2020.05.23 (Sat)
渦中の黒川氏らにとって、最高位の上司である稲田氏も、安倍政権側が、何故か、林 真琴氏を嫌うあまり、使い勝手の良い(?)黒川氏を押し込みたいばかりに、ヘタな「肩たたき」を やってしまって、
「それなら、こっちにも考えが」と、稲田氏をして、そのヘソを曲げさせてしまったらしいとかいう話は聞いたが、
そもそも、こんにちに至るまでに、安倍政権の数ある重大疑惑を見逃し続けた姿勢は、現 検事総長たる稲田氏にも指摘され得るところじゃないのかなとは思う。
ここんとこ、がぜん、黒川氏や黒川氏と並んでいる(ライバルだったという)林氏の姿、また、かつて、検察の重鎮だったOBたち、元 検事総長であった松尾氏といった人物の画像等を、私なんかは初めて目にすることがイッキに増えたが、
さしづめ、松尾氏あたりは、ちょっと「昭和の男の風貌」めいて、いかにも検察の偉いさん、という面構えしてらっしゃるという第一印象だが、そこと比べると、
たしかに、黒川さんの雰囲気は、柔和と言っていいのか、
なんだか、エヘラエヘラしてる感じで(苦笑)
やっぱり、世代ってやつなのかなあ?
いちおう首相の、アベシにも、およそ風格とか重みってものが、からーっきし、ないもんねw
苦労知らずの、知性と教養が(ry)な、オコチャマおぼっちゃまクンだから、よけいにか。
ま、われわれ現代日本人ってものが、総じて、そんな、か~るい感じになっちまってるのかもな。
さてさて、
案の定、安倍シンパらがヤッキになって、
「検察とマスゴミこそズブズブー!!」
の構図を頻りに叫んでいるが、
むろんのこと、それも大問題なのだが。
昔から、マスコミというものは、情報を取りに行くために、どんなキワドイことでも やるもんだし、
なんと言っても、本来、しょせんが民間の商売だ。
検察側もだが、
政権・国家権力に要請される自律性・責任の重さとは、比べものにならないよ。
それにさ、
マスコミ各社の鉄砲玉よろしく、情報を狙って飽くなき、かしましい連中を相手に、彼らへの便宜を、とか言う以上に、
むしろ、
過去の どの政権よりもアカラサマな「マスコミ懐柔と恫喝」作戦を躊躇わなかった安倍政権側にとっての、「根回し」的な役割も引き受けていたのじゃなかろうか、「人当たりが良く」、権力者にとって重宝な黒川さんは。
おそらく、ご本人自身も洩らしていたというように、「断れない」、あるいは、敢えて「断らない」タイプだったんだろうかなとも思えた。
しかも、ああいう世界に ふさわしいだけの優秀かつヤリ手ときてるんでしょう。
実際に黒川さんを知る人たちが言うようなキャラも頷ける気が するわよ。
特に、ああいった、少なくとも表面的には「人当たり良く」「柔和な」感じのタイプは。
独特の眼光鋭く、狙い定めた者を徹底的に追い詰め、容赦なく責めあげることが仕事たる検察界隈には、見るからに珍しいタイプでも あったんだろうし。
まあ、黒川氏のように、根は真面目なんだか不真面目なんだか、ちょっと意外に「二面性」的で、掴みきれないところのある性質の人っているもんですよ。
そして、その表面性の裏の どこかで、「帳尻を合わせる」かのような行動に走ってしまったりとかさ。
ほんのついでにw現 法相の森さんのこと。
以前にも言ったと思うけど、
近頃では、メンタルだいじょぶかあ?というくらい、眼つきまでも虚ろで、不安定な感じを受ける。
彼女は、ほんとうに、良くも悪くも典型的な「優等生ちゃん」なんだね。
学生時代の優等生そのままに、トシだけ とった印象。
自分より上の立場、強い立場に、決して逆らうことなく、
ただケナゲにwただ従順に、盲目的に従う。
それだけ。
他は何もない、カラッポみたい。
ま、
当のアベシを始め、安倍政権の面々、
その周辺で蠢く『日本会議』を含めた連中の ことごとくが、眼つきも風体も雰囲気も、下品で怪しい感じになっていくのは、けっして偶然では ないのだろうけど。
『櫻井よしこ』とかいう人も、私が、まだ学校時分だった頃、テレビ番組等で見た記憶では、あんな感じじゃなかったように思うんだけど、いつの間にやら、まるで「ヤクザの姐御」みたいになっちゃってるもんだから、
だいぶ前に、
「え?これって、むかし、テレビでキャスターか何か やってた、あの人か??」
と、かなりビックリしたことが ある。
さて。
「検察という組織が、正義を体現しているはずが ないだろ!」
と、見下してシニカルに嗤っているだけではダメなんだよ。
「検察」の部分に、「政権」「政府」を当てはめても同じことだ。
本来あるべき姿勢を取り戻し、きちんと責務を全うしてもらわないままで いいのか?
そうじゃないだろうに。
「検察とマスコミ」。もちろん、非常にスキャンダラスである。
このたびの「黒川問題」は、まさにスキャンダルだったが、
しかし、安倍政権も また、これまで以上の致命的ダメージを負うことになった。
あの政府が、どんなに印象操作を駆使しようとも、
もはや、一般国民・有権者の殆どが、いよいよ、安倍政権に対する疑いの念と嫌悪感を つよめていることだろう。
まあ、
『文春』バズーカが、「黒川推し」の安倍政権の、毎度パターンとなっている強行採決のあとだったもんならば、政権は即死だったろう、
ということからしたら、
その辛うじて一歩 手前で、敢えて炸裂させた「作戦」は、『産経』記者らを含めた、何者かの連中の お陰なんだろうかね。
結局は、
安倍政府が、何ゆえにか、頑なに忌み嫌ってきたという林氏が、今は、黒川氏に取って代わり、「本来の順序」に戻った、という皮肉な経緯と なった。
林氏は、黒川氏とは、持ち前や性格、タイプが、また異なるそうだが、
今後の情況の推移如何から、一般国民としても興味シンシン、目が離せないところとなった。
それにしても、
悪どいばかりか、ブザマきわまる安倍政府だな。
なーにが「美しい」どころか、
弱い者いじめ大好きな、ブサイクな国にしやがって