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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2022.05.14 (Sat)

さすが、あの『山口』県、ですねえ()

ある意味で、典型的な「田舎の役場」的事件、ですかねえ?(()

役場のみならずで、すべてが、すべてが。

なんとも田舎くさ~い構成の事案ですねえ?((()

 

…わたしゃ、まだ体調が よくないせいか、ちょっとキツイ言いかたしてるかもだけどw

 

だって、まじ、2週間もの あいだ、ですよ。

手を拱いてたと言うか、
ほとんど放置してたわけでしょ?『阿武』町の役場。

銀行も、なんかマヌケな感じするわよ。

 

役所でも銀行でも、ふだんは、こまかいしウルサイし、
どうかしたら、エラソーな態度とりよるけどな。emoji

 

法的に どうなのか?というと、そりゃ、専門外の者には分かりません。

分かりませんけど、

役所や銀行というところの、ふだんの姿勢や態度を鑑みるに、

ぜったいなんとか しろ!!

と怒鳴りつけたくなるのが正直な気持ちですわ。

 

税金、公金ですからね。

 

不当利得ですからね。

 

私個人的には、しろうと考えだろうけど、やっぱり、「横領」や「窃盗」的なことに該当するはずと思う。

だって、どこの誰のか全く分からない、何らか高額のものを、たまたま見つけて拾って、そのまま届け出しないと、リッパに犯罪でしょ。

たとえ「所有者」だの「占有者」だのの違いとかは あっても、

少なくとも、この事案の場合、振り込んできた相手が誰であり、相手が単純なミス、言わば「置き間違え」が原因のミスと、重々明白に知っていながら、敢えて ひらきなおって、勝手にマイマイしたんだから、もっとタチの悪い犯罪でしょ。ずばり「窃盗罪」じゃない?

 

ところが、

私のような専門外のシロウトも含め、少なからぬ人たちが、すでに指摘しているように、

刑罰や罰金に問えるとしても、この事案のタチの悪さときたら、

罰金よりも、横領あるいは窃盗したに等しい、その金額のほうが、だんぜん高いってことだろう。

 

つまり、刑罰にせよ罰金にせよ、とうてい見合わない軽さ、ということ。
で、逃げた当人も、そこは分かっているらしいと。

 

こうなると、なるほど、くだんの持ち逃げヤロウの実名なりと公表し、
その なけなしの「名誉」でも将来の行く末も、なんとかして、少しは貶めてやらずんば、という気持ちも理解できないでは ない。

 

聞けば24歳だという若造だが、

どんな育てかた したのやら、親の顔が見たい、と言うか、母親の説得も拒絶したそうだね。

 

このまま、お咎めナシで済ませては ならないのは当然だし、

同時に、

これも、過去エントリーで何度か指摘してきたことだが、たいがい、一人に任せるシステムにしているから、特に金銭が絡む事件は何度も何度も起きている。

 

私みたいな低学歴ボンクラでさえ、高額の公金処理を一人で扱っていた頃、こんな呆れるほどの単純ポカミスなんぞ、一度たりとも しでかしたことは ないぞ。

それどころか、
引継ぎも一切なしで辞めた前任者のミスや間違いを見つけて対処したくらいだ。

私ってフシギな者で、

自分自身の損害は、大小とり混ぜ、あっちこっちから被っても、自分が、自分以外の者に、少なくとも大きな損害を齎したことは ないのよ。
それでも、親を中心とした周囲からは常に、「ボンクラがー」と嘲笑されてきたけどね。

 

 

この役場の担当者、まだ新人だったらしいが、それなら、業務上の慣れや自信も乏しかったはずだろうに、直属上司や銀行のほうの担当者とも、よく確認し合う、念を押しておくということも しなかったのか?

 

さすがに悪意や企みとまでは思いたくないが、

それにしても、2週間も放置状態だったことは酷いと思うなあ。

それを鑑みると、こちらも、お咎めナシでは、断じて許し難い。

ならびに、

この担当者の上司は勿論のこと、

ひいては、役場内のシステムが どうなっていたのか、

見るからに田舎者のマ●ケぶり まる出しなトップまで、責任を明らかにして、相応の処分と賠償を果たしてもらわにゃなるまい。

 

(再び)

役所でも銀行でも、ふだんは、こまかいしウルサイし、
どうかしたら、エラソーな態度とりよるくせに。emoji

 

 

「お題」の二つ目。

さっき、『毎日』系の記事で、『クリミア』や『ドネツク』紛争の おりにも、当地で取材してきたという経歴の記者さんが解説しているのを、サッと読んだのだが、キーワードは「被害者意識」なのね。

この「被害意識」「被害者意識」という分析、理解についても、当ブログ過去エントリーを閲覧してもらったら分かるが、私は何年も前から指摘してある。

これは、何度も言うように、個人でも国家でも、共通性が見受けられること。

 

特に「ミギ」とか「ホシュ」とか呼ばれる側に顕著な傾向のようだが、そこでは必ずのように、国家と自分自身とを同一視する癖が ある。

その個人は、これが やっぱり、劣等意識やコンプレックスに敏感という共通した特徴が見受けられるようだ。

 

一言で言うと、さしづめ、「攻撃は最大の防御」ってやつ。

「思い込んだら命懸け」。

「死なば諸とも」。

そして、「憎まれっ子、世に憚る」。

 

負けん気つよいとか、やけに攻撃的性格の人って、身近でも、けっこう見かけるものだが、こういう人ほど、意外にも内心は脆くて、根底では不安と警戒心が つよい。

プーチン氏みたいに、多くの人の命や安寧を奪ってきた覚えが あれば尚更だ。

しかも、
なまじな成功体験や「悪運の強さ」みたいなものが助長すると、不安や被害意識の分、ウヌボレとプライドも高くなる。

わが国にも いるでしょ、「歴代最長」とやらになってしまった、あのチョロチョロ虫や老害が()

 

いつもピリピリしていて、
ちょっと何か刺さったと思うが早いか、ピキーーーッとなるでしょ。

気が小さいんですよw本質は。気が小さ過ぎるから、極端な嘘や保身や防御のための攻撃に走るんです。

穏やかな気質の者から見れば、なんで そこまで、とか、病的なと感じたりするけど、まあ、当の本人だってシンドイだろうにと思うけどねえ。
シンドイから、ますます被害意識。

でも、少しでも、気を抜いたりしたら、すべて奪われてしまうぅ~と思い詰めてるから、やっぱり、ピリピリが やめられないんだろう。強迫観念だね。

 

そういうエネルギーを飽きもせず費やし続けられるということ自体、それだけ頑健なのだ、だから、しぶとい、とも言えるのかもw

 

精神疾患などの人が、えてして、頭から下だけはエネルギッシュだったりもするようだけどww

 

 

思うに、
かの釈迦が、「愛」ですら、よろしくないものとして見做したというのは、たいへんな喝破だった。

そう、愛、愛情は、人間に おいて、依存、執着、ひいては憎しみと なり得るから。

だからこそ、不安や警戒心に苛まれ易い者にとって、愛と憎しみは常に背中合わせだ。

こんなのに愛されたら、たまったもんじゃないなw

また、「君子の交わりは水の如し」と、昔の人は、よくぞ言った。

夏目漱石も、『猫』で、「大和魂」だの国境だのを冷笑した。

 

 

ま、プーチン氏も、『北朝鮮』の場合と同様、権力を握っている自分たちだけが、得手勝手の贅沢ザンマイしてるという事実が あるようだから、そのことを、もっともっと国民大衆に知らせてやったらイイんじゃないのかしら?そして、

くだんの『毎日』記者さんが警告するように、もしも、核兵器を用いたならば、そのとき、「西側」諸国は、どうするつもりなのかを、本気で練っておく必要が あることに、目を逸らし、タカくくっているようでは いけない。

 

まあ、ある意味、『アメリカ』は、日本を原爆によって完全に沈黙させたという「成功体験」が あるからね。

ほんとに厭な気分だが、

万が一、もしものことが あれば、そのときは、今のところ、自分たちの頭上に降って来ないからとノホホンとしているらしい『ロシア』国民にも、思い知らせないわけには いくまい。

 

日本も、かつての開戦当初のうちは、あくまで戦地で兵士が戦ってくれてる、という感覚で、国内はノホホンとしてたそうだからね。

窮乏や逼迫、危険が他所事でなくなってから、「欲しがりません、勝つまでは」「一億火の玉」みたいなスローガンを叫びだしたけど。

それでも、あの時代の日本の主権者は、国民じゃなかった。
女性には、選挙権もナシ。

現代ロシアは、そうじゃないはず。

 

けれど、ここでも、目を逸らすわけに いかないのは、

「死なば諸とも」「道連れ」にすることを、プーチン氏のようなタイプは、自国民ですらも、躊躇や思いとどまる理由や対象には ならないってこと。

 

いずれにせよ、私は当初から言ってきてる。

この戦争が、どうにか こうにか終了したあとは、検証が必要。

ロシアと言わず、ウクライナと言わず、アメリカ、西側諸国と言わずだ。

容赦ない現実的、多角的検証が必要。

 

特に『NATO』を めぐる、プーチン大統領の危惧や不安の妥当性、根拠の如何。

アメリカは、堂々と、それは「被害妄想」に過ぎないと言いきれるのか どうか。

 

 

日本の一市民でしかない私としては、

まず、自国民に対する情報統制や抑圧、プロパガンダだけでも、こりゃダメだろ!と言いたいし、

「『大ロシア』ですって?そんなもん、実現できなかったからって、誰が困るっての?せいぜい、あーただけでしょ!」と、

『大日本帝国』復活を自慰の如く妄想する手合いと同じように、とことん嗤い捨てたいけど。

 

 

ああぁ、いくら土曜日だからって、しんどいのに、つい、3つもエントリーアップしちゃったよ。。。emoji

そいじゃ、これで。emoji

 

 

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Updated   
2022.05.14 (Sat)

食べながら運転の続き。

 

「ちょっと、、、アンタな。。。

と、言い続けた私の声も、だんだん弱々しくなっていき、

目的地に着いた頃には、皿のカレーは、めでたく、スッカリたいらげられていた。

 

むしろ、この場合、「運転しながら食べている」のには当たらないで済むのだろうか??

少なくとも運転するときは、いちおう両手でハンドルを握っていて(皿は膝の上w)、視線も、いちおう前方を見ているのだから。。。?

 

なんにせよ、おまわりさんに遭遇しなくて よかったぁ。。。

 

 

だいたい、運転にも、気分のムラが出るやつでね。

他にも、そういう傾向の男は いたけども、いきなり、むやみとスピードを上げて、助手席の こっちが、ちとビビるような走らせ方したり。

で、「こわい?」とニヤつくと。emoji

 

 

職業ドライバーでない女性の運転する車にも何度も乗ってきたけど、

一般的に女性は、あえて一言で言うと、単なるヘタな場合が少なくないような印象だ。

と言うのは、やっぱり、反射性とか敏捷性とか瞬発性が、男性に比べると、やや落ちる人が多い傾向なんだろうか。

ただし、男性の職業的運転手でも、高齢になってくると、やっぱり同じ。要するに、どんくさい傾向。

 

 

うちの兄なんかは、はやくも20歳代のうちから、ブレーキとアクセルの踏み間違えで、親が警察に呼ばれてた。

 

自死する少し前は、私が助手席に乗っていたときも、道に迷ったのか何なのか、とりとめもない話をグダグダ繰り返しつつ、同じ所をグルグルまわっているので、おかしいなあ?と怪訝に思ったことは あった。

後日、その話を、生前の親父にしたら、

「そうだろう。あいつ、うつ病だったんだよ」

ということだったらしい。

 

まあ、あの兄は、学生時代から、自転車で、うしろに私を乗せて漕いでる最中に、なぜか、いきなり、電信柱に正面衝突してたくらいだもの。

理由を聞くと、
通りすがりの若いキレイな女性に、つい、視線が行ってしまった、だとサ。

 

兄嫁は、結婚する前、よくも まあ、あんな兄の運転する車でデートしてたのかと思うと、なんか感心するよ。

私だったら、運転が下手どころか、いつなんどき事故るやら、わかったもんじゃないようなドンクサ男となんか、結婚する気に なれないww
いくら安定の教職公務員でもねw

 

そんな息子の父親だけ あって、
中高年だった頃の親父が、とつぜん思い立ったように、これから、運転免許を取ると宣言したときは、私も母親も、声を大に揃えて、断固反対した。

結果、親父も諦めたのだが、

80歳代になってからも、それぞれの自転車で前後に並んで走っていると、前をグイグイ走る親父の自転車のスピードといったら。。。

やっぱり、あの頃、免許取得に猛反対したのは正解だったのだと、つくづく思った。

 

 

もと同僚の女性なのだが、何の気まぐれからか大型バイクの免許取り立ての頃、自宅近くで練習しようとして、これも電信柱か何かに激突して骨折、通りかかった人に、救急車を呼んでもらったそうだが、
その後、包帯グルグル巻きの片腕を吊った、痛々しい姿の彼女と、よりによってロック コンサートに同伴するハメになったことも あった。

立ったままノリノリで、片方のコブシを突き上げ続けるのは、さぞシンドイことだったろうが。

 

また、こちらも、もと同僚女性なのだが、普通乗用車の免許取得のために、えらく長期間を教習所に通い続けているというので、

「でもさ、いつかは免許を取れたら、車を買うでしょ?そしたら、いっぺん乗せてねー」

と単純に軽く言ったら、即座に、

「あほ!あんた、事故に遭いたいんか」

と一蹴されて、私はコトバを失い、唖然emojiとしたことも ある。

 

もともと、何ごとにも非常に、どんくさいタイプだということは、よく知っていたので、まあ案の定だが、

やっとかめで、公道での実習段階に入ったら、隣に乗り込んでる指導教官に毎回毎回、

「こ、殺す気かぁー!!emoji

と、本気で怒鳴られまくってたそうな。さも ありなん。

 

結局、車を買うつもりまでは なくて、あくまでも「ペーパードライバー」で通すんだという話だったが、それくらいの慎重さが、とりわけ、この人の場合には、やはり無難だろうなと思ったことだ。

 

 

スピード出るものは、それだけで、大きな危険が伴う。このことは、忘れては いけないこと。まさに「走る凶器」なのだから。

ましてや、

「車とか運転し始めると、性格が豹変し、走る狂気となる」

なんて、とんでもないことだ。

 

不便なド田舎に在住なら、これは これで、地域全体で方法を考えないと ならないだろうが、

少なくとも、そこそこ交通の便利な所に住んでいるのなら、無理に車を運転するほどの理由は ないはずだし。

 

いちおう便利な大阪の街なかで育ち、生活してきた現実では、私自身も、もっぱら公共交通機関を愛用する身として生きてきたけれど、まあ、これで良かったんだろうと思う。無事これ名馬とか名人ですかな。

 

かく言う私も、中学生時分、「少林寺拳法やりたい」と宣言して、これについては、「耳の形が変わるから、女の子は やめとき」云々と言われ、

他にも、
「ナナハンの免許とりたい」と宣言して、従兄や、その友人たちに、

「まだ13歳やろ?若過ぎやなあ~ハハハ」

などと笑って言われているうちに、光陰矢の如し、たちまち時機を逸して、もはやババァになってしまったが、

いまだに、時たまは夢のなかで、現実には ない自分の乗用車を、
「あらら?わたし、運転免許持ってないのに?」と困惑しつつも運転しているうちに、
やがては思いっきりスッ飛ばし、得も言われぬスリルを味わいながら、スカーーーッとした気分になってたりするw

 

“Cold River” a-ha

 

僕は車に乗って出かけた

ハンドルに両手を ぐっと押しつけて

 

女の子に乗らないかと尋ねて

彼女は言った

「もちろんよベイブ。だけど、あたし運転が したいの」

 

ああ、ちょっと待ってくれ

僕らは笑みを浮かべながら走っていく

冷たい河――彼女は僕の鼻を へし折った

冷たい河――彼女は僕のプライドを奪った

 

嵐に足止めを食わされた

僕は もう何年も ぬくもりを感じていないような気がした

 

僕らはタイヤが擦り切れるまで一晩じゅう車を走らせた

後部に移って みんなが やるようなことを やったのさ

 

ああ、ちょっと待ってくれ

僕らは笑みを浮かべながら走っていく

冷たい河――彼女は僕のプライドを奪った

冷たい河――彼女は僕のプライドを奪った

ある晴れた日

ある晴れた日

(彼女は僕のプライドを奪った)

 

あんたが稼いだ お金全部

それが必要だったってわけ?ベイブ

 

 

そんな女でもホレたんだろ?ガマンしろよポールwww

 

 

Updated   
2022.05.14 (Sat)

運転しながら「おにぎり」食べるのは交通違反?警察に確認するとBSS山陰放送) - Yahoo!ニュース

 

まあ、信号待ちなんかで、片手で つまめるサンドイッチとか缶飲料などを口にする程度は許容範囲なのが現実なんだろうとは思う。

 

それよりも、もっと恐いのは、ケータイやスマホじゃないだろうか。

ハンドルから手を離さずに済むツールを使用しているにしても、相手先との応答で、気を取られるのは危ないと思うし。

なので、宅配の業者さんなどに、再配達の依頼を しなくては ならなくなるのを、運転中に無理して応答しておられやしないかと、難聴ゆえ聞き返しも多い私は内心で特に気が咎めていたのも、そういう意味からでも あった。

 

あと、助手席に(病気の?)ペットを乗せていて、そっちに、気を取られて、死傷事故を起こした事例も あったよね。

 

 

私なんかも、むかし、まだ実家で生活していた頃、朝食のサンドイッチを、玄関先で半分ほど、大急ぎで口のなかにグイッと押し込み、残りは片手に持ってモグモグしながら自転車に跨り、最寄り駅まで猛ダッシュして、見送る母親に呆れられたものだ。

そのあと、ギリギリ セーフで到着した職場でも、「今朝ねぇ」と、そのことを話したら、同僚にも、

「へえ~。サンドイッチ頬張りながら、そのミニスカとハイヒールで、自転車またがってダッシュてか、、、すごいな」

と、感心された。

 

しかし、上には(下には?)上が(下が?)いるのよ。

 

旧ブログなどで、少々話題にしたことも あったかと記憶しているが、

ある時期、ちょっと かかわっていた、かなり年下の男。

当時、向こうは20歳代だったのだけど、工務店か何かを経営している おとうさん、交通事故で、半身が不自由になり、車椅子の生活となった おかあさん、その影響から看護師になったシッカリ者の おねえさん、という家族から、高校卒業後は離れ、海外の あちこちを渡り歩いていて、サーファー気取りの放浪生活を何年か してから、資金が尽きたか何かで日本に戻り、次の渡航と放浪を内心に期しながら、その日暮らし的チャランポラン的な生活と言えば そうだったのだが、

そのくせ、料理などに関しては、台所に立つ労を惜しまず、毎日マメにやってるという、真面目なんだか不真面目なんだか、よくワカランやつだった。

 

でも、
身障者となった母親の世話も してきたという、いまどきで言う「ヤング ケアラー」の一人だったわけだし、

心身が荒んでるとか、凶悪な性格とまでいうわけでなく、いちおう健康で、じょうぶで活動的で、どっちかと言うと、あくまで表面的にせよ、人当たりは いたって柔らかく、ソツなく、まあ優しいと言えば優しいところも あった。

たとえば、
私に、缶飲料などを買ってくれたときなんか、プルトップを必ず開けてから渡してくれるという細やかさが あり、そういった方面では意外と
()「女らしさ」というものに欠けるのだろうか、ガサツなオッサン的な側面が ある私なんかには、とうてい、思い至らないところ。

このことを思い起こすと、生前の母親の述懐も思い出す。

と言うのは、

母親も、お稽古事仲間の一人だった女性と、何かの集まりで同席したとき、その女性が、ガムを勧めてくれたのを見たら、ガムの銀色の包み紙までも半分ほど丁寧に剥いてから、しとやかに差し出してくれていたので、これに いたく感じ入り、
そんなにも細やかな気の遣いかたは、さすがに、自分には思いも つかなかったというので、うちの母親は、その日の帰宅後、ひとしきり、私に聞かせたので あった。

 

要は、
うちら母娘には、そういった類の「女らしさ」みたいなものが、いっさい、備わっていないのだなと結論したことで あった。

 

 

さて、
電話で、「作ったから食べに来いよ」と誘ってきて、その自宅に行ったときは毎回、何らかの手料理を ふるまってくれたり、実家の姉から くすねてきたという、高級メーカーのフレーバー ティーなんかを、いっしょうけんめい淹れて、講釈たれながら飲ませてくれたりしたサーファー男の話に戻ると。

 

ただ、
およそ法律とか社会的ルールなどに対する遵守精神的なものは、わりとイイカゲンだったことは確かだと思う。emoji

そうね、どこかで根本的から「タガが外れてる」みたいなところが。。。

 

当時も、大麻なんかは全く後ろめたさや罪悪感なさげに やっていたし、それを、たまたま、私に見つけられたときは、さすがにバツが悪そうに、ゴニョゴニョぶつぶつ言いわけしていたが、

いまでも、「脱法・危険ドラッグ」の類にだって、平気で手を伸ばしているかもしれない姿は想像に難くない。。。

 

それでもね、
当時、私にも大麻を勧めるとかいうようなことは決して しなかった。

 

しかしながら、

そういうことに とどまらず、全体に、どこか、倫理観や良心のようなものが希薄な傾向は、なんとなく感じていた。

しつけ不足とか生育環境から来たものなのか、同じ両親の子どもでも、おねえさんとは だいぶ違うみたいだから、やっぱり生まれつきの性質なのか、よく わからない。

 

 

で、ある日のこと。

その日も、彼の自宅に行ったら、よく煮込んだ具だくさんのカレーライスを作って待ってくれていた。

私が、一皿分を食べ終わり、向こうは2皿目に とりかかったとき、急な用が起きて、外出しなければ ならなくなったので、とりあえず、食事は中断とアタリマエに思った私は一足先に外へ出た。
やつの車の所で待っていたら、

あとから施錠し、ほどなくして やって来た やつの手には、

少し食べかけとは言え、
盛大に盛られたままのカレーライスの皿とスプーンとが握られていた。emojiemoji

 

「ちょっと!!それ、どないする気やねん!?emoji

と、ビックリして咎める私を なだめる口調で、

「だいじょぶ、だいじょぶ」

と言いながら、運転席に乗り込んで、まずは膝の上にカレーの皿を安置して、落ち着き払って、エンジンを かけ始めた。

「ちょっとぉ!!emoji

と、なおも騒ぐ私を、
「へーき、へーき」と なだめつつ、とうとう、広い車道に出てしまい、
助手席の私はポカンとしながら、やつの ようすを見ていたら、信号待ちの箇所に差しかかった とたん、
ハンドルから離した両手でソッコー、くだんのカレー皿とスプーンを持ち上げ、あたりをチラチラ窺いつつも、猛然と口中へ かき込んでいる。

 

「あー、俺のカレー、やっぱウマいわぁ~

『スプーン』
 

 

【続く】

 

 

Updated   
2022.05.07 (Sat)

そりゃあ、いわゆる「オレオレ詐欺」みたいなことに易々と引っ掛かる人が多いのも頷ける。

ましてや、インターネットに親しんでいる世代の人々ですらも、ほいほい引っ掛かって乗せられているようすを聞けば、なかなか、なくならないわけだよなあとも思う。

 

いわゆる「キャンセル商法」とかいうやつじゃないの?とて、大いに不審なことが増えてきているような気がする昨今。

最近も、『栃木』だかの地方の和菓子屋が、当日キャンセルされた「柏餅」を買ってほしいという主旨の「SNS」発信したとたん、「やさしい」客が押し寄せて、かえってウハウハになったのだそうだが、

顔も名前も堂々と出しちゃってる、いかにも、いまどきのと思しいほどに、まだ若いらしい、この店主の説明どおりのことが実際に起きていたのだとしても、こういう やりかたは、いずれにせよ、もう二度と使えないものと、肝に銘じることだ。

この次も やったら、事実かどうかとは無関係に、大いに顰蹙を買うだけだから。

とは言え、

儲けてる者は、どこかで汚いことを やるからこそ儲かるのだ。

「悪名は無名に」なんとやらで、とことん顰蹙を買うことも、ある意味、「有名」になる手段のうちとして、ひらきなおっているのかな。

「憎まれっ子、世に憚る」。

政治の世界でも、議員に立候補するために、まかりとおらせている実態が あるのだから。

 

べつに憚りもしないのに、憎まれてるケースも あるけどw

 

そう言えば、

昔の事だが、『洋服の』ナントカとかいうチェーン店が、派手なチラシを出しているのを、購読紙の折り込みで見かけたことが ある。

それは、ずばり

「助けてください!!」

という、さも悲痛な調子のキャッチで目を引き、

このままでは倒産してしまう~という、
もろに泣きつき商法と言うか、「倒産商法」とかいうらしいが、

いまほどには、インターネットを利用した集客・宣伝がアタリマエでなく、まだまだ、旧来式のチラシなど紙媒体中心の宣伝・集客方法が最多で あった頃、私自身も、当時は まだ、仕事上で少々使う以外は、個人のプライベートでのネット利用は ごく少なく、もっぱら大手新聞を継続購読することで、日々の情報を収集していたので、くだんの洋品店チェーンの「泣きつき」チラシを初めて目にしたときは、とっくに、世間の景気も、目に見えた下り坂になっていたことも あり、本当に倒産危機に見舞われているのかと、いささかは驚いた気分で見た記憶が ある。

 

ところが、

このチェーン店、よほど「味を占めた」のか、
以降も、たびたび、その強烈なキャッチを用いたチラシを折り込んだものだから、もちろん、「仏の顔もナントヤラ、もう、その手にゃ乗らないよ」と冷めた目で見る人も増えていったことであろうと思う。

 

 

かれこれ20年ほど前だったか、当時の職場の近くに あった、ある有名な老舗の和菓子店にて予約しようとした経験が私自身も あるのだけれど、

その店のショウ ウインドウをチラチラ見ていた私が欲しいと思ったのは、結婚式のときの引き出物などに使われる特有の和菓子で、特上の「練り切り」とかいう、そこいらの一般の店で入手できる類のものでは なかった。

そこで、ある日、思い切って、こじんまりながらも古めかしい和風な造りの店のなかに入り、そこの人に申し出て、値段など尋ねようとしたら、真っ先に、「ご結婚用の お品ですか?」とか何とか聞かれたように憶えている。

単に、私個人の好物なので、自分で食べたかっただけなのだが(苦笑)

 

考えてみたら、結婚予定でもないものが、単に好物だからという理由で、重厚な「鶴亀」を象った婚礼菓子を購入しようとしたのだから、いま振り返ると、自分でも苦笑してしまう。

しかし、世のなかには、よりによって「葬式まんじゅう」が大好物で、これが手に入ると、家族全員で喜びのバンザイを せずに おれないという話(マンガだけどw)も あったくらいだから、それに比べれば、世間と些かズレていようとも、めでたい婚礼用の高級和菓子が好物なのは、「葬式まんじゅう」好きよりはマシだろうと、自分を慰めている しだいであるw

 

さて、そのときは、個人の少量注文は受けられない品ですのでとかいうことで、やんわり断られたと憶えている。

 

何らかの お式なり、お茶席なり、ある程度以上の、まとまった量で注文を受ける以上は、どこの誰あるいは組織なり企業で、納入日の厳格な確認および前日にも再確認と共に、「手付金」「内金」「前金」の類や、万が一のキャンセル料は勿論のこと、そもそも、当日キャンセルなんて あり得ない話。何十年も前から常識ってもんだろう。

 

商売側も客側も、そもそも、シビアな世界であり、ボランティアやってるわけじゃない。

 

お涙ちょうだいのマヌケなんだか狡猾なんだか判然としない商売人が拵えたものなんか、胡散臭くて、私は買ってまで口に入れたくないな。

 

 

『自民だっぴ党』の、防衛関係の要職に就いているらしいウヨウヨ議員あたりが、例の『ウクライナ』が、日本に対して感謝してないのか どうかと騒いだらしいことも考えると、
もともと単純で、押しつけがましいのを「正義」と思い込んで疑わない気風が あるのは、「プーチンのロシア」と変わることのない日本であるし、

さても、さもしい時代になったもんだ、、、と思う近頃の世相、
いや、まあ、昔から、こんな類のことは まま あったのが現実なのだろう。

 

ただ、やはり、ネット上のことになると、かつてない規模と拡散のスピードが激しいから、よけいに、さもしさに輪が かかったような感じは募る。

 

 

先のエントリーでも、世間や、特に「ヤフー」などのネット投稿とは、自分との大きなズレを感じることが少なくないと述べたが、

それでも、私の考えるところと似たような感想を持った人は、やっぱり、幾人かくらいは いるようだ。

しかしながら、

以前は「オーサー」とか呼ばれていた人たちの「ヤフージャパン」コメント欄に寄せた見解()

まあ、そりゃ、顔・氏名・肩書付きだから、しかたないのだろうが、
めったなことは言えないから、オブラート包みも分厚くして、奥歯に物が挟まった ていのダメ出しくらいが精いっぱい、てな感じまる出しだ()

いくら和菓子でも、甘すぎる見解www

 

「フード ロス」が出なくて良かった等々なんて意見はズレてるよ。本質は、そこじゃない。

 

かつての『洋服の』なんたらと同様な趣の、「柏餅、買ってください」。

『朝日』系列は、体よく、その店の宣伝に加担してやってるじゃんかと、呆れる思いで見た。

 

だいたい、キャンセルされたという数量にピッタリ符合する「500個」の「柏餅追加」が、あっと言う間に作れて、これまたアッと言う間に完売いたしました、ってね。いやいや

 

全体、すごく不自然な話だというのは、さすがの「ヤフゴミん」らも次々に指摘しているようだが、

『朝日』もなー、さも「美談」めいた煽りで終わらせずに、話の矛盾点や、キャンセル料などは どうしたのか?などのツッコミを せんかいや!()

やっぱり、視聴者ナメとるやろ?wemoji

裏で何やっとるやら、どいつもコイツも。emojiemoji

 

 

あとはですね、女性の生理用ナプキンのことを少々。

近頃では、ビンボボ女性のため、生理用ナプキンを恵んでくれるようになってきているそうなのだが、

私自身、むかし、長らく、婦人科も患っていた時期が あり、その間は、生理が非常に重くて、しかも、期間も長くなっていき、ついには、ひと月の殆どが生理中という凄まじい ありさま、ほんの1週間に満たない中断のあと、すぐに次の生理が始まるという状態に陥った。

 

なにしろ、経血量が毎日これまた凄まじく、もっぱら「多い日の夜用」など、数十年前の あの当時の商品群のなかでも、吸収量や保持能力の高いものを選んで使っていても、ほんの30分ほどしか もたず、仕事中はヒヤヒヤしどおし、帰宅後は疲れきって睡眠中、少しウトウトしただけで、ハッと目を覚ますと、早くも、寝具まで汚していたことが たびたび。

もう なさけなくて、泣きながら起きて洗濯し、自分の憎たらしい おなかを、自分で どつきまくっていた。

 

障碍を隠して就職した非正規だから、病院通いも ままならないなか、

実家に戻るのだけは、死んでも厭だと、乏しい収入のうち、食費を大幅に削って、ほとんどオムツのような特大ナプキンを大量に購入していた あの頃。
仕事帰り、それを抱えて、フラフラしながら、一人暮らしの自宅に帰っていた。

 

もともと、じょうぶな体質じゃないし、粗末な食事と、一時的な「気つけ」とか「カンフル」とかの意味で、「荒塩」などを舐めつつ、必死で仕事に行っていたけれど、通勤の駅の階段を上りきれず、踊り場で手擦りに つかまったまま、卒倒しそうになるのを こらえていた日々。

遅刻が増え、青白く暗い顔を見て、「なに?この人は」と、ろこつに眉を顰める同僚たち。

 

もちろん、看護師もビックリするほど酷い貧血になっていたわけだが、いまも、あの頃に無理を重ね続けた影響は、手術後も ずっと残っていて、心身ともに、もう、無理は できない。

 

花の命は、すごく短く、報われぬ苦しきことのみ多かりき、だ。

 

そんな私だから、
生理用ナプキンの無料配布という結構な記事を見かけるたびに、少し気になっている。

生理の重い人ほど、高機能・高価格なナプキンを購入しなければ ならず、最も費用が嵩むことを、関係者は理解してくれているだろうか?と。

そして、

どんなに優秀にして無料のナプキンも、根本的な問題の解決には ならないことも。

 

 

Updated   
2022.05.05 (Thu)

このところ、またぞろ、体調を酷く崩してしまっており、ブログ更新する気にもならなかったのだが、
痛い苦しいemojiのを堪えつつ、這うように身じたくして出かけて行き、
やっとの思いで購入してきた市販の医薬品や、ささやかな栄養補給を心がけながら、病院にも行かずに頑張ってるところです。
今回も、なんとか、自力回復を目指したいと切に思う。emoji

 

さて、近頃のニュースなどを眺めていて、どうしてなのだろう?と、またも感じているズレのこと。

まあ、公的でも個人的でも、ほぼ毎度のことなのだけれど。

 

まずは、「プーチンのロシア」問題から。

これまでにプーチン大統領が のたまう見解、
『ウクライナ』や、われわれ「西側」諸国に対して、ああだ こうだと述べている指摘や抗議の意見が、その少なくとも概ねが、すでに「プーチンのロシア」側こそが やってきたことであり、または、これから やるつもりマンマンであろうことを、
あべこべに、ウクライナや西側が、やってきたのである、または、やろうとしているのだ、と主張している、
この奇妙な矛盾に、誰も気づかないようすで、

「プーチンが、またまた怪しからんことを!」
と、ただ単純に憤るだけのコメント投稿が多いのは何故なのか。

私にはキミョウに感じられる。

 

このたびの『ウクライナ』への侵攻と言うか侵略だが、相変わらず、止みそうにないままで、この騒ぎに関する一連の報道や情報を追いかけ、熱心に注視し続けてきたものと思しい、特に『ヤフーコメント』を筆頭に、ネット上のコメント投稿に大いに参加してきた投稿者らは、気づいていないのか?と、怪訝に思うことが多いのだ。

 

まあ、自分側こそが やってきたこと、企んでいることを、あべこべに、
相手側が やってきた、やっている、企んでいるに違いないと主張するのは、これも、被害意識の つよい「自己愛性人格障害」者などの一大特徴、常套手段の一つですけどな。

 

 

次は、

やらせ、じゃなくて河瀬カントクの、自分とこのスタッフに対する暴行が暴露されたに あたっての言い訳について。

はっきり言って、あくまで私個人的に、「安倍ポチ」の一員として、胡散臭い俗物のうちに入れている氏のことは、せめて、メディアに登場する頻度さえ少なければ、アベシのようにチョロチョロチョロチョロして、そのせいで、しまいに怒髪天になることもなく、単に、無関心なままで済んでいた対象なのだが。

 

引き起こした「暴行」についての彼女自身の釈明みたいなものの内容が、甚だ不審に思われたのに、これについても、コメント投稿に励んでいる連中のなかには見受けられなかったようなので、ヘンだなあ?emojiと思ったしだい。

と言うのは、

河瀬氏は、何やら、非常に重たいカメラ機材を抱えての撮影中、ふと、手順が狂ったみたいなことで、当時、撮影スタッフの一人だった男性が、彼女のカメラ機材に付属の何かを引っ張って、間接的に軌道修正と言うのか、誘導と言うのか、そうやって、河瀬監督をサポートするべく図ったところが、予想外の裏目に出てしまい、河瀬氏の逆鱗に触れた かたちで、腹部を蹴られるに至ったという。それが切っ掛けで、くだんのスタッフたちは、『河瀬組』を去ったという話だったが、

それについての河瀬氏ご本人の言い分では、最初、彼女の体を直接に触れつつ誘導しようとしたものだから、なにしろ非常に重たい機材を抱えつつ、ギリギリのバランス状態で作業していたため、思わず反射的に、スタッフの足を蹴ってしまったのだとかいう説明だったようだ。

しかも、そのとき、たしか、エスカレーターの上に乗っている状態だったとかいうことも加えられていたと記憶している。

で、

この話を、誰も、素朴にヘンだなぁと思わなかったのかしらん?と。

 

だって、本当にギリギリ危ういバランスで作業していたのなら、おなか、いや、足もとだろうと、とっさに蹴る、なんて動作を とれるもんかしらね?

「いや!!emojiちょっ!ちょっと待った!!emoji今あぶないから!触らんといて!!」と叫ぶのが精いっぱいと違うかな??

そのあとに激怒したということなら、まあ理解できなくも ないんだけど。

現場に いなかった者には、全体に奇妙で、ようワカラン話。

 

個人的には興味も薄いから、この話題は、ここまで。

 

 

次は、メディアの記事の述べようについて。

たとえば、いわゆるデフレが、日本で長引き過ぎていること、この原因について、とうてい読む気もしないので、見出しか冒頭部分のみチラッと見ただけなのだが、どうやら、たぶん、われわれ一般の消費者を指して、「物価上昇をヘイトしている」と呼ぶ、どこぞの雑誌社の記事も あるようなのだが、

しかし、ここで「ヘイト」という言いかたを するのも、おかしいと思う。

 

だいたい、単純に安いのが好きな向きに負けず劣らず、「ぼったくり」級に無意味に高価なものも好きな日本人は少なくないんじゃなかろうか。

 

「物価上昇をヘイト」しているのが、一般消費者の傾向としてあると言いたいのなら、その根本には、やはり、一般労働者の賃金や可処分所得の低迷が続いていることから論じていなければ嘘だと思う。

 

アキンド、商人というものは基本的に自分の利益、儲けのことしか考えないからね。

そんなものをば、国家運営の基盤に置いていたら、やがての行く末はメチャクチャになるのが当然です。

まあ、『自民だっぴ党』は、あまりにも、商売界と癒着し続けてきたわな。

 

 

最後に、

「少子・高齢化」問題。

これも また、メディア記事、ネット投稿者ら共に、根本のところから目を逸らしているように思える。

なかには、やたらと、「子どもを産まないのが問題」、「持とうとしないのはケシカラン!」とか、

あげくは「独身税とれ!」みたいなメチャクチャを言う投稿も見かけるのだが、

現状、最も搾取されている存在であろうのは、子どもどころか、結婚する余裕もないほど低収入のまま、しかも劣悪な労働環境のなかで働いている人たちのはずだ。

これについても何度か指摘してきたのだが、

いまどき、子どもの一人や二人でも拵えようかと思えるのは、現代日本社会に おいては、比較的に生活の余裕が ある世帯じゃなかろうか。

 

もちろん、しょせんは中途半端な余裕でしかないのなら、家計が苦しいなかで育つ子どもも、かなり可哀そうかもしれないし、いっそ、自分たち夫婦の生活水準維持を最優先しようと判断する世帯も少なくないのだろうし、

しかしながら、

ちょっとくらい厳しめの節約を要することになっても、やっぱり親になり、子どもを持ちたいと思うのも自然の人情だろうし、伝統的価値観の一つには違いない。

なので、ほとんどの人々にとって、「人並み」の結婚も出産・子育ても、本来なら、自然の欲求のなかに含まれていたはずだろうにと思う。

 

ただ、

現代に おいては「先進国」を筆頭に、児童の労働が規制され、教育や医療・衛生の観点から、一般レベルと言えども、国家や社会から要請される水準が総じて高くなっていることが第一に挙げられる。

いわゆる発展途上国などでは、いまでも出生率が高いのだからということを理由に挙げる向きが多々あるけれど、これも、昔の日本と重なるところが複合的に あって、

わが国も含めた庶民階級では、「下手な鉄砲も数」じゃないけれど、
多く産んでも、まあまあ普通に育つのは一部だけだった、それは、貧しい家計を助けるためのダイレクトな労働力として期待され、でなければ、つまり、「跡取り」以外の子や、女子であったり、障碍者で あったりした場合は、幼いうちから丁稚奉公やら嫁に出され、あるいは障碍者専用の集団に加わらせたりと、「口減らし」を兼ねて、体よく追い出されてきた歴史が ある。

もちろん、そこには、これも定番のこと、現代の日本社会でさえも、俗に言う「甲斐性のない男」にほど、ありがちなパターンとして残っているのが、欲求不満を誤魔化せる娯楽の少なさゆえと、ある種の示威行動に準ずるが如きセックスゆえの、行き当たりバッタリな多産だ。

 

これも、何度か指摘してきたのだが、

日本列島に おいて、1億2千からの総人口が多いか少ないのかという議論は さておき、

根本的には、高齢者の生存年数の飛躍的な伸び そのものよりも、
出生数および若年層とのバランスの悪さが問題のはずだ。

 

まあ、私個人は、はやくも学校時分から、子どもを持ちたくない、というよりは、自分は親にならないほうが よいだろうという判断を していて、その幾つかの理由は、過去エントリーで述べてきているわけだが、

近頃では、それらのことに加えて、
やっぱり、この国の激甚災害への不安が大きくなっている。

 

もしも、いま、私自身が、出産可能な年齢と健康状態だったとしても、
もはや最大の理由は、自分の足もとで、あの『阪神』や『東北』で勃発した規模の大災害、いや、それ以上のものが、いつ起きるかもしれないという不安のなかでは、もう それだけで、二の足を踏みたくもなる。

 

それでも敢えて、子を産み落とすと決心したものなら(もっとも、ほとんどの人は、「決心」とも言わない、アタリマエに近い軽い気持ちでホイホイ産むものなんだろうけどw)
わが子には、将来、できるだけ若いうちから、海外の どこででも生活していけるだけのスキルを身に付けるよう、親として、可能なかぎり協力してやりたいと考えるし、

子ども自身が理解できる年齢になれば、そのスキルを常に念頭に置いて学んでいくように言い聞かせるだろうと思う。

結局、そのためにも、親側の資力が、ある程度なりに必要なわけだ。

 

しかも、むずかしい障碍などを背負わずに出生し、せめて人並みの能力と健康体で生育していけることが、実際には大前提となるだろうから、やっぱり、「賭け」でしかない。

そして、
わが子を、「賭け」で儲けたくは ないなあという個人的本音も ある。。。

 

 

しんどいので、きょうは ここで。emoji