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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2020.06.26 (Fri)

このたびの『生活保護』基準引き下げについての名古屋か どっかでの地裁判決にて、びっくり仰天な判決が出たとな。

 

いわく、

国民感情(韓国かよ!w)や「厳しい財政事情(←自民党政権の愚策と官僚のムダ遣い!)を踏まえてんだから、(あの、ひときわ、弱者や貧者に冷酷なことで知られる)現厚生労働大臣の判断は妥当、

なんですとさ。あれまあ。

 

名前を覚えておきましたよ。

角谷某さんとやら。

あなたも、いずれの日にか、遠からず、相応のバチが当たることでしょうw

こういう裁判官こそは、バッテン付けるべきだ。

 

さて、なぜならね。

まず、『生活保護』基準というものを弾き出すべく計算式が、安倍政権になったとたん、デタラメを尤もらしく見せるためなのか、バカバカしいくらいに複雑化させていて、およそ妥当な根拠たるを示せないムチャクチャな状態にさせてるってこと。

「特殊な」なんてことじゃないのよ。

まあ、一種の「ロンダリング」と言うのか、往々にして、やましいとか隠蔽しつつ誤魔化したいときは、殊更ややこしくすることで目くらまし、という小細工方法が用いられるもんです。

明確な道筋を敢えて入り組んだものに変えて、あとを辿りにくくするためですね。他のデータでも やってきてるでしょ、この政権。

 

 

だいいち、その計算式の根拠を説明して?と、裁判の席で何度促しても、担当官僚は、貝のごとく口を堅く閉ざして、
飽くまでもダ~~~ンマリ!!
なんですってさ()

なぜなんだろうね??

そもそも妥当でないことが分かってるから、何も言えないんだろうかね。

 

 

すでに何度も引き下げてきた、この、汚職と公選法違反政権のために、本当に、命がけに陥っている、制度利用者は少なくないだろう。

 

ことに、気候条件の厳しい土地で生活している人たちは、たとえば真冬の燃料代を捻出するのに四苦八苦していると聞いてるし、

これは過去から ずっとだが、夏季の冷房が使えないために、熱中症で入院した人たちも いる。

 

「ナショナル ミニマム」「相対的」という説明を理解する能力のない人々も多いようだが、

私が幼少時代は、一般家庭には ないのが まだ普通だった冷房やエアコンも、ぜいたくではなくなり、昨今の気候変化で、設置しないと、本当に、命にかかわる状況に至っている。

 

実際、役所が、エアコン設置を頑なに認めなかったせいで、亡くなった人も いた。これが切っ掛けで、『生活保護』利用世帯のエアコン設置を普及させる、「命の闘い」活動が始まったなどの話も聞いたことが ある。

 

しかし、そうなると、今度は光熱費の問題が痛い。結局、冷房を ためらう。

 

もう一つ、
この実例は、私の旧ブログで取りあげたことが あったのだけれど、

ある男性が、古いアパートの一室で、携帯電話を握り締めたまま、亡くなっていたという。

 

その居室を貸していた大家さんの話では、以前は、いわゆる浮浪者状態に近かった、当時すでに中高年の年齢にさしかかっていた男性に、辛うじて、肉体労働系の仕事を見つけて就かせ、と同時に、その居室を世話したそうなんだけれど、

季節は夏、熱帯夜が続く頃で、窓を開け、扇風機が回り続けている部屋で、早朝、寝具の上で、すでに こと切れ、死後硬直していた男性の姿を見たとき、その手に握っていた携帯電話上に残された発信番号は、意味不明に乱打されていたそうな。

 

死因は、熱中症ということだった。

おそらく、たまりかねて、自分で救急を呼ぼうとしていたのだろうか、しかし、意識朦朧状態に陥っていて、果たせず、そのまま亡くなったらしい。

 

その話にショックを受けた私は、なぜ、あらかじめ冷房を設置してあげられなかったのか、

奇特な親切な人が世話しても、中途半端な、そのために、かえって命を落とすくらいなら、狭苦しく蒸し風呂のような部屋にいるよりも、「青カン」やってたほうが、いくらかはマシだったんじゃないのかと、非常に疑問を感じた。

 

中途半端な親切は、かえって、危険を齎すのだと。

ほんとうに助けるためなら、なまじなことにならないよう、よくよく考えなくちゃならない。

 

 

なによりも、

角谷さん。

「国民感情」って、なに言ってるんですか?

おたくら裁判官は、そんなもんで、判決を出してきてるわけ?

 

そのわりには、

いま現在も大騒ぎになっているところだが、
特に『自民党』政権で多発する汚職や公選法違反などに対して、到底、まともとは言えないほどの大甘々な判決を出すのも、「国民感情」ゆえですか?()

 

だったら、

結局、そういう政権を選出した「民意」ってやつに、根本的問題が あるということになる。

 

 

私なんかは、自分が記者稼業とかだったらば、今、インタビューしてみたい筆頭は、目下の「コロナ禍」によって、『生活保護』制度を利用せざるを得なくなった人たちだ。

まずは、

普通に生活できていた頃、あなたは、『生活保護』制度および、その利用者のことについて、どのように考えていましたか?ってこと。

それから、この制度と、その利用者について、悪者のように思い、悪し様に言ったことが、これまでには ありましたか?ってこと。

 

そして今は。

自分自身が、この制度を利用することになって、どう受け止めていますか?と。

 

ふつうの生活を させてくれや。

 

【続く】

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