2023.09.11 (Mon)
『この、恥ずべき世界は、もう要らない。』の続き。
それから、
最近、例の『京アニ』事件の裁判が報じられるようになった。
この事件が起きた当初から、下手人の男は、自分の作品が「パクられていた」ということを頻りに訴えていたようだが、
私自身、パクられたなんてことは、あちこちで何度か経験してきているけれど、いちいち立腹は しなかった。
むしろ、
私なんかからでもパクらないと立ち行かないらしい相手の能力のほうを哀れんだくらいだw
百歩譲って、この犯人が恨んでいることの内容が事実だという側面が あったとしても、
あれだけ、用意周到に かかろうとするだけのアタマが あったのだから、なにも、下っ端の従業員たちを襲撃せずとも、決定権を握っている会社のトップだけをブスッと やったら、、、とか思ったw
それだけでも、パクられたんで!!と、世のなかに向けてアピールすることは できたろうに、と。
まあ、それはブラック ジョークと かたづけておいて、
時々、目を通している記事によれば、被告の生育環境のことも公開されているらしく、それについて、「ヤフゴミ捨て場」でも、あれこれの意見が飛び交っているようだが、
犯人の言い分だけを聞けば、さすがに、同情的なコメントが散見されるのも理解できなくは ないものの、
私も、これを知って、なんとも言えない気分になったのが、
犯人の実母が、
「人のせいにする性格なども、父親にソックリだ」
とかというふうに述べたのだそうで、
この述べようについて、冷酷無慈悲を憚らぬヤフゴミんですら、あまりの酷い言いかたに愕然としたと、批判していた向きも多々。
で、私としては、
「ふうん。。。そんなに驚くほど酷い言いかたなんだ」
と、いささか意外な感。
と言うのは、
いつぞやの過去エントリーでも述べたことが あるように、
まだ、幼稚園にも行かない年齢の幼い私は、毎日のように、母親から、
「おまえは、おとうさんソックリ!」
とも罵られていた定番のセリフだったから。
母親だけじゃないよ。
父親からも、
そして、親父の連れ子だった、年齢が ずっと上の義理の姉や兄からも、口を揃えて、
「おまえは、おまえの母親ソックリ!」
と言われ続けていた。
特に、母親が入院中などで不在のときはサンザン言われた。
いずれも、悪いところだけ、相手に似てると言うんだよ、互いにねw
親父と、義理の姉や兄らと、同じ家のなかで暮らし始めたのは、母親に連れられた私が2歳に なった頃。
その頃から、ずーっと、
「父親に母親に悪いところがソックリ!」
と言われ続けてきた幼い私の、立つ瀬のなさよ。
言い返す力もなく、黙り込んでしまうか、しくしく泣くしか なかったわ。
いま思い出しても、なさけない気分に陥ってしまう。
でさ、
近頃のヤフゴミんのなかには、
毎度の「来世」だのいうセリフに替えてか、
「子どもは、親を選んで生まれてくる」
と、断言しているバカを見かけたので、
「遠まわしに、殺された子どものせいにしているに等しい」
と、運営に、削除するよう通告しといた。
「見てきたようなことを言い」w
ほんと、バカなことを言い続けるもんだ。
だったら、オマエさん自身、生まれてくるのに、親を選んできた記憶が あるんかいな?(嗤)
私よりも記憶力が優れているようには、微塵も見受けられないけどな(嗤(嗤)
いいトシこいてても、こんなことを言い放つ愚かもんにかぎって、ガキの2、3匹も産み散らかしてるもんだわ。
おつむカラッポでも、首から下だけ頑丈なのね(嗤)
てめえのガキも、俗物を絵に描いたような、ろくなもんになるめえ。
とは言っても、
私みたいに、親に全く似なかった、奇跡的ケースも あるわけだから、
ヤフゴミんみたいに、「親や家庭や生育環境に問題が あったら」いわゆる「連鎖」を起こすに違いないのだ!みたいな、受け売りの決めつけは言わないよ、私はね。
私自身は、中学生の時分に、ただ、子を産むことは避けようと、ひそかに決心していたわけだ。
自分が産み落とされたことを、肯定できないでいるかぎりは、と考えて。
14歳の頃から、何度か自殺を試みた私だけれど、
いまでも思う。
あの頃、ほんとうに死んでしまっていたら、
両親、とりわけ母親は、どんなに惨めな老後だったろうかと。
私同様、ある意味では私以上に虐待されていた兄ですら、自分の子に暴力を振るっていたということは なかったよ。
むしろ、自分が そうしてもらいたかったであろうように、甘やかしていたほどだ。
そうして、他者を虐待したり殺すのではなく、自殺した。
家庭環境が良いはずでも、とんでもない凶悪事件を起こす者は いるのが、世の現実。
最近の事例では、『札幌』市の首ちょんぱ事件とかね。
たしかに、家庭や生育環境が劣悪だったことは、本人の内側に深い影を つきまとわせるだろう、恐らくは生涯に渡って。
それでも、
若い頃は、体力・気力で頑張れば、それなりの報われと共に、なんとか人並みの人生に乗って行けるだろうという希望も あり得なくは なかろうけれど、
この深い影は、むしろ、歳を取ったあと、がぜん、よみがえってくることも あるのだ。
つくづくと深い疲労と共に。
私なんかは、この中途半端な障碍さえ なかったなら、厭な親や、その家からサッサと出て、自分だけの生活を築いていったであろうから、
なぜ、そうできなかったのか、『京アニ』事件の犯人などは、もともと、人並み、あるいは それ以上に恵まれた身体だけは(知能も含めて)与えられていたようなのに、もったいないと、思ってしまうのよ。
そもそも、子を産むという行為は、エゴそのもの。
しかも、人並み外れたエゴイストの親が、反省なんかしてくれるはずもない。
たしかに、理不尽な世界に ずっと居ると、素朴な疑問すら封じられて、だんだん、ふつうの感覚や思考力も失われていくような感じは、私自身も如実に知っているけれど、
せっかく、少なくとも身体的には人並みのものを備えているのなら、
それすらも蝕まれてしまう前に、脱出しとかないと いけないね。
「人並み」でいられるのは、たまたまのこと。幸いなことなのだが、そこを自覚せずに、くだらない欲求不満を抱えて、自分よりも不利な立場や情況にある者を叩くな。
そういう恥ずべき者どもが多数だと、世にも あさましい、いやらしい地域や国家を築きあげてしまうんだよ。