2020.04.04 (Sat)
『トイレを めぐる お話w』の続き。
たしかに、私自身は、トイレットペーパーを始め、ティッシュペーパーも、全体の使用量が、おそらく平均よりも かなり多めだろう、とは自覚あるけど。
昔の、とある有名な学者さんだったかの奥さんが、ダンナに固く申し渡されていたことには、
女は、排泄後に使う紙をケチるなよ、
ってことだったそうな。そりゃ尤もだと思う。
だって、生理も あるし、女性の場合は特に、身体的条件から、排泄後の始末を念入りにする必要が高いと思うのだが。
そうでないと、女性ならではの身体構成上、病気になるかもよ?
ちなみに、わたしゃ、毎日は入っておりませんw
全体に、体臭などが、生まれつき、ごく弱いことも あって、タカくくってる面も あるんだけど(苦笑)
私も、うつ病になってから、入浴が できない傾向に陥ってしまったりしたのよ。
若い頃は、周囲の全員から、「あんた、えらく神経質だねえ~潔癖症?」と言われるほどだったのだが。
心理的なものも絡んでるよね、たぶんに。
むかし、サーフィンが趣味で、いろんな国々を放浪してた男に、フィリピンとかへ私を連れて行ってやりたいけど、現地に着いたら、たぶん、
いや~!不潔ー!!って言って嫌がるだろうなあとマジで言われた。
まあ、たしかにね、気温が高いうえに、水事情が良くないときたら、正直なところ、虚弱な私なんかは恐らく、行ったとたんに、何かの病気になるかもという気は する。。。
いまでも、カンボジアの『アンコール トム』などに住み着いている猿たちの動画を時たま見てるんだけど、
東南アジア一帯の人の衛生観念を疑ってしまう場面は多い。ハッキリ言ってしまうけど。
特に子猿を、盥の おふろに入れるところなんか見たら、いつも思う。
なぜ、ウンチで汚れてた おしりを洗ったあとの溜め水で、最後に頭と顔を洗ってやるのか?と。
液体ソープを、子猿の からだに、じかに振りかけて、そのままゴシゴシやってるのも良くないし、いくら水事情がと言っても、すすぎは きちんと してやれや。
頭と顔を、おしりを擦ったあとの汚水で洗うな~!!
と、毎度イライラしてしまう(苦笑)
やることの順序や段取りがオカシイんだ。
そのくせ、洗い終えたあと、ベビーパウダーだの、わけわからんクリームみたいのを、べったり塗りつけてやったり。なかには、そのせいか、皮膚炎みたいな症状を起こしてる子猿も いた。こういうことを やる飼い主の場合は特に、本来ならばエネルギッシュで猛烈に活発なはずの子猿が、総じて、元気なく、おとなしい傾向。
それ以前にも大問題なのは、
たとえば『アンコール トム』の敷地内で猿たちが生息している森の中までもバイク等が、けっこうスピード出して入り込んでくるから、しょっちゅう、猿たちが大ケガしたり死んでる。
そのうえ、罠で捕まえて、連れ去ってるとかも。
生後間なしに、母猿から無理やり引き離してるとか、その際、母猿を殺してるとか。
そいで、幼い子猿をオモチャにして、youtubeでアップして小遣い稼ぎしてると。
私も、近頃は、あのテの動画は避けるようになった。
国際的な動物愛護の機関とか あるけど、どこも問題視しないのかな?
若い頃に読んだ雑誌だったと思うが、
ある日本女性が、フランス人の女性と、あちらのトイレに併設されている「ビデ」というものを めぐって対話した内容について載せていた。
日本国内では、まず、お目にかからないので、殆どの日本人は、いまでも、ヨーロッパで一般的な、本格的「ビデ」というものの使いかたを実際に知らなくて普通だし、使ってみたら、どんな感じなのかも分からないだろう。
その話のなかで、フランスの一般家庭では、排泄後の局部を、「ビデ」で洗った後は、紙でなく、タオルハンカチみたいなもので軽く拭く、
要は、洗浄したあとの肌の水気だけを拭うわけだろうけど、
だから、トイレ内に、小さなタオルが何枚も積まれているのは、そのためなんだ、
と、日本女性が納得したところ、
今度はフランス女性が、日本では、どうやってるの?と尋ねてきたので、
日本には、フランス式にビデというものを使う習慣が一般には ないので、紙で、
「拭く」(または、「ぬぐう」)というフランス語が思い出せなく、代わりの単語で代用しようと、
う~ん?「擦る」?と表現してしまい、
そのフランス女性から即座に、
「擦る?それは汚いです」
と言われてしまったんだと。
そりゃそうでしょう。
ぬぐう、のではなくて、擦るって言ったら、上下ないし左右に動かしてゴシゴシってことなんだから。意味内容が異なるもん。
でもさ、
あちら式のビデも、使用方法によっては、けっこう不衛生だと思う。
特に、水を溜めてから使う やりかたは。そういう方法の場合は、ビデの内部自体も常に清潔に保っておかないとね。
フランス人は、現代でも、入浴を あまり しないらしいから、ビデ使って、足なんかも洗ってしまうそうだ。
私なんか、顔を洗うときも、洗面器の溜め水だけで仕上げるの、抵抗感あるよ。
ところで、うちの親が存命だった頃、
私は、暮れの大掃除を手伝いに、実家へ帰って、トイレ掃除にも とりかかったんだけど、
まずは便器内部をチェックしようと、便座を持ち上げて見たら、洗浄用の温水が噴き出してくる『ウォシュレット』のノズルの先端あたりに、母親か親父のか知らないが、うんちのカケラが引っ掛かってたw
こういうことが あるからね、
まあ、自宅には、そんなシャレたものは、いまだに ないけど、私は、このテの付加機能は、基本的に信用してないし、ましてや、よそでは使わない。
ヘタに使用すると、いろんな面で、かえって不衛生だと思う。
おまけに、
便座を温かくしておく便利機能も、冬場は良いけど、うちの親らは、真夏でも通電しっぱなし。
敢えて、そうしてるんじゃないよ、単に忘れてるんだw
私の親らの世代は、そのまた親の世代にアタリマエだった生活スタイルに帰りたいとは全くサラサラ思わなかったにせよ、
いまどきの便利な最新式機能を、よくよく理解したうえで使いこなせるところにまでは及んでいない傾向だったと思う。
まあ、いまの若い世代だって、それほどの差はないのだけど。
一般に普及し始めた「二層式洗濯機」の脱水機能を初めて使って、取り出した洗濯物を、わざわざ私に見せに来て、
「ほら!もう ほとんど乾いてるみたいやろ♪」
とハシャいでいた母親。
冷房を使うようになってからは、以前のように、扇風機だけで過ごす夏には戻れなくなった、暑がりの親父。
私が、
「コンピューターって、0か1かだけで判断する仕組みなんだってよ」
と言うと、
「なんだとぉ?!」
と、まるで怒ったように叫んだ親父。
旧軍時代には、エリート青年将校として、当時の先端的スパイ技術にも携わった経験を持つ親父は、なぜか、とても、とても悔しそうだった。
最晩年の親父は、さすがに、年相応に各種の持病を抱えて、心臓のペースメーカーも入ってたし、それ以上に、
「病気の問屋」を地で行く、特に『C型肝炎』から肝硬変へ移行中だった母親なんか、今度のウィルスには、あっさり くっつかれたであろう恐れが高いので、
まあ、今は、あの親らが存命でない分、自分の身の心配だけしていたらいいので、そこのところは気楽になった。┐(-_-)┌
いま現在は、各国とも、あらゆる既存薬の名を出して、これが効きそう、あれが効きそうと、試行錯誤を目まぐるしく やってるようだけど、
いろいろに変異するみたいとか、体内から完全に追い出すことも難しいようなので残存し易いという性質のウイルスらしいから、第二第三と何度かは、世界全体で ぶり返しの波が起きそうな予感もするのは、当初からだった。
それと、
易感染性と、ひとたび感染後の自覚的症状が現れたら、そこからイッキに重篤化するスピードが凄いようだね。
ま、要は、ワクチンなり治療薬が成立しないうちは、どんならんわなぁ。
そこまで来て初めて、従来のインフルエンザ等とも比べることが できよう。
先進各国のなかで一番どんくさいのか知らんが、
なにごとにつけても、なぜか、半周遅れ、一周遅れになりがちな日本は、ようやっと、世界的にも下火になり始めたかというときになって、
まだまだ日本では「新型コロナ」蔓延したまま、
あるいは、
またぞろ感染爆発してる、なんて事態になったりして。
そこに至って、検査実施数と感染実数の把握を極端なまでに抑えつけて隠蔽していたことのツケがあらわになるかもな。
2020.04.03 (Fri)

3月最後の31日、
玄関先から眺めわたしたら、ずっと向こうのほうで、カラスたちが、高い所に集まっているのが見えた。
羽づくろいしたり、仲間に何やら話しかけていたり、
バタバタ飛んで行ったり、やって来て停まったり。
いつもは見かけないほどの多さだった。
突然ですけども、
インターネットを個人で利用し始めたばかりの頃、あるサイトで、けんかをフッかけられて、初心者だった私は、不本意ながらも真面目に応対してしまい、話の流れで、
ゴチャゴチャ悩んで、ぶーたらぶーたら不満ばかり抱えて、あかの他人にまで、はた迷惑な八つ当たりするくらいなら、いっぺん試してみろや、それは。
おふろのときにでも、浴槽に溜めた湯のなかへ頭ごと突っ込み、窒息しそうになるまで息を止める。
それから、ギリッギリで顔を出す。
ぶっはあ~~~!!
と息した瞬間に、大概の悩みはバカらしいような気持ちに自動変換されて、とりあえずは、こうして息が できることに感謝の気持ちさえも素直に起きる、
とか何とか発言して、ひどくバカにされたことが あったw
私は、見かけによらず、肺活量が、平均よりもグッと低い。たぶん、母親の胎内で窒息死しかけていたことと関係あるんじゃないかと思ってるんだけど、
たとえば、地下鉄に乗って、車両の窓が開いていたら、その窓の傍に立ってるだけなのに、吹き込んでくる風圧で、一瞬、窒息しそうになる。突風が強く吹きつけてくるだけでも、つい焦るほど息苦しくなったりするのよ。
なので、目下の「新型コロナ」、死ぬ心配までは なかろうとも、やっぱり、罹患したくは ないねえ。
生まれつき、免疫系も弱い傾向だし、
かつて、仕事と介護の二本立てだった時期に、毎日の睡眠時間2時間という状態が続いたあと、やっぱり、うつ病の診断を下されてしまい、家計は苦しいから、栄養状態も満足には いかずで、
あれから、こんにちに至るまで、体調が芳しくなろうはずもない。
居住地域近くでも、とうとう感染者が出たし、いずれ、自分自身が「新型コロナ」に罹患するのも、時間の問題かなぁ?と諦め半分みたくなってる心境だけれど(実は もう、かかってるのかも)、
これまでに経験して、辛うじて回復できた人の話から想像するに、
かかってしまったら最後、ただでさえ普段から息苦しい感じに つきまとわれてる この体質なのに、完全に窒息してまうわあ。こわ。。。
一昨年ごろの夏、急に体調を崩してしまい、
息を吸い込むだけで全身激痛、
通常のように横になって寝ることすらできなくなり、やっとの思いで、薄手の掛布団を巻き固め、それに寄りかかって上半身を起こしたままの体勢でウトウト寝るしか なかった。
ついには、少量だけど、血を吐いちゃったしね。
もともと、ほとんどの人に効果が ある薬が、私には全く効かなかったり、逆に、効き過ぎたりする、困った傾向の体質なんだけど、
だーいぶ前に、歯科医院で もらったのが1錠、残ってるのを思い出した『ロキソニン』を飲み、ほんの いっときだけ、息がラクには なったものの、すぐに また苦しくなった。
でも、病院に行く気力も なく、やっぱり、飲まず食わずのまま、ひたすら安静にしてた。
持病も あるので、毎年一度は、というサイクルで、今度こそ救急車要請すべきか、、、と観念しそうになる事態が起きる体質なんだけど、
ああいう状態は、さすがに、これまでに なかった症状なので、どうしよう、、、と本気で怖かった。
あんな状態が ぶり返されては困る。すごく困る。
しかし、次はマスクが入手できないとな。。。
それにつけても、頼りない政府だ。
今どうなってるのかなあ。と思ってたら、
ああ、「布マスク、2枚」ですか、これは これは、、、
えっ?
は??
ショボーーー!!!
やっぱり、実家の親父に似ているよ、この細かさ、みみっちさ!
日本人の特徴の悪しき面でしょうか。
私ね、トランプさんが提案してるという、国民一人につき生活保障の給付金額ですら、世界第一の国家、アメリカにしては、ずいぶんショボい金額なんだなあと、意外な感じが しておりました。
わが国だって、世界三本の指に入ってる経済大国、、、だったはずだが??
しかも、一人分じゃなくて、一世帯分。。。
ははあ、国民一人につき、現金を、がゼーッタイ厭だから、いろいろ細かく条件付けして、世帯ごとに現金、それも やっぱ厭だから、最終的に、
一世帯につき、布マスク2枚に化けましたですか、そーですか。
この国の政府や官僚は、費用対効果ってコトバも知らないんだろうか。。。
こないだの一斉休校措置も そうだし、「お肉券」にもビックリしたが、本質的に無意味なことばっかりやってる。
あのね、本気で、経済・景気刺激を考えるのなら、やっぱり、こまごまと条件付けして、とことん出し渋るよりは、一人につき20万円程度は給付するほうが、現実的施策として、ずっとマシと思うよ。
何十億、何百億円かけて、布マスク2枚よりは、ずっとね。
もちろん、資産家や富裕層にとっては、せいぜい小遣いのレベルだし、中間層の上部あたりでも、さしあたって生活に支障が なければ、急ぎの買物などに まわすよりは、やっぱり貯金するほうに向かうだろう。
しかし、本当に家計が苦しい人や世帯は、10万ぽっちなら、文字どおりの生活費に充当するだけで消える。
それ以上に、
困窮世帯、ここには、安倍政権が大幅に削減を続けてきている生活保護利用世帯の殆ども該当することだろうが、皆、まとまった資金が必要な、たとえば、電化製品などは、本当に必要でも買えないままガマンしてるから、純然たる生活費以上の余裕が できたなら、早速、これまで買わないと困るけど買えなかった家電なんかを買いに走ると思うよ。
まあ、どこぞの嘘つきヘボ作家のオッサンみたいな、そのスキンヘッド頭のなかみも根性も低劣、いわゆる「文系脳」をトコトン腐らせたみたいな手合いには、およそ思考が至らないみたいだがね。
こんなアホどもを政治に口出しさせるから、ここまで落ち込むんだ、この国は。
東北での大災害時、さんざん、当時の民主党政権を叩きまくり、足を引っ張りまくったけど、いまや、まさに「ブーメラン」状態。
バチ当たりなアベシの御面相も、ますます「子なきジジイ」状態だ。
今後の新政権にも言っておきたい。
そもそも、官僚にレクチャーされて納得してるうちはダメだよ。
そんなだから、官僚に助太刀してもらわないと、何もできないんだ。
そして、
その人事権を恣意的に扱った安倍政権の おかげで、
今後は、内閣が人事権を手離すことになるのかもしれないが、
これこそは、官僚らの待望するところでも あろう。
バカな政権は、結局、悪知恵においては、官僚らに勝てない。
先日のエントリーで、うちも、やっと、トイレットペーパー買えたと報告しましたがw
ふと、
備蓄とか、それに関係してくる日々の使用量とか、どのくらいが適正あるいは一般平均レベルなんだろう?と、あの前後に、少し調べてみたんだけど。なんと言ってもショックを感じたのは、
トイレットペーパーロール1個で、家族3、4人いても、1週間くらい もつ、と言う世帯が多かったこと。
ええええ?!?!(;゚д゚)
うそでしょ?!
いまだに、見間違いだったような気がする。。。
それはロールの巻きの厚さにもよるだろうけど、いずれにせよ、
一人世帯ですらも、1個で1週間もつというのは、あり得なさ過ぎでしょ?!!違う???
拭いた手、拭き残した局部、、、
ハッキリ言って、どんだけ汚いねん、、、
と思ってしまったわ。。。
そりゃ、毎日おふろに入るしかない。
トイレットペーパー不足騒ぎのときも、やっぱり、「こうなったら、おしりを、おふろのシャワーで洗うしか」と言ってる声も あったね。
【続く】
2020.03.28 (Sat)
『森友事件』の被害者は、失望と恐怖のすえに、徹底的自責のあまり、すべてを一人ひっかぶって、みずからの人生を閉じてしまった故 赤木氏と、その御遺族のみでは ない。
事件の裏側に、ここへ来て、あらためて強く光が当てられている。
ふたたび みたび、これを掲げます。
さあ、どなたも、よーく噛みしめておきましょう。
~
犠牲者とは、自分が受けた不当な被害を証明することが出来ない人のことである。告訴人とは、損害を被り、それを証明する手段をもつ人のことである。この手段を失えば告訴人は犠牲者となる。彼がこの手段を失うのは、たとえば加害者が直接的ないし間接的に裁判官であるような場合である。彼は告訴人の証言を虚偽として却下する権限、あるいはその証言の公表を妨害する能力をもっている。だがこれは特別な場合にすぎない。一般的には、告訴人が不当な被害を被ったと申し立てながら、いかなるかたちでもその被害を呈示しえない場合、彼は犠牲者となる。逆に言えば、「完全犯罪」とは(…中略…)証人を沈黙させ、裁判官の聞く耳を奪い、証言を支離滅裂な(常軌を逸した)ものとして成立するものであろう。証言の送り手、受け手、意味を無力なものにしてしまえば、まるで指向対象(損害)が存在しなかったかのように事は運ぶのである。~
「~加害者が直接的ないし間接的に裁判官であるような場合~」
当該事件においても、いま最も問われていることだ。
いいですか?
「間接的に」も、なのだよ!
そして、
「告訴人の証言を虚偽として却下する権限、あるいは その証言の公表を妨害する能力」
その「権限」や「能力」を、誰が与えて、誰が持っているのか。
現在、官僚らの人事権を、官邸(および官邸付官僚)が強く掌握するシステムになってしまっているね。
したがって、
国家犯罪に連なった上位者たちの、起訴を免れさせ、
そればかりか、格別の昇格を させている、
その采配が、どこから、何ゆえに出たものか。
火を見るより明らかと言わざるを得まい。
「いかなるかたちでも その被害を呈示しえない場合、彼は犠牲者となる」
さて、今また矢面に立たされる仕儀となった佐川氏は どうか。
まさに国益が毀損され、
民主主義と憲法の精神を踏み躙られた、
われわれ一般の国民全員も被害者なのだ。
かつ、
不公正な権力から奪還し、軌道修正すべき最終の責任者でも ある。
その自覚を持とう。
2020.03.27 (Fri)
『「自死」という名の殺人』の続き。
で、『森友事件』。
商売人というものは、ある意味と言うか、ある程度は、言わば「虚偽」によってこそ利益を出す。
しかし、国家運営の基礎部分を司り、庶民・国民の税金を采配する役所という分野では固く御法度だ。
そういう世界で、公務員、官僚の「鏡」というべき姿勢を貫き通そうとした人が、その姿勢ゆえに追い詰められ、ついには、最も適材適所たるはずの役所に居られなくなった。
こんなバカなことが あるのか。いったい、どういうことか。
故人が書き遺しておられるように、(事が特異な案件であれば尚のこと)現場と上層部との連絡は密に、一部が、まして、下のほうで勝手に独走するなど、あり得ないはずということは、一般の部外者でも、容易に察している。
当然、たとえば、財務省トップの指示は、財務大臣の命によるはず。
その財務大臣は、まぎれもなく、内閣の一員であり、
内閣のトップは、総理大臣だ。
「森羅万象」氏が、関係してないはずは なかろう。
直接の指示や関与は なかった、というよりも、
仮に間接であろうと、じゅうぶん以上の威力を発しているわけだ。
だいいち、
「もっと つよけで いけ」
って何よ?
財務大臣にして副大臣氏も、何ら責任を問われず、相変わらず、無神経で傲慢な態度をアカラサマに ふんぞり返っている。
以下同文の如く、それぞれの部署にて責任ある立場で、国家的罪を犯した連中が、なぜか、そろって昇格している。
ま、たちあげたプロジェクトが どれもこれも大失敗!税金に大穴を あけているという今井某。
「今井ちゃ~ん、あったまイイ~」とメロメロになってるアベシと心中したいと望んでいるという、ヘンタイちっくなオッサン官僚の言いなりになってるということはだな、
結局、
官僚に やりたいほうだいさせてやってるのがアベシ、
ってことだよ。こないだも指摘したけど。
それは、もちろん第一にはアベシ自身の保身のため、政権維持のためだ。
くだんの、自死に追い込まれた「ノン キャリ」官僚氏は、たいへんに優秀だったろうと、私には分かる。残された手記の文面からも窺える。
アベシやアッソウ、その他の大臣・閣僚たちなんかが束になっても届かない、はるか~に優秀だった、それは、もちろん頭脳レベルだけでなく、人間性としてもだ。
まあ、私なんかでも、自分一個の利害意識だけで主張を通しは しないし、大局的に見て、これは間違ってると思えば、相手が どんなオエライでも、おかしいでは ないですかと進言してしまうタイプなんだけれど、
しかし、根がチャランポランで、こらえ性が ないから、ちょっとでも逃げられそうな余地が あれば、ほなサイナラ~とばかりサッサと逃げる おかげで、いまでも何とか曲がりなりに生きては いられるのかもしれないが、
その点、
最後まで逃げ出さずにガンバってしまう人は、芯から真面目で誠実なんだなあと思う。本当に気の毒だ。
これだけ優秀かつ努力家なんだから、いまの職を惜しんで執着せずとも、他に なんぼでも勤まる仕事、可能性の道は多々あったはず。とは言っても、年齢かな。。。
みすみす、悪いやつらの餌食にならずに、完全に折れ尽きてしまう前に逃げ出して、生きて、闘っていただきたかったとも思う。
もし、私自身が、このかたの身近にいて、その真相を知ることが あれば、こんな自分にも可能なかぎり協力できることは?と、ないチエ搾り、同時に、もっと知恵と力のある人を、どうにか探そうとしたと思う。
彼には、袋小路に追い詰められてしまう前に、外で相談できそうな対象は なかったのだろうか。
国家犯罪に巻き込まれ、不本意にも、自分の手を染めさせられてしまう前に。。。
ただ、
これは千葉県内で起きた、児童虐待殺人の父親が恫喝したことにより、教育委員会あたりの担当者が怯え、たちまち屈して、被害者である児童を裏切るかたちになってしまっていたことが発覚したとき、私は、当ブログで指摘した。
おそらく、穏やかな生い立ちのうえで、順調に公務員になったような人であるほど、かんたんにビビリやすいのだ、ということを。
暴力や暴言に晒されつつ生育した、いわゆる「サバイバー」は、生き延びれば、以降、そうそう屈することはない。
ある意味、慣れてしまっている面も あるから、
「こんなやつ、いるよな、こんなケースあるある」
と、たいがいのことでは、そんなには驚かないし、
だが、同時に、
生い立ちのなかで味わった理不尽さに対する、やり場のない、深い怒りを抱え続けてきてもいるから、
直面した その場その場では、一種の「技術」として、一旦の表面的に、穏便に済ませおおせたとしても、最終的には、やはり、決して従わないよ。
怒りのあまり自傷したり、憤死するのはマッピラだからさ。
公務員こそは、私みたいなタイプを雇うべきだねw
このエントリーを再掲しよう。
言いたいのは、最後に紹介しておいた、リオタールの ことばだ。
「~犠牲者とは、自分が受けた不当な被害を証明することが出来ない人のことである。~」
2020.03.27 (Fri)
本質的には殺人事件ですなあ、ええ、『森友事件』のことですよ。
亡くなられた かたの遺された手記を、私もザッと読ませていただきましたけれど、
国家犯罪行為に不本意ながらも加担させられ、ひととおりの事が済んでから、せめても今後はと、部署の移動を切望されていたというのに、
ある日を境に、自分だけが一人で取り残されていることに気づいたときの絶望感と悔しさと恐怖。それが、やがて、うつ病を招き、
私個人的な身近の経験から推察すると、
あれほどの恐怖と妄想様の言動を鑑みるに、故人の最後は、ほとんど統合失調症に近いほどのノイローゼ状態だったのだろうか。
それでも、
これを書きあげたあとは死に赴く決心を固めていた人とは思えないほどの、冷静な記憶と判断力が窺える文章で、さぞかし優秀であったことが偲ばれ、あらためて、もったいない、気の毒という思いが募った。
なぜ、このかたの、部署移動の希望をも無視したのだろうか。
部外者である私でも、非常に疑問に思うし、
悪く とれば、
最終的には、このかた一人に押し付ける算段だったのだろうか。
捜査方面の任を預かる者たちまでが、本来なすべき務めを回避し、政権に おもねっているようでは、
なるほど、「司法までが信用に足らず」、残された方法は、国会での追及しかなくなるわな。
釈然としないまま、強引な幕引き、
というのが、安倍政権では毎度のパターンだが、
こうしたパターンの繰り返しは、ついには、人を無気力にさせてしまうのよ。抵抗しなくなるんだ。
その危険性に、ほとんどの一般国民は、気づいていない、自覚してないのと違うかな。
首相でさえも、広い意味あるいは基本が公僕だ。
それを雇用している自分たち国民こそが、最終責任者なのだという自覚も ないのと同様に。
しかも、「あなた任せ」が大好きな国民性だもんね。
『抗命権なきこの国 公務員の使命と不正指示の板挟みに 森友事件・赤木さんの自死(上)』3/23(月) 12:12配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00000002-yonnana-soci
『敬意も弔意もない財務省報告書 同僚を「配下」と呼ぶ人間観 森友事件・赤木さんの自死(下)』3/24(火) 11:02配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-00000002-yonnana-soci
それにしても、
ほんとうに、論理能というものが、基礎から欠けてるんだな。。。
残されていた手記には、佐川氏から上の層のことは言及されていない、安倍首相のことが述べられていないのだからアベシに関係ない、という、いつもの幼稚な言い訳を する安倍政権側、その擁護に必死な連中。
「書かれてないから即ち、ない、ということには ならないのです。だから、再調査が必要なのです」
これくらい言って諭してやらないの?野党連も。
もっとも、これまでと同じ繰り返しにならないためには、調査の やりかたは、根本的から考え直さないとならないね。
~
「冒頭に「手記 平成30年2月(作成中)」とある。「作成中」の3文字が目に刺さる。彼はこの翌月、3月7日に自死するが、この3文字は消去されず残った。彼はもっと書くつもりだったのだ。書き続けている間は、生きられると考えたのかもしれない」~
私は、最近も言ったように、
「自民党の性質は、暴力団と同じ」
と常々指摘、非難してきた。
ふたたび渦中の佐川さんに、そして また、故人が書き連ねていた、当時の役職に就いていた各人に、今度こそ、本当のところを吐き出してもらわないといけないのだが、
単なる個人的出世欲とかいう以上に、ひょっとしたら、身の危険をも仄めかされ、脅されてたか?
これまで、一般に向けては殆ど表面化していないけど、水面下で、巧妙に しまつされてた、てな話、けっこう あるんじゃないの?この党には。
文字どおり「暴力団」を始めとして、各界に協力者が多いみたいだしね、この党は。
おぞましいことだ。
こんな党が、わが国の政権党とは。
ちなみに、私もね、ネット上でトラブった相手である、例の「カルト連」、
もちろん、あやつらは、『ナチス』崇拝、ハイル「安倍政権」派ですが、
その一員から、あるとき、
「あんたにも、守りたいものが あるんだろ?」
と、恫喝されたことが ありましたよ。
これで何度目か言うのだが、
従来から『自民党』を支持してきた人らやメディアは、二言目には、「昔の自民党は、ああでは なかった」「派閥が あった おかげで、こうまで酷くは ならない歯止めの役割を果たしていた」と、毎度 言うけれど、
そんな言いわけに対しても、私は、とうに過去エントリーでバッサリやってある。
第一に、各メディアは、あの頃、
「派閥争い」「またも派閥争い!」
とて、
自民党の内部抗争を糾弾または呆れ口調の記事を並べたてていたでは ないかね。
とぼけてもダメだよ。
小学生時分から自発的に、新聞に目を通していた私は、若かったオツムにシッカリと刻み込んで憶えてます。
…
当時、母親が読んでいる最中には、父親が、
「おい!まだか。さっさと読んで、こっちに寄こせ」。
父親がシビレを切らしたあと、やっと手にした新聞を指して、今度は、娘の私が、
「おとうさん、まだぁー?はやく読んでよ!」
と急かす。
そうして、母親が一枚読むたびに、ペラッと1枚はがし、それを、父親が即座に受け取り、その一枚を、今や遅しと、子である私が奪い取る。
こんな光景が、わが家の日常の一コマでもあった。
そんなだから、たまに、親父が出勤するとき、その日の朝刊を持って出てしまったなんてことが あると、私は荒れる。
「うっかり間違えて持って行ったぁ?!ワザとやろ!!」と。
母親は、いつも、こう言って苦笑していたものだ。
「うちは、夫婦や親子間で毎日、新聞の取り合い合戦やってるなあ」と。
貧乏家庭だったのでね、一紙しか購読できないから。
しかも、これ、過去エントリーでも回顧したけど、
親父が、勧誘に回ってきた営業のニイチャンにフッかけて、毎年1ヵ月の購読料ロハというのを何十年と やらせたもんでw
たぶん、オニイチャン個人が泣いてたんだろうなあと、世間を知るようになってからの私は推察してますww
さて、
「派閥争い」の根底に あったものは何ですか?
権力争いに ほかならないでしょ!
「どこ向いて仕事してるのか」
って、そりゃ、国民のほうなんか向いてませんがな。
飽くまで利権やカネのほうに向いてますw
昔から、自民党は。そういう体質。
リアルタイムで、「派閥争い」華やかなりし頃、まだ学生だった私は、先日のエントリーでも指摘したように、
「自民党の性質からして、いずれ、(安倍政権のような)悪辣政権を産み落とすだろう」
と予見していた。
それと、
長過ぎる権力は、必ず、あっちこっち癒着を起こすから。
それゆえ、ただの一度も、あの党にだけは投票してこなかった。
特に、自民党に くっつくようになってからの『公明党』にも、
また、近年は、『維新』にも、決して決して、投票しない。
【続く】