2014.05.10 (Sat)
旧のブログで、いつだったか、3Dプリンターについて書いたことがあった。
アメリカにおける「銃社会」、そして、かの国の人々のあいだに、いまも根強く残っているらしい「フロンティア スピリット」というのか、民主主義として「自分の身は自分で守る」基本的精神へのシンパシーも、正直、感じないではないといった内容の「産経」記者さんの記事に関連づけエントリーを書いたこともあった。
戦後日本において「刀狩り」を行なったのも、当のアメリカ(GHQ)の施策の一環だったらしいということをも挙げておいたのだが、
で、日本の現行憲法、そのアメリカからの「ケシカラン押し付けである」説を固く固く信奉し続けている多くウヨさんたちが、先述したようなアメリカの施策による「刀狩り」のことは是としているのやら単に知らないだけなのやら、
「銃社会」というものに対しては大いに軽蔑を感じているらしいのを眺めていて、なんだかんだ言いいつつも結局、よく仕込まれてるもんだわなあと苦笑している私w
『設計データ「日本に8件」…3Dプリント銃』
読売新聞 5月10日(土)9時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140510-00050022-yom-soci
『3D拳銃「実弾も作ろうと思えば…」と容疑者』
読売新聞 5月10日(土)12時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140510-00050058-yom-soci
『<3D銃製造>「自衛に必要だった」 散弾銃所持も申請』
毎日新聞 5月10日(土)7時32分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140510-00000012-mai-soci
実は私も、かれこれ10年ほど前から、自分で思いついて、実際に使えるよう作ってみたいと思い続けていたものがあり(むろん、銃みたいな物騒な類ではなく、いたって平和かつ美しいもの)
なんとか必要な部品を集めて組み立てられないかなと思いつつ、「ハンズ」あたりの工芸コーナーのような場を訪ねてみたりもした。そこで、店員さんに、コレコレこういうものを つくってみたいんですけど、、、と相談したところ、一笑に付されてしまった。
しろうとでは無理なところは、専門業者の手を部分的に、なんとか頼んで借りたとしても、それだけで、そうとうの費用が必要になるんですよ、とかいうことだった。
あれから何年も経ち、「3Dプリンター」なるものが、一般人の前にも出現したわけだけれど、これは実は、専門職種の世界においては基本的に、とうに存在していたツールのうちなのだろうと思った。
以前までは、名刺やカレンダー程度でも、専門業者に依頼しないとならなかったものが、パソコンに付随した印刷機能の おかげで、いまでは、そのへんの一般人でも、それなりの体裁のものが出来てしまう。
そのぶん、各専門業界の儲けに影響するといった騒ぎもあったのではなかったか。
で、数年前、私も、3Dプリンターの話題を知ったときに、「これは!!」と思い、すぐ、あちこちのサイトを検索してみて読んだなかにあったのが、たしか、あるアメリカ人男性が述べた、使用体験記事の翻訳文だったと記憶するのだが、それによれば、
3Dプリンターで拵えたものは、いまのところ、決して万能なわけでなく、実用として耐え得るものでは到底ないのだという結論が印象に残った。なので、
それこそ、銃等を、つくってみたとしても、あくまで形状面での忠実性しかなく、実射の要までは満たせないのだろうということは察していた。
ところが今回、起きた事件で出てきた記事の内容によると、殺傷能力も確かに備えていたというではないか。
まあ、3Dプリンターで形状を造るとき、綿密な設計如何と、どういうマテリアルを用いるかということに左右されるようなのは当然だろうが、
いずれにしても、こういったことは、「産業革命」の歴史から こっち、早い段階で、またたく間に広がってしまう、それも一般レベルのあいだに、ということに伴う弊害の面が、ここでもモロに出たと言えよう。
ところで、
最近、また、公務員が、必要もないのに、他人の戸籍を盗み見て楽しんでいたということが明るみに出たが、
考えてみれば、これ自体は従来からありえた現象とも言えようし、
こんな状態では、「カッサンドラー」をも名乗る私wが旧ブログにて何度も警鐘を鳴らしておいた、探偵業界等との癒着もありうるわけだ。
それでも、
その不正が、ある程度には、何らかの篩いに かけられており、ある程度は限られた分野や範囲の者たちが犯したものであれば、公的隠蔽工作にでも走らないうちは、一般市民・国民にも、報道のおかげで、こうして、比較的容易に知れる。
だが、
もしも、有象無象の広く一般から簡単にアクセスして覗き見ることができる こんにち、となれば、どんな事態になりかねないかは火を見るよりも、、、ということになってくる。
そうなると、
「フェイス ブック」あたりが大好きな「透明」たれを公言して憚らない基本方針と言い、
先ごろは、「グーグル」社員が、日本各地の重要施設内の秘すべき箇所が、おっぴろげになってしまっていたという大失態を思い起こすところだ。
http://schneewittchen.7narabe.net/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E5%95%8F%E9%A1%8C/%E6%97%A5%E6%9C%AC%EF%BC%9A%E3%80%8C%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%A1%E3%81%AB%E2%80%A6%E3%80%8D-%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%9A%E3%80%8C%E9%80%8F%E6%98%8E%E3%81%AB%EF%BC%81%E3%80%8D