2015.07.03 (Fri)
「底上げ」ということは、
最底辺から最上部まで、まんべんなく上がるということ。
この真逆を行った安倍・自民党。
その意に沿う お手伝いに悪ヂエ出す官僚たち。
連れて行く行先を曖昧にボヤカすのは、知られてはマズイからに ほかならない。
まさに、「よらしむべし、知らしむべからず」。
『生活「苦しい」、過去最高62.4%=平均所得は1.5%減―厚労省調査』
時事通信 7月2日(木)17時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150702-00000105-jij-pol
しょせん、政権寄りの お役所調査。
欺瞞的になり易い「平均」数値なんぞに表した以上に、
この実態は、もっともっと厳しいのではなかろうか。
選挙結果、政権支持率、なんだか、あれも これもが、疑わしいと思えてくる。
最近、
通りすがりに過ぎなかった一般の女性までを、取り返しが つかない事態に巻き込み、前代未聞にも新幹線車内で自殺したという、年金生活者の男性の事件が起きたが、
当初は、わが身を焼身するための油を携行しつつ、どこか遠くの、せめても納得いくような死に場所を探しての乗車だったのだろうか。
日本全体の、一番、景気が良好だった時代を過ごしていてさえも、人生どどのつまりが、これか。。。
事に及ぶ直前の ようすでは、精神状態も、もはやマトモとは思えないような行動だったらしいが、
この男性に、もともと、生活不安定要因となり得る障碍等、不利な条件が一つでもあったのだろうか。
困った末に相談してきた相手に対しては、その状態が、そうとう せっぱ詰まっているのではないかと、かなりのところまで踏み込んで聞き取っておかないと、こうした最悪の事件を招く、巻き込まれる恐れがあることを、肝に銘じておかなければなるまい。
くだんの男性は、いわゆる、かたいサラリーマンでもなく、かなり不安定な職業を転々としていたという経歴だそうだから、たとえ厚生年金でも、あるいは、そもそも、自営業者向けに設定されているという「国民年金」などでは、満額支給されるようになっても、じゅうぶんに生活全体を支えられるはずもなく、自前で、別建ての民間保険にでも入っておくか、貯金を大いにしておかなければならなかったろうが、
そんな余裕は、過去に殆ど一度たりとてなく、一応まじめに、公的保険料を納めていくだけで精いっぱいだったのだろう。
こういう者の、なけなしの年金をも含めて、言わば「官製相場」に注ぎ込み、儲けている、一部の層。
私は、「アベノミクス」キャンデーを しゃぶらせているあいだにトントンと、戦犯の孫らが憧憬やまぬ軍事大国への階段を上がりきる、
そのための目くらまし程度のものなのだろうと、当初から見当が ついていた。
「オリンピック」だ何だと、一見、景気に良さげなものは、究極の目的は、ことごとく、ここに行きつくはず。
【続く】