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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2015.04.26 (Sun)

いまだに、「ラッスンゴレライ」て、何語なの?と思いつつも、テレビで見てみようとは全然思わない私が、世間さまよりも大幅に遅れて(大概そうなのですが)、個人的に、インターネットに親しむようになって、ほどなく、

「はあ?」「ええっ??」「そんな怪しからん」と面喰ったり呆然としたりしてしまった経験は、そうとう多いのだが、その一つに、

さる大手の新聞記者ともあろう者が、つい本気にしたからなのか、横着して「これは使えるゾ」とでも思ったのか、よりによって、悪名高き「2ちゃんねる」の板で繰り広げられているデマなんぞを、自分の仕事の記事中において、もっともらしく取り上げてみせたとか、

あるいは、自分から積極的に、「2ちゃんねる」に入っていってデマを流していた張本人だったとか、そういう話を目にしたときにも、こりゃあ、ネットの弊害というのか、世も末だよなあと、非常に苦々しく呆れ果てたものだ。

 

ドしろうとの一般人がやるのも大いに始末の悪いことには違いないのだが、プロとか識者、著名人がやるのでは、タチの悪さのレベルと、世間にもたらす失望感が段違いだわな。

 

「カルト連」おババの大好きな「共犯関係」、
さて、

こちら、昔の お侍みたいな お名前のかたのコラムを読んでいて、
ちょっと興味と言うかフシギに思ったのは、

ネットのデマはなぜ無くならないのか?「8.6秒バズーカー」「翁長知事の娘」から考えるデマと寄生の関係
古谷経衡 2015424 2130

http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20150424-00045120/

ネット空間に自閉したデマを、保守系言論人がさも自明のごとく引用するものだから、右派系ネットユーザーはたちまち「◯◯先生もそういっている」と権威づけして、それを逆根拠として拡散する、という従来の「ヘッドライン寄生」には無かったタイプの現象(デマ補強型)が生み出されている。

 

ここで筆者が おっしゃってる「保守系言論人」というのは、「保守系」か否かは どうでもいいとして、
多かれ少なかれ専門性ある知識と教養を持って言論を繰り広げているゆえに知名度のある一員と目されるところの人、であるはずでしょうに、

そういう立派なセンセイが、不肖自分ごときの言ったことを、確かなることとして、その言論展開のなかに重々しく取り上げてくださった、

しかし、その「デマ」であることをば、誰あろう、発した当の自分自身こそは、紛うことなき「デマ」なのだということを当然、知っているわけで。

 

そんなものを、「自明のごとく」に、わざわざ取り上げて引用してくださった「言論人」センセイに対する気持ちは、その後、どうなってしまうのであろうか。

 

右派系ネットユーザー要するに「ネトウヨ」にとっては、そんなことくらいで、センセイに対する尊敬の心は豪も揺らがないのだろうか。

私には、そのあたりの心理の理解が困難なところである。

 

もしも、自分の流した「デマ」に、著名なるセンセイが、ホイホイ飛び付いてくれたというので、「ざまあw」とか「思ってたよりもアホだったんだなあコイツww」と、陰でベロリ舌出して嗤ったというのなら、まだ、そのほうが、いくぶんは理解できる。

 

 

古谷氏の、上掲のコラム最終段で開示しておられる考え方やスタンスとは全くと言っていいほど、私とは見解を異にするし
(
特に、笑止だとさえ思えた、安倍政権についての評価)
くだんの筆者は、「
言論や物書きの「プロ」が関与した失態」と断じておられるのだけれど、

いーやいや、

明らかなデマを載せておいてからに、バレて なお、削除しないままというのは、現に首相たる安倍ちんも、「フェィスブック」で同様のことをやって恥じない体たらくなのだそうだが、

過去の、どんなツールにも増して、不特定多数の一般人、あるいは、

どんなア●でバ●なガキだろうと、ボケ始めた頑迷老人だろうと、
有象無象どもを、いっぱしの発信当事者として取り込むことを可能にしてしまったインターネットが後押ししているのが、
「言ったもん勝ち」作戦だ。

 

だって、

ひとたび、ネットに流れてしまったら最後、「人の口に戸は立てられぬ」という昔ながらの教訓以上に、ネットでは、「根絶」というものが できない相談なのだという。

ならば、
とにかく出しておいて大量に載せときゃ、世のなかに跋扈しておる●ホ●カ軽薄短小どものうち何分の一でも、いつか どこかで、単純に真に受けてくれちゃう、または、邪まな欲求でもって飛び付く輩あたりが積極的に、あとを引き受け、連綿と流し続ける お手伝いを必ずや、してくれる可能性が見込めるのだから、そりゃあ、消さないわな。やれやれ;

 

 

こうしてホソボソながらも、この数年を費やし、インターネットの負の面に対する怒りの批判を含めたブログを続けてきた私の見るところ、恐らくは、
古谷氏言うところの
プロ」と、その他ザコとが共依存化しているものと思われる。

 

つまり、

厚顔まる出しにも、水面下にて、おのおのの利害絡みで八百長めいた承知のうえ、ひらきなおりに およんでおるのかと思われる、

これは要するに「言ったもん勝ち」作戦とでも呼ぶところであろうかと、
こう、私は睨んでいるわけです。

 

まあ、古谷さん言うところの「プロ」というのが親方と見立ててみれば、
その親方に取り上げてもらうデマを流し、かつまた、
親方から流れてきたリサイクル デマをばハッシと受け止め再放出するザコどもは、さしづめ暴力団か右翼団体あたりの鉄砲玉・チンピラ、

もしくは、胡散臭い宗教団体の教祖と下っ端信者というイメージが、私のなかで強固になりつつあるのは確かだな。

 

 

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