2021.02.11 (Thu)
『「文系」か「理系」か』の続き。
さて、
過去エントリーでも触れてきたように、
私は、自分でも、まあ「文系」には違いないのだろうと思っている。
と言うのも、
親にも教師にも、職場の上司など周囲からも、「文才」が あると見做されてきたから、じゃあ、そうなんだろうなという単純な理由だ。
ところが、
大きな声では言いたくないが、以前にも言ったとおり、
わたしゃ、「文法」がサッパリ分からんのですよw
ついでに、
文章を書くことも、どっちかと言えば、キライなんどすww
とにかく、めんどくさい。
人間相手に、ものを伝え合うほど、手間が かかって、うっとうしいものは ないwww
文法としては解しておらないとして、「てにをは」なんかの用い方は、ほぼ直感ですわw
要するに、言わば、ことばの「絶対音感」に近いようなもんで。
と言うよりも、
論理構築のうえで、ぜったい外せない「てにをは」が狂ってるような文章を読むと、まあ、単なるポエムの類なら、これは これでオモシロいかもなと許せても、
真面目に扱わないと いかん場合のものは、あたま痛くなってきて、時間も とられて、イライラするからw
長短は、関係ないんだよ。
おらおら~なにが言いたいんじゃ?おめーは!と叫びたくなるのでなww
うちのブログ、時々、かなりの ご無沙汰になるでしょ(苦笑)
もともと、あまり好きでは ないんだから、ましてや、体調悪いとか、他に用事が あったら、どうしても、更新するの後回しだわwww
でね、これも、過去エントリーで述べてあるけど、
じつは、「文系」じゃなく、あなたは「理系」、と言われたこともあるわけ。
そう言われれば、振り返ると、
テストなどで、単純計算の問題はボロボロなのに、文章題だと、正解が出せてる。
ただし、公式はナシでw
なので、ルートはハチャメチャに見えるだろうww
そして、数学のなかでも、大概の優等生ですら難儀するという「集合」論は得意なのだった。
そんなわけで、学校時分は、先生がたの あいだで、謎を呼ぶ「宇宙人」だったわけさw
おまけに、
先述したように、「文法」を理解してないし、書くのもキライときてますからなあ。
ヘタの横好きは当てはまると、われながら思う。
が、
「好きこそ ものの上手」云々は、私には当てはまらないようだ。
誰か おせーて。
私は、「文系」なの?「理数系」ですかね??
さて、
最近、かの太宰 治先生の学生時代の成績表が再発見されたという話題が ありました。
まさに「文武両道」、やはり優秀だったんだなあ。。。さすが さすが。
「ヤフゴミ捨て場」では、ヤフゴミんたちが、さっそく喰いついて、「文系」とは「理系」とは「文学的才能」とは、などと、各自お説を開陳しているけれど、
私が、ここで述べたように、そう単純・簡単な話じゃないと思うのよ。
ただ、
どちらかと言えば、「理数系」タイプの人の文章は概ね、やはり論理的な傾向で、それだけスンナリ分かりやすいと感じることが多い。
もちろん、いわゆる「地頭」は総じて良いほうのはずで、
そこへ持って来て、柔軟な想像力などが豊かだと、「鬼に金棒」ってもんだわね。
ゆえに、「理数系」の人は、幅広くツブシが利くケース多しと思う。
そこへいくと、
純然たる(?)「文系」タイプって、「地頭」必ずしも良いとは限らないのだしw
それどころか、アタマ悪くて、単に妄想してるだけのことでも、「あたくしは文系で ございますので」と名乗れるからねえww
なんせ、ツブシが利きにくいw
おまけに、へんにプライドだけは高かったりするww
ただの無職でも、アーティストのつもりだったりwww
まあ、だいたいのところは単に平均的な人までをも、とりあえず、日本語わかるなら、まずまず「文系」タイプなんだろうなと、分別箱のなかに放り込んでおいても、大きくは外れないかな?w
でも、根っから「理数系」の人で、多少ヘンな人?となると、これが また、ガチの変人が多いような印象が あるな、まあ、これは偏見か?ww
ま、かく言う私自身、いちおう「文系」のオモテ看板で生きてきたもんですから、われながら泣けてくるわいwしくしく
でも、やっぱり、
そもそもが、ほんとうは「文系」「理数系」の、どちらにも入れないんだろう、とも思うの。
このことで泣くべきだろうか?おーんおお~ん(号泣)
とまれ、
太宰の文章には、独特なユーモア感覚が あり、かつ、人間心理の鋭い洞察力が随所に光り、泣き笑いのヒューマニズムが流れている。
なんと言っても、全体にイキイキしていて、りくつ抜きに、ぐいぐい読ませる勢いが ある。
太田治子さんと おっしゃったか、太宰の愛人の一人だったという女性の娘さん、そのかたが述懐しておられたけれど、
彼女の母上の生前、何かのおりに、わが子の父でもある太宰を評して、「あの人は、たいへんな勉強家」
と、尊敬を込めて褒めちぎっていたという。
なんだか、太宰に利用されたみたいな、あまり大事に されなかったらしいのに、心底、惚れてたんだねえ。
太宰 治は、「人格障害」だったという説も あるね。
私が初めて、彼の写真を見たとき、なかなかハンサムだし、眼が綺麗な人だったんだなという第一印象を持った。
内外とも、いろんな好条件を備えているうえに、
一筋縄では いかない性格も、かえって魅力になって、
そりゃ女性にモテたんでしょう。
死ぬ気で恋愛してみないかい、だって(笑)
受ける女のほうもスゴイわな。「戦闘開始」だとかって。
その点、私は根が冷酷なんだろうけど、
「は?あたしゃ厭よ。あなた一人で死んだら?」
とか言い放ってしまうだろうなw
私が学生時代に幾つか読んだ太宰作品のなかでは、
『人間失格』だったと記憶しているが、なんとも言えないペーソスとピリッと辛辣な自虐とが絡み合った文中、ひときわの滑稽みを表現した箇所に差しかかって、こらえきれず笑いだしたことが ある。
これと どこか似た、屈折したユーモア感覚は、ドストエフスキーの『地下室の手記』でも感じて、自室で寝転びながら読んでいて、大笑いしたのも憶えている。
ただ、ドストの それには、さすがに、太宰のウェットさは微塵も なく、徹底的にドライな厳しさに貫かれていたけれど。