2014.05.02 (Fri)
『セル・オートマトン』
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セル・オートマトンのシミュレーションには有限の格子を使うことが多い。2次元の場合、無限の平面ではなく、有限の四角形で表される。有限の格子での明らかな問題は端のセルをどう扱うかである。端をどう扱うかが格子全体のセルの状態に影響を与える。
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(笑)
子どもの頃、刺繍や編み物に興味を持ったとき、端っこの始まりと終わりを どうすんだ?と疑問に思ったのを思い出したw
宇宙の開始問題にもヒントがありそうな感じ?(笑)
かつて、あのQAサイトでの回答に、この「セル・オートマトン」の事例を示したところ、「bragelonne」爺さんと その手下みたいな役回りの「primeape(Flareon)」にはサッパリこと理解できなかったようで、あべこべに、ケンカ売られて、非常に不愉快な気分を味わうハメになったことがあったw
さて、
「激動の世代」というと、私の父親の世代なんかは、最も、それに当たっているのではないかと思う。
この世代は、もちろん、戦争を体験しており、日本の一般家庭内における生活様式の変化にも、一代にして激動が押し寄せた世代だと言えよう。
典型的なのは、パソコンとインターネットだろう。
彼らの、ごく若い頃には、テレビすらなかった。
戦後になり、働き盛りの頃には、職場でも家庭内でも様々な電化製品を迎えることとなったが、彼らが晩年になって最後に迎えた「文明の利器」と言える最大のものは、パソコンであったわけだ。
私は、個人で、パソコンを所有するようになって間もないある日のこと、実家で、父の食事を ととのえ、父が食事にとりかかったのを眺めながら、話しかけた。
「コンピューターの仕組みってさあ、基本は0か1かで動いてるようなもんやねんて」
これを聞いた父の叫び声を、私は、いまでも忘れることが できない。
「なんだとぉ!?」
ほとんど怒りの叫びに近い響きだった(笑)
こう叫んだ父は、次の瞬間、
「むむぅ…」
と、なんとも言えない呻き声を発したきり、箸を置いて、しばし黙りこんでしまった。
大変くやしそうに叫び、そして黙りこんだ父の表情に、私は面喰ったが、
うちの父親は、一応、子ども時分、田舎とは言え、地元ではトップ クラスの優等生で鳴らし、10代の終わり近くの ごく若くして、養子先の家庭の事情で進学させてもらえなかった分の野心を秘めつつ、陸軍士官学校に志願入隊し、のち、末期の中野学校に入り、特別養成(つまりは、せっぱ詰まった戦況ゆえの短期詰め込み教育)として、暗号解析などに携わることを命じられたときも、常に、県下で僅か数名のうちの一人だった。
戦後間もなくは、20歳台前半で、地元の議員に選出されたこともあったという。
もともとは文系脳のほうだと、自分でも言っていたが、それにもかかわらず、数理に類する仕事に従事し、ごく平凡な一市民となっても、心底ではプライド高く、エネルギッシュな側面を持ち合わせていた。
それだけに、父の世代ともなると、パソコンという、まさに「ブラック ボックス」としか言いようのない複雑そうな機械が、言わば「0か1か」で動いているという基本的仕組みは、まさに「奇怪」としか言いようのない不可解さだったのだろうと思う。
あ、そうそう、先日のエントリーで、若い頃の親父は、髭も生えなかったらしいという話を書いたが、それを苦にして、若き軍隊時代、顎まわりに、青インキを塗たくってみたこともあったんだとさw「青髭公」じゃあるまいにww