2014.07.23 (Wed)
『現代日本で「大家族化」は可能なのか?』
2014年07月22日(火)11時14分
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/07/post-666_1.php
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祖父母世代と孫の世代の年齢差が60前後であれば、孫が手のかかる幼い時期には、祖父母はケアをするだけの十分な体力があると思いますし、また祖父母がケアを必要とする頃には、孫世代は高校生になっていて精神的にも体力的にも「愛情の恩返し」ができる可能性が高いでしょう。ですが、年齢差が74~75以上になると、三世代同居のメリットが機能する年数は非常に短くなる危険があります。
そうなると、結局は現役世代が、高齢な親のケアと、幼い子どものケアの双方を背負う形となり、夫婦での社会貢献や経済活動は限定されてしまうと思います。
ということであれば、改めて親の元気なうち、つまり自分の年齢として20代のうちに2人も3人も産んでおく、そうして祖父母との年齢差が開かないようにしておいて、現役世代は三世代同居のメリットを享受して社会で活動するという方向に持っていかないといけないでしょう。
その場合、親の方はキャリア形成ができないうちに産休や育休を何度も取ると、生涯賃金が下がるという問題もあります。また、そのような事情もあって実際の出産トレンドに関しては高年齢化が進んでおり、この流れを逆転させるのは大変に難しいと思います。
問題はそれだけではありません。孫と祖父母世代の年齢差を縮めることができて60前後になっても、これからの社会では孫が乳幼児の段階では祖父母世代がまだ仕事を辞められない可能性が高くなります。つまり年金受給年齢が繰り下がっていくことで、まだまだ現役世代になるからです。これでは孫のケアはフルタイムではできません。
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実際は孫と祖父母の年齢差が大きすぎて両方共にケアを受ける側に回るケースがあり、また年齢差を縮めることができると、今度は三世代のうち二世代が現役として働かなくてはならなかったりするからです。やはり、政策論としては核家族をしっかりサポートして、彼らの人生設計の中に子育てとキャリアの両立が可能な制度を、難しさはあってもコツコツと作っていくしかないのだと思います。
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(文字強調は、当ブログ主による)
べつに政治家でなくっても、重大な問題点に、こんくらい気づくというのに。。。
やれ移民だ家政婦だベビーシッター雇って、主婦は働きに出ろだの、
ほんと、思いつきしか言えないのね安倍さんて(嗤)
昔は、「専業主婦」なんて、一部の層だけで、実際の一般庶民の生活は殆どが、意外と「共働き」だったんだそうな。
だから、爺さん婆さんに見ててもらうか、
爺さん婆さんたち自身も、からだが動くうちは、野良仕事なり家内作業なりに、ひまを惜しんでセッセと勤しんでるとなると、順繰りに上の子どもの背に負わせておくとか。
しかしだな、すでに、私の若い頃から、親らの世代は、
「孫の世話なんか、する気は ないから!そのつもりで!!」
って言い放ってたよ?(苦笑)
うちの母なんか、60歳代に入っても、めいっぱい着飾って遊び呆けてたしw
だいいちさぁ、そもそも、若い世代の多くが普通に結婚も難しい、普通に親になるのも不可能な生活状況じゃなあ
これって、自民政治のツケ、責任問題じゃないの?
『もひとつ ついでに「自衛権に個別も集団もない」ってやつw』