、
やっぱり一しょに まいります。)

 

http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/misuzu0,.htm

 


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カテゴリ: コラむ 

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Updated   
2016.03.06 (Sun)

【旧ブログの記録より(少々加筆等あり)

哲学詩~みすずさん                   2010/10/26 06:12

味噌にも音韻波長の効果ってことかな。

乳牛にモーツァルト聴かせると よく乳を出すとか、そういう話、もう ずいぶん前に、テレビでやってたわ。

 

 

「大漁」

 

朝焼け小焼けだ

大漁だ
大羽鰮(いわし)の

大漁だ

 

浜は祭りの
ようだけど
海の中では

何万の
鰮(いわし)の弔い

するだろう

 

 

私も子ども時分は特に、こういう傾向の感性があったので、この詩には、一読して胸が詰まる感じがした。

あるいは また、この作品のような発言を忌み嫌う人もあるだろう。(私の身内には、そういう者が多い。)

けっこう有名な人だったと思うけど、どなただったか、この詩を読んだ人が、

「この感性では、とうてい長生きできなかっただろう」

とか おっしゃってた。

 

たしか、金子みすずさんは、自死なさったのだっけ。。。

 

 

「お魚」

……

けれども海のお魚は
なんにも世話にならないし
いたづら一つしないのに
かうして私に食べられる。

ほんとに魚は かはいさう。

 

          

この詩は↓今回初めて知った。

 

「鯨法会」

……
はまの お寺が鳴るかねが、
ゆれて水面(みのも)を わたるとき、

村の りょうしが はおり着て、
はまの お寺へ いそぐとき、

おきで くじらの子が ひとり、
その鳴るかねを ききながら、

死んだ父さま、母さまを、
こいし、こいしと ないてます。

海の おもてを、かねの音は、
海の どこまで、ひびくやら。

 

 

こういう感性って、「青い目の お人形」という童謡にも みられるものだ。

 

青い目をした お人形は

アメリカ生れのセルロイド

日本の港へ着いたとき

いっぱい涙を浮かべてた

「私は言葉が分からない。迷子になったらなんとしよう

やさしい日本の嬢ちゃんよ

仲良く遊んで やっとくれ

仲良く遊んで やつとくれ

 

http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-aoimenoningyo.html

「青い眼の人形」は大正12年、野口雨情によって作詞されましたが、<セルロイド>という歌詞があるところから、キューピー人形から想を得たと思われます。これに本居長世が作曲して国内で大流行し、アメリカ公演でも歌詞と相俟って、“Blue Eyed Doll”と呼ばれ、大盛況だったようです。

しかし、青い眼の人形のイメージは何かしらフランス人形的なものが想起されます。これはこの曲の5年後の昭和2年、アメリカから親善使節としてパスポートや切符付きで送られてきた、12,000体ものビスクドール(ジュモーなど)人形などのイメージでしょう。即ち、この曲とこの寄贈された人形には直接の関係はありませんが、贈られて来た人形たちが<青い目の人形>と呼ばれたのは、間違いなくこの曲の影響でしょうし、戦後、この戦争を乗り越えてきた青い目の人形が発見される度に、新聞報道され、青い目の人形=フランス人形のイメージが定着したものと思われます。

こういう心温まる民間の交流も、イケイケドンドンの人たちによって、わずか10年ほどで、日米は犬猿の仲となるのです。

 

 

当時を知る91歳のかたのサイトだそうだ。
この世代の生きた声は、どんどん消えていく。。。

私も、あとで、ゆっくり拝見するつもり。

http://www.urban.ne.jp/home/safuro/ongaku34.htm

 

http://www.dokidoki.ne.jp/home2/furusato/sousei/ningyou.htm

 

http://www.padoma-net.com/chichibu/ningyo/aoime4.htm

 

http://www15.ocn.ne.jp/~marifu/html00805.html

 

【この項、続く】

 

 

Updated   
2016.03.03 (Thu)

かねてから聞きたいと思っていたことの一つに、

「ヤフコメ」あたりを眺めていたら、これにもドドドっと付く、

「親を死刑にしろー!!」

あるいは、

「子どもに やったのと同じことを してやれ!!」

という類の要望コメント。

それの理由が、虐待された子どもが、あまりにも可哀そうだからと言うのだが、

「ネトウヨ」(その殆どは、自民党と安倍政権支持者であることが分かるし、『日本会議』の主張に共通した内容のコメントを並べる(そう、一人で何人分も装って)ところを見るにつけても、やはり、ああした連中の主張には、浅はかさと不審と疑問を感じるのだ。

 

 

それは、私も虐待された側としての経験に事欠かない身なので、親側に対する強い憤りの感情は、むろんのこと理解できる。

だが、
ああいう「ヤフコメ」(
同時に「2ちゃんねる」常連でもあろう)連中の、
「虐待された子どもが可哀そう」と本気で思っているのやら、甚だ怪しいもんだという不信感を持たずにいられないのだ。

 

だって、

いわゆる全体主義的縛りを(無自覚にせよ)渇望するパターナリズム的根性である愚衆

あの連中は、

「自己責任」とて弱者叩きが、三度の飯よりもウマいと感じてるんだろうに

 

一つ、聞きたいと思うわけ。

すなわち、虐待された子ども(子どもに限らずだが)、この子どもたちが、なんとか奇跡的に生き延び、成人してのちも、残念ながら、家庭を持つ気になれなかったり、自分の子を持つ気になれなかったり、つまりは、
「家庭」や「家族」とか「血縁」「地縁」といった人間関係や組織体を、心底では信用できないし、価値を置く気にもなれないままとしたら、

「ヤフコメ」
(同時に「2ちゃんねる」常連でもあろう、その殆どは、自民党と安倍政権支持者であることが分かり、『日本会議』の主張に共通した内容のコメントを並べたてる連中)
のアンタがたは、自分たちとは真逆の価値観であろうゆえに、

つまりは(繰り返して述べるが)

「家庭」や「家族」とか「血縁」「地縁」といった人間関係や組織体を、心底では信用できないし、価値を置く気にもなれないでいる(かつての)子どもたちを、責めまくることにもなるのかな?という不審だ。

 

 

ごく最近、個人的なことで、ちょっとした或ることに気づいた。


世間で報じられる虐待事件の記事に伴って時おり載せられる、被害当事者の子どもの写真等を見かけるたびに、

「この年齢の子どもが、こんなに暗い眼や表情を するものだろうか」

と思わずにいられないし、そのたびに、胸が詰まるような思いを してきた。

このような暗い眼や表情は、戦争や内戦時環境の ただなかに置かれた子どもたちにも共通して見受けられる。

 

ところで、私自身も、幼い頃の、正確には、父と、その連れ子たち(一回り以上も年齢が離れた義理の姉や兄)と、いよいよ一つ屋根の下で暮らし始めた頃の写真の自分自身の表情が、それに近いものを漂わせていたことに、本当に、つい最近になって気づいたのだ。
(どこか不安そうな、同時に、どこか悲壮感に伴い、ある種の諦念感すらも滲む、なんとも侘びしげな表情と言ったほうが、より正確かも)

 

自分の事でも、なんとなく見過ごしていることが多いのだなと、あらためて思った。

たまたま、優しい他人たちの記憶だけで、じゅうぶん満たされていた、私の人生最初の出発点、その、ほんの僅か1、2年のあいだだけが、私にとっては平穏な時代だったのだということには、早くから自覚していたのだが。

その、たった1、2年すらも持ち得なかったなら、はたして どうなっていたことやら。

背筋が冷たくなる思いもある。

 

だって、肝心の親たちの記憶が、当時の私には、ほぼ全くと言っていいほど、ないのだから。

先日のエントリーでも述べたように、「奇跡の記憶力」を持っていた私をして、こと、父に関しては全くの空白だ。その おかげで、辛うじて、理性を失わずに済んでいるのかもしれない、と思えるほどではあるのだが。

 

皮肉なことに、
私の母親も、自分の親なんかより、他人のほうが よっぽど、、、というのが、彼女自身の人生への感慨としての口癖だった。

もちろん、母と私とでは、人生の軌跡からして全く異なっているけれども。

 

【続】「女のアパート」と「ため息」

風信子どこへ【旧“Eine Prinzessin des Lichtes”より】

 

 

Updated   
2016.02.29 (Mon)

【旧ブログの記録より】

コンキスタドール                      2010/11/19 07:57

このニュース記事は、すでに見かけていたのだけど、エントリーするのは気が進まなかった。

 

やめて!!と叫ぶことは

残酷、と呼ぶことは いけないことなんだろうか。

日本にだって、国内外からの評判が悪い、「残酷」な風習がないわけではないけれど。

すぐに やめてほしいというのは 失礼なんだろうか。

 

闘牛も、どこがいいのだか、幼い頃から怖ろしくて理解不能だった。

 

子どもの頃に読んだ『ドリトル先生』にも出てきたっけ、
スペイン人は、闘牛をやる点だけが残念だ、みたいな。

 

 

炎のなかで立ち尽くす牛は何を思っているの

 

 


関連ニュース
モ~勘弁? 伝統の「火の牛」(2010/11/16)

カテゴリ: 世界から  > 世界の話題 

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モ~勘弁? 伝統の「火の牛」(11/16 01:42)

 
       
 

【追記】
民俗学的領域になるのだろうが、心理学的にも、
どこの国や地域においても、こうした類の風習を見聞するにつけ、

この世は惨い所ゆえ
(それは、肉体すなわち、どこまでも完全に物質の世界であるということ、誰しも、これを逃れることは できない)

大昔の人々の、自然界に対する深い深い恐れと、強迫観念の域に達したかのような凄まじさをも感じさせられる。