2020.01.20 (Mon)
生前の小田 実氏が おっしゃった憤りのコトバ、
「この国は、人間の国か?」では ないけれど、
先日のエントリーで、「この国は、暴力団国家?」と私は言いましたが、
例の『森友』や『桜を見る会』などの疑惑において、官僚ら公僕にあるまじき、一般国民への深い裏切りに対する、安倍政権側のフザケた扱いを見るに、どうやら、あの疑問は、やはり当たってるようだと確信を深めると共に、一般国民のあいだにも、そのような認識が広がってきているようである。
もはや、
まさかまさかの「政権=暴力団」という本性むき出し、、、なっちまったな、これ。
そりゃ、「定義」したくないでしょうともさ(嗤)
ま、なんせ『自民党』の伝統だ。
なかんづく安倍政権だ。
これは、数年前からの、だいぶ前のエントリーで指摘した私の疑問なのだが、
「内閣府人事・官僚人事を、ときの政権トップが強く関与・支配する」システムを進めてきた政治家の誰かさんたちの、つまりは先見性を疑わざるを得ない、という指摘。
要は、「諸刃の剣」と言うのか強力な「武器」を、自分側でなく、「敵方」に渡してしまったときの最悪の事態を想定しておかなかったのか?という素朴な疑問である。
協議と合意に応じた与・野党とも政治家の誰かさんたち、当時はウヌボレて、眼が眩んで、タカくくってたのかねw
まあ、現政権(ヒデブさんあたり)が、「政治主導」を、いっそう強くするべく進めたというのなら、そりゃあ「永遠の」自民党政権・安倍政権を堅持したくもなろうよw
こんなオイシイもの、未来永劫に、「敵」に渡してなるものか!とww
『内閣人事局』、それ自体が良い悪い以前に、政治家のレベルしだい。
悪いやつが手に入れたら、さっそく悪用するに決まってるわい。
極端なことを言えば、「独裁」権力ですら、君臨する人間のレベルしだいだもの。
もっと言えば、「独裁」を許すのか、いや、「独裁」を独裁でなくするのも、民衆のレベル。
さて置き、
昨今の「エリート官僚」たる公僕らの、ひらきなおりをも通り越し、まるで自分が苛められてる被害者然として、ぶーたれた表情とともに吐き捨てる、義務感や倫理意識や良識どころか、恥も外聞も かなぐり捨て、噴飯ものの、釈明にもならないていのバカまる出しな言い訳を聞いていると、これは、、、
もしかして、
いずれ、ついには「内閣人事局」を めぐるシステムを引っ繰り返す、
再び自分たちのパラダイスを取り戻すために、
ここまで ひらきなおりの三文芝居を、国民の眼前に見せつけることを、敢えて、やっとるんじゃないの?
という、新たな疑念が出来した。
そう考えると、なるほど、
『内閣人事局』や「政治主導」というもの自体が、やっと そろそろ、にぶい一般国民にも疑われ始めている。
これは、果たして官僚どもの作戦勝ち?(爆)
しかも、
もちろん、自民党、安倍政権に対して、大きく「貸し」を つくっておけるのだし、
だからこそ政権側も、国民を裏切って なお、トコトンひらきなおった茶番を打ってのけた官僚どもには、真逆の報い、すなわち大出世と、あり得ない高報酬をもって、ある意味「予防線」を兼ねて報いているわけだ。
いま、断末魔のウワゴトの如くに、またぞろ、「改憲」を叫び出したアベシ。
ま、最後に、これだけは言っておかないことには、いろいろ、あっちこっちのシガラミに対しても、かっこうが つかないんだわな(嗤)お察ししてますよ、ええ(嗤)嗤)
なお、私は、こと、自民党なかんづく安倍政権の改憲については、意地でも、「憲法改正」とは呼ばない。「壊憲」とは呼んでもね。
例の、
「国民主権、基本的人権、平和主義を なくさなければ、本当の自主憲法ではない!!」。
長勢さんとやらは、ひょっとして、これ、もの凄いイヤミのつもりで言ってるのかい?(嗤)
とんだ「反日」だわ!www
だいたい、自民党・安倍政権の改憲とは、まず、アメリカの意向だし、
ならびに『経団連』の意向。
そのココロは、
アメリカは、いよいよ、自衛隊を、あからさまにアメリカの子分、鉄砲玉として自由自在に牛耳り、動かしたいモクロミだし、
日本側の経団連も、戦争=カネ儲けのシタゴコロは、海を越えて共通。
さしづめ、『朝鮮戦争』のスバラシき甘い汁よ~もう一度!というところだろう。
私の睨むところでは、
「国柄」だの「愛国心」だのを振りかざす『日本会議』なんざ、その正体はアメリカの手先。
ということは、
それら「後ろ盾」の期待に押しあげられて、ドラキュラの如くシツコく蘇えり、パペット・マリオネットさながらに動いてきた安倍政権、言わずと知れているよ、ってこっちゃ。
だからね、
終始、アメリカに平伏し、ましてや、
就任してからというもの、日本に対して従来以上の武器の「爆買い」のみならず、自分とこが持て余した農産物まで押しつけて、毎度毎度なんだかんだ無理難題フッかけ、とことん日本を毟ろうと かかるトランプさんを賛同して憚らない「ネトウヨ」「自民党ネトサポ」なんどは、
あれか?おまいらは、国賊!非国民!とでも呼ばれたいのか??
と、私は常々、はなはだ怪訝に思っているのだよ。
まあ、どこからコメントしてるんだか、「(ふつうの)日本人」では ないのが明らかな連中も少なからず混じってるんだろうけどさw
すごーくヘンな「日本語」だったりするしなww
以前から何度も言ってる、
憲法を、特に「9条」を弄ってしまうと、後が始末の悪いことになる恐れは高いということ。
だから私は、
『地位協定』を先に、それこそ「改正」すべきだと言ってきた。
憲法いじって、地位協定そのまま。
こういう事態になるだろうことは、
いままでの日本政府の、ことに『自民党』政権の態度を見ていたら、容易に想像つく。
まあ、いまの、どの野党が政権に就いても、同じ恐れは高い。
わが国の憲法よりも、『日米安保・日米地位協定』のほうが上に来ているという、あるまじき実態を指摘している記事も読んだし、
駐留米軍については、むしろ、なぜか日本側の外務省が「お願いしている」んだか何か知らないが、いわゆる「ジャパン ハンドラー」との密接な関わりが水面下で続いてきているという記事を読んで愕然としたことも ある。
哀しいかな、庶民・一国民には、もちろん、真相が分からない。
ともあれ、
『日米地位協定』を改正したあかつきに、「わが国の防衛の ありかたをも根本的に見直す必要が生じた」ということで、憲法改正に向け、本格的に取り組む、
つまり、まずは『日米地位協定』改正から、これがスジです。
これも、かねてから指摘してきて、いまだに続く、政権支持率ゲタ履かせ疑惑。
はたまた、
「こんだけ、どんだけ悪い事していても、でも、でも、『野党よりマシ』なんだよ~」
「悪い事し続けて、それでも、野党よりマシと支持されてるんだ、だったら、つまり、これからも、大いに悪い事して かまわないんだ」
という「免罪」スリコミのため、
そのパフォーマンスに、日本の大手メディア界は軒並み、協力してるってことなんだろう。
役立たずだし、権力おもねりマスコミのヘンなサービス、胡散臭い「政権支持率」も、選挙時の「当確速報」も、いらない。弊害のほうが大きい。
一般国民のアタマを「ダブル バインド」さながらに混乱・分裂させ、
もって、有権者を無力感に陥らせるための、すりこみ先兵マスコミ隊。
そりゃあ、そのへんの庶民・一般層の国民は、いいツラの皮。
でも、しかたないのかな。。。
【続く】
2020.01.12 (Sun)
「忘れっぽい一般大衆」なんて、国のオエライやエリートが「記憶にございませーん」と、ひらきなおって見せるのとは違う、
ほんとうの単純な忘れっぽさなんだけど。。。
ところで、イラン。
自分とこの首都である『テヘラン』で出発して間もなく墜落した民間航空機が「誤射された」って、そんなバカな、と思い、「同機の技術的トラブルが原因」って発表は、もしかして、自分とこの血気盛んな軍が未熟ゆえに誤って撃墜したことを、「技術的トラブル」だったと言い逃れしてるんじゃあるまいな?と思ってたら、やっぱり、イラン側は主張を撤回したと。
イラン軍の「人的ミス」であり、故意でないことを強調したと。
なに眠たいこと言ってんだか。
軍隊ともあろう組織でだ、上官の指令も仰がずにブッ放した?
あほらしくも、とりあえず謝罪の意を表明するのはアッタリマエなのだが、虚しく、無意味にして えげつないだけの殺戮を引き起こした張本人は、今回、イランのみならず、トランプその人でもある。それを忘れるな。
私は、『共和党』のなかからトランプさんに反旗を翻す人が、今後、もっと出るのでは ないかと思うし、
ずっと前から言ってるように、「弾劾」も、なお、大いに ありうると思っている。たとえ、なんとか二期目に入ってからでも。
そもそも、「自分とこファースト」なんて、時代錯誤なのよ!!
それにしても、「ウクライナ」や「ボーイング」絡みだ。
何かと因果な話だなあ。
さて、
いま、また大騒ぎになってる「ゴーン事件」の発端は どこにあったのかという、そもそもを思い起こすと、
『ルノー』持ち株の比率についての、フランス政府の明らかな意向、そこに対するゴーンさん自身の姿勢の変遷に、西川さんとかいう前社長ら、経営上層の不審の念が あったとか報じられてたでしょ。
それだから、
ゴーンさん自身の、積み重ねてきた(かつ、経営陣も見逃してきた)公私混同ぶりを、ここぞ槍玉にあげて駆け込み訴えされちゃった、
みたいな経緯。
それを考えると、これまた「どっちも どっちじゃ」と言いたくなるんだけれど。。。
スケールの大小差は非常に大きいけど、うちの親なんかも基本的に、ゴーンさんに近いところのある性格だったのでw
周囲も、なんとなく黙って見逃してしまってたのだろうなという感じも理解できないでは ない(苦笑)
ああいうタイプの人ってね、善悪とか良心とか誠実とかは、自己つごうの次の次くらいでしかないの。
「最高の大義」たるは、自己保身や自己利益の確保にある、それが信念になってるから、自己主張の勢いは、そりゃあ、異常なほど激しいよ。
どこぞの首相も そうだけどw
周囲の人間関係を大事にしているように見えるのも、あくまで自分を守るためだから。
それで、曲がりなりにも、ヤリ手ゆえ結果を出し、ある程度の欲望を達してきていたら、ますます自惚れるしね。
逆に、ほぼ全く達成できなかったなら、今度は それを、周囲や世のなかを逆恨みし、被害意識や自己憐憫の下地にするwなんせ、本人だけは、ものすごいマメに努力してきたつもりだからさ。
しょせん歪んだ努力なんだけども。
始末が悪いったら ありゃしない。
こういうのって、恐らく、精神医学や心理学的にも、一種の「異常性格」の範疇だろうということは、私は、とっくに気づいていた。
でも、一般的には、なかなか、気づけないものなのよ、そこそこ「ふつうの」人には。ましてや、立場が弱い者となると、なおさら。
『自己愛性人格障害』者なんかも、意外と、権力層に喰い込んでることが多いという指摘が あるよね。なるほど、これじゃあ、世のなか、いつまでも問題だらけで、腐敗の一途になってしまうのは当然だな。
とんずらした祖国『レバノン』で早速、使用している家屋敷とかも、『日産』の資産だというのなら、サッサと取りあげなさいよと思うんだけど、
過去から ずっと、彼の家族が関わる細部に至るまで甚だしい公私混同ぶりが横行していた、それでも、飽くまで一企業の社内の経営陣が許容していたのであれば、それは それで、その範囲内で済んでいたのだろうけれど。
ああいうタイプの人が、「エア報酬」だからとアレコレ言い訳していても、いずれ、「エア」でなくする腹であったろうことは、誰が見ても察するところだしwただで済まないタイプだもんね、あの手合いはww
最初に、この騒ぎが発覚したおり、私も、当ブログ過去エントリーにて、実家の父親が経理専門だったし、「経営コンサルタント」でもあったことで、子ども時分から機会あるたびに、中小企業クラスとは言えど、経営の内幕を耳に挟むことは何度も あったという事例を挙げて述べておいた。
企業規模に関係ないんだよね、このテの公私混同って。
わが国の首長やエリートらだって、サンザンやらかしてるでしょw
見逃してきた国民側のレベルも、根本の問題に ならないはずが ないんだ。
もっとも、直接の経営陣と根本が違うのは、
野党やマスコミなどがシッカリ報じないと、無知のままで放っておかれるのが、「主権者」とは名ばかりの一般国民・庶民のカナシイところ。
この層は概ね何事も、深い経緯や事情に、もちろん疎い。
だから忘れっぽいうえ、関心も意識もドンドン薄れがち。
そこも、どうやって啓発し続けていくのかという問題が昔から大きい。
それから、
『ドコモ』代理店の社員が、来店した顧客についての事情を、甚だ軽率にも、上っ面の想像だけで決めつけて、このうえなくガラの悪い悪口を書いたメモを、なんたるヘマこいてか、当の客に渡してしまい、見られちゃったという、呆れかえる出来事の発覚。
仕事できねえ社員だのう(嗤)
もし、私だったらね、同じような憶測するにしても、「この顧客は、経済的余裕ありと思われる」とかナントカ、それくらいにしておくけどねw
それなら、当の客自身に見られちゃっても、そうまで気を悪くさせないで済んだろうに。
こういうことが、ためらいもなく、まかり通っていたのなら、すでに上から下まで、そういう気風の職場になってたと判断されても しかたない。
でさ、皆、憶えてないのかな?
ほんの数年前、ケータイの代理店あたりから「探偵」業者へ、個人情報が売り渡されてた事件が相次いでいたこと。
私自身もね、『産経』系サイトで旧ブログやってた頃、ある不快な出来事が起きたあとで、たちまちにして、なぜか、当時、使っていたケータイに、不審なメールがワンサと来て。
それも、当時のブログのエントリーで、私が述べた内容を匂わせるコトバを思わせぶりに並べてあった。
それで、結局は解約したものの、けっこうな費用を取られてしまった。
もう、頭にきて、
警察の「市民安全課」とかいう部署に通報したりしたけど、当時は、まだまだ、インターネット犯罪に関する対処法を、警察とても、ほとんど全く、手つかずのまま。
ただ、「個人情報」に繋がるようなことは、インターネットのなかで公開しないよう、極力、用心してください、と言われた。
すでに、例の「カルト連」という心当たりは あったので、
それを機に、ますます、連中に関する情報と証拠を集めにかかり、私の決心しだいで、どっちに転んでも、あの連中が窮地に陥るであろう目途を つけられる段階まで進めておいたということを、わりと近い過去エントリーでも言ってある。
おりよく、いわゆる「親告罪」とかでなくなったらしいしね。
なんせ、あの「カルト連」の一員は、まさに「探偵稼業」もやってると自己申告してたんだよw
ま、今回の『イラン』の「誤射」にせよ、『ドコモ』代理店のヘマにせよ、
こんにち、インターネット時代ならでは、逃げ切ることは できなかった、ということも言えそうだ。
ただ、先述した『ドコモ』代理店の今回のヘマ話を読んで、まあ、昔から、客商売には ありがちなのかもなと思った。と言うのは、
私が小学生のときに、『路傍の石』という、児童向け小説を、母親に勧められて読んだことが ある(『安寿と厨子王』または『山椒大夫』や、こちらは早々に忘却したw→『若きウェルテルの悩み』なんかも)。
ひとたび手にしたら、何度も読み返す癖が あるせいもあってか、かなり傷んでしまった その本を いまでも、うちの本棚の奥に しまってある。
なぜ、ここで『路傍の石』を思い出したかというと、
関東圏の ある田舎町に住む主人公の吾一が、プライドばかり高い父親の繰り返す訴訟騒ぎのせいで、実家が傾き、貧乏になってしまい、担任が一目も二目も置く優等生なのに、進学の希望かなわず、逆に劣等生の幼なじみの親が経営する呉服屋へ、不本意を抱えつつ奉公させられる。
その一場面で、番頭さんだか丁稚の古株だかが、来店客を相手に調子よく、
「ご新造さま(=奥さま)、これくらいの色柄を お召しにならなくっちゃあ、あなた」とか何とか、
さんざオベンチャラを弄して、店の反物を売りつけようとする。
客も、その気になり、ベテラン店員は、吾一ら新米や下っ端の店員に、
「お召しのノジア~ン(を持ってこい)」
と叫ぶ。
「お召し」とは、ここでは、和服用の生地の種類か何かを指すらしく、「ノジアン」というのは、「安の字」の意味、つまり安いやつを指すらしい。
そして、何も知らない客が帰ったあと、
「へっ、どうも、今の客は色キチで~」とか何とか、
ペロッと舌を出して、悪口を言いまくるってわけ。
このエピソードは、作者の実体験なのだそうな。
…
仕事中、街の通りで偶然に出会い、二言三言かわして、行方不明の父を探しに、東京へ向かうと打ち明けた吾一に、
「じゃあ、吾一ちゃん、達者でねえ」
大きな重い荷を、小さな背中に背負って、まともに前方を見ることもできない、これも、どこかの店へ、きつい奉公に出されている、吾一の幼なじみの一人は、顔を下に向けたまま、そう言って、またソロソロよろよろと歩きだす。
この『路傍の石』についても、だいぶ前の過去エントリーか旧ブログだかで述べたことが あったけれど、
いつ思い出しても、明治の昔の子どもたちの喜怒哀楽その切なさと共に、あらためて、社会の「経済的格差」の問題と理不尽を考えさせられる、不朽の名作の一つです。
学校の社会教育の一環として取りあげるのも良い題材と思う。
しかし、最近になって知ったには、この作品が発表された当時の官憲の検閲によって、作者は断筆へ向かわされたそうな。
なんだってんだ、まったく
2020.01.02 (Thu)
『堅持する「八紘一宇」精神w』の続き。
それにしても、
アメリカの『モンサント』問題なども そうだけど、
日本の「ODA」に関しても、一般の国民・庶民が、実は最も無知であり、無関心という、深刻な現実が ある。それも仕方ないのは現実。
だからこそ、政治家や官僚や、各専門筋には、一般国民の代わりを、しっかりと務めてもらわなければ ならないわけで。そこが信用できなくなったら、もうメチャクチャになってしまうわね。
もはやアフリカ大陸は「代理戦争(イコールで伴う分断)」の舞台とばかりに、日本も、旧『民主党』時、特に、『自民党』支持者からの賛辞さえもらえているw野田政権時には積極的姿勢でもって、『南スーダン』における自衛隊派遣ゴーサインを出した。
たしかに、こんにち、アフリカでも中国の進出は目覚ましい勢いとなっていて、
いにしえの華々しい栄光転じて屈辱の歴史となった苦い記憶の反動から「覇権」を志向しているという穿った見かた以上にも、まず、あの広大な国土に溢れかえる民衆をコントロールするための、さしあたってエネルギー調達に、「のどから手」さながら餓えているのが中国側の現実。
あの国は、かつての「一人っ子政策」とかも あったし、
そういう極端な施策の結果が、このさきに どう出るかなど、世界有数の大国の一つだけに、その齎す影響の大きさと恐ろしさは、想像を絶するものが ある。
先ごろは、
個人の良心に発して、政情不安な途上国でのボランティアに励み、現地住民たちの生活向上のため、長年にわたり、深く邁進してこられた奇特な医師が、あえなく暗殺されたばかりだ。
なぜ!?と、どうにも残念な思いとともに、腑に落ちない疑念を抱いていたところ、
この医師も、どうやら、現地での利権争いに巻き込まれてしまっていたのでは ないかということを、これは国外のメディアが報じていて、そのときも、やっぱり日本の大手メディアはダメだなあ、踏み込んでいく力が ないのかと感じた。
あ、そうそう、「ゴーン逃亡」について、ついでにw
除夜の鐘がゴ~ンゴ~ンと鳴り響こうとするなか、すたこらサッサと逃げられちゃってたのが発覚したんだそうでww
まあ、あのとき、当ブログでも、いろいろと見解を述べた私とて、こういうタイプの人は、決して好きでは ないし、味方する気なんかサラサラないけれど、
むしろ、当時の『日産』社長ら上層部に対する呆れのほうを つよく感じたものだけれど、
いまも、例の「カジノ汚職」で、またも『自民党』議員らの逮捕やらの最中で思うに、
アメリカと中国のあいだでの思惑と同様、
あのときも、アメリカとフランスの あいだに挟まったみたいな政権の事情とかも あったんじゃないの?ということとか、
そもそも、ゴーン逮捕そのものについて当初から、そうとう無理筋の疑いも指摘されてたわけだし、
私はね、あの担当弁護士さんらは勿論のこと、ひょっとすると、検察側も裁判官側も含めて、当局まるっと「出来レース」かも?と思ってるw
だから、なおさら、誰も「責任とる」わきゃないの!(嗤)
なにが「お人よし日本だから~」だよ、笑止千万(嗤)嗤)
まっ、
見るからに「海千山千」を地で行くようなオッサンが、まぬけな日本人の言うことなんか、ハナから真面目に聞くもんかよ、ば~か(爆)
※追記だけど。
今回、何やら「楽器の箱」に入って~とか言ってたけど、
以前、拘置所から出たときだったかにも、何やら変装してたんだっけ。
もしかしたら、こういうドラマチックなことするのが好きなタイプかな?w
2020.01.02 (Thu)
これが、根底では、いまだ続いている日本。
国民のハシクレである私自身、「日本の気風」のなかで最も嫌悪を感じてきたのは、
表面だけ拭ってキレイに見せかけておく、あとは ひたすら「臭いものに蓋」よろしく、その実態は、自己中心の計算づく、押し付けがましい、
こういうところが最も厭だと、かねがね言ってきた。
まあ、人間のサガみたいなもんだから、どこの国でも多かれ少なかれの傾向は あるのだろうし、それは特にアメリカを見てたら大いに頷けるし、彼我の違いなどは、単に、スケールの大小如何にしかないのだろうけれど。
国すなわち「おかみ」のやることに異議申し立てするのは非国民!的な思い込んだ印象を、いまだに持っているのが、多くの日本国民の実際、
そこを掻き立て煽りたてしている『日本会議』を筆頭に、汚染されまくってる『自民党』なかんづく安倍政権が、確立の最終仕上げ段階へ入らんとしている国家権力の実相だ。
しかも、「われ関せず」「おまかせ」と無気力に陥っている一般国民。
要するに、いまどきの日本人の大多数は、あきらかに怠け者なんだ。
と言うか、何につけても余裕が ないからなのかな。
もとは、吹けば飛ぶような貧しい小国、小心にして小賢しい民衆だった、それが いまだに吹っ切れないまま、
「漁夫の利」よろしく、いつしか、似合わぬ あぶく銭を手に入れ、一部の利権のために浪費して、庶民層はというと、上っ面だけ取り繕ったライフ スタイルの仮面の下、もう隠しきれなくなってきている悪循環と疲弊。
そう。悪循環は、疲弊を招くのだ。
さて、過去エントリーの どこかでも述べておいた記憶が あるけれど、
とあるブログ主さんが、インドネシアあたりで長く在住していて、ご本人はイスラム教徒だと自己申告していた。
その人の話によって、私は初めて、「イスラム教徒たる者の日常的信仰態度の ありかた」ということなど興味深く垣間見たのだけれど、
じつに困惑したのは、現地での、やっぱり「日本のODA」が、非常に不評を買っているという実態についての話だった。
まあ、けっこう多いのよね、こういう話。
一国民としては、
これまた、たいそうな税金を、国外で注ぎ込んで、なにやってんだ、、、これじゃ信用できないなー!
の一言だが、
要領イノチの優等生でしかない日本の官僚のやることってのは、まず、致命的にセンスというものが欠けているんだろう。
その見本が、ことに現政権の、「ぼくが やらせてあげる」アベシやヒデブ肝入りで、どんどこ繰り広げたプロジェクト、その ことごとくが大失敗!という結末に象徴されている。
これも、ずーっと前の過去エントリーで紹介したと思うが、
故 有吉佐和子氏の著書で、たしか『複合汚染』のなかで ぶちまけられていた、地位のある官僚に取材したときの見解ぶり。というのは、
あの当時、「汚染された備蓄米」というものが、日本じゅうの懸念を招いて、大問題になっていた頃だったようなのだが、くだんの官僚氏の言い放ったコトバに、有吉氏は、思わず仰天したというのだ。
その官僚氏のアイデアとは、食糧難に あえぐ発展途上国に、タダで送りつけてやれば、感謝されて、かつ、日本にとっては厄介払いできる、一石二鳥であろう、という内容。
この官僚氏の、何ら迷いも良心の咎めも感じていない ようすに、有吉氏も、これは、人間性に何かが欠けているのであるまいかという感慨を覚えたそうな。
で、新年早々、しょうもないニュースばかりのなか、こういうニュース。
もっとも、わりと最近も、この問題についての記事等を目にした記憶は、私にも ある。
『「日本のODA要らない」アフリカ農民の訴えにJICAは?』
1/1(水) 19:45配信
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200101-00000028-jnn-pol
『TBS』にしてもね、日本のメディアらしくも、敢えて省いた やりかたを するんだなw
じつに日本人的なイヤラシさだ(嗤)
こういったニュースで、こうしたメディアのイヤラシさを、つくづくと感じるのは、
当該の現地農民の人たちが、反対である旨を、しきりに訴えていることの理由をば、なぜ知らせないのか?という疑念からなんだけど、まあ、「テレビならではの限界」ということも あるのかね?
そこで、
いわゆるネトウヨらは俄然、張りきって、
しょせんはTBSがあ♪ミズポがあ♪立憲民主があ♪
と、毎度のパターンを展開する。
ほんとに、「ヤフゴミ捨て場」は、こういうので溢れかえってるよ。
少しは真相に触れた意見を投稿していると見えるコメントは、砂粒くらいの小ささ。ちぃちゃい、ちぃちゃい。
下へ下へ沈んでいって、ほぼ埋没状態の、貝の呟きみたいな小声w
しかし、
はたして、どちらが尤もな意見なのかサッパリ分からない、ほんとうの「情弱」らは、圧倒的に数が多いように見えている「ネトウヨ」「自民党ネトサポ」どものデマや悪意ある憶測のほうへ、ついつい引きずられつつ、
「せっかくの日本のODAや『国際協力機構(JICA)』に反対しているという理由を、『TBS』は報じない、何故なんだ?」
と、そればかり言う。
やれやれ。
だったら、
自分で調べなさいよ。
疑問を感じるのなら、自分で可能なかぎり調べてみることよ。
限界は あるにしても、いまどきは、便利な検索機能というものが あるでしょ。
普段から、様々な報道を知るように心がけていたら、そうそう単純な見解には流されなくなる。
くだらぬ「ヤフゴミ捨て場」で、くだらぬ投稿する前に、自分で調べてからにしても遅くは ないだろう。
それすらメンドクサイのなら、「ヤフゴミん」であることも やめとけ。
真相を知ろうという努力も放棄しておりながら、いっぱしに しゃしゃり出てきて、愚にもつかない駄弁を弄するなんど、
「言論の自由」どころか、ムダどころか、邪魔でしかない。
黙って すっこんでおれ。見てるほうが恥ずかしくなるわ
【続く】
2020.01.02 (Thu)
さすがに、少しは秋の気配ただよい始める季節に ふさわしく、香り高い文学の話題でも、たまにはネ。と思ったまま寝かせていたら、、、
暑がりの私は、例年、最低でも10月に入るまで、アイス コーヒー(ミルクたっぷりめ!)を愛飲してますが、こういった話題となりますと、やはり、ホットに切り替えたくなりますねえ。。。と言いつつ、まだ冷コだけど(笑)だって、なんかヘンに暑いんだもん。と思ったまま寝かせていたら、、、
年が明けちゃいましてm(_ _)mおめでとう(爆)
ところで、
実は、あたくしの大好物の一つなんざます、「耽美」とか「幻想」ってやつが(笑)
ええ、なにを隠そう、若かった頃の あたくしは、だんぜん「耽美派」だったのよ~。どうだ、信じられねえだろ?w
定番中の定番、ポー大先生は勿論のこと、日本の作家では、高校生の頃、横溝正史にハマって、学校の図書室で次々に借りまくってた。
文章の耽美ぐあいでは、『蔵の中』も特に良かったが、
『真珠郎』の出だしには、ほんと、シビレたもんです。
~「真珠郎は何処にいる」~
んもう、いきなり禍々しくて、ドキドキだわw
そうすると、
忘れるわけにいかないのが江戸川乱歩大先生でございます。
『孤島の鬼』あたりを読んでウ~ットリざあました(笑)
ま、「耽美」だの何だのって、そんなものはカケラも見当たらぬ、身も蓋もない現実生活にドップリ埋没したまま、長いこと忘れてたと言うか忘れてることも忘れてたんだけど、
こないだ、ふと、ミュージカル映画で『オペラ座の怪人』の動画を視聴して、つられて思い出した。
ルルー原作の『オペラ座の怪人』は、小学生時分に読んだ記憶が あるけど、よく憶えてない。それに、耽美とか感じなかったしなあ。。。ヘンな爺さんが出てきて、悪さを はたらく話、くらいしかw
これ。2004年に、映画化されたもの。
「オペラ座」の象徴である巨大なシャンデリアが、あたかも宇宙船が降りてきたかのような不気味さと共に、ある種の美をも感じさせつつ、ゆっくりと落下していくシーン。いかにも怪奇耽美的な作品らしく、この「不気味と美」は、全編にわたって貫かれております。いかにも、いかにも。
Fuseli(1741-1825)The Nightmare(1781)
これは、まさに「地下神殿」w
“The Phantom of the Opera”
かわいそうなファントム。。。
若きヒロインのクリスティーナは、ファントムから醸し出されるデモーニッシュなセクシーさと、彼の持つ悲劇性ゆえの陰影に、かなり揺れ動いたようだけれど、ファントムにとっては、一世一代の純愛そのもの、なのよね。
ところが、怖れつつも抵抗する女であるクリスティーナは、よりによって、万座の観衆の前、華やかな舞台の上で、ファントムが陶酔の最高潮に達した まさに そのとき、彼が最も嫌がることを容赦なく やり遂げた。
そりゃそうでしょう。
ファントムは、やっぱり独りよがりのエゴイストだもの。
そして、
怒りのファントムは、ついに、クリスティーナの恋人を殺そうとまでするのだけれど、、、
ほんとうの愛なら、相手の最も嫌がることは、できないのよ。
恋や、そして愛も、強要は できないの。
でも、
結局のところ、ファントムを愛していたと言えるとしたら、それは、終始、彼を かくまった「マダム ギリー」じゃないのかしら?「母の愛」的に。ヒロインのクリスティーナも、それに近い部分は あるけれど。
それにしても、
あちゃらの俳優さんたちを見ていると、ごく若い人でも、すごい大人びてるのに驚くことが多々。
(ずっと以前の過去エントリーでも紹介したことが あったかなと思うけど)、当時14歳のジョディ・フォスター主演『ダウンタウン物語』なんかも圧巻ですよ。ロリコンの向きは、閲覧注意ですw
“Bugsy Malone - My Name is Tallulah”
やっぱり、日本人は、全体的に小粒ちゃんが多いのかな~?って気が する。
現代日本の芸能界「アイドル」なんて、まさに「会いに行ける」とか「一山ナンボの彼女たち」がウリの体たらくだもんね。
日本における「アイドル」は、実年齢よりも、ことさら幼く見せてる感じだけど、
真逆に、
実際まだ子どもなのに、そのへんのオトナたち軒並み負けそうな『ダウンタウン物語』のJ・フォスターやダンサーの女の子たちと、日本の芸能界アイドルたちを同時に並べてみたら、見劣りするなんてもんじゃ済まないね。存在感も実力でも。
それでなくてもアジア人の、特に極東方面の人種は、全体に「ひらたい」w容姿で、地味ですからな~(些かフクザツな気分)。
たま~に、日本人と言うか東アジア人離れしたような容貌の人もいるんだけどねえ。うちの母親なんか、まさに そうだったし、母方の祖母なんて、エリザベス・テイラーに似てたそうな。ただ、彼女は若くして亡くなってるので、孫娘の私は見たことないのが残念だ。
同じ日本人でも、昔の俳優さんのほうが、風貌からして、スケール大きい感が あったような気が する。
さて、
今回、紹介した『オペラ座の怪人』は、特にヒロインのエミー・ロッサムを始め各俳優陣の歌唱が素晴らしくて、どこの一流オペラ歌手の吹き替えなんだろうかと思ってたら、吹き替えじゃないんだって。よく知らないままだったので、調べてみたんだけど、どえりゃあビックリだ。
「怪人」を演じたジェラール・バトラーは、もと弁護士だそうで、声楽のレッスンなんて無縁のはずだったのに、あれだけの美声と表現力だもんな。もちろん、猛レッスンを こなしただろうけど。
ただ、歌ってるのを聴くと、なるほど、ちょっとロックっぽい感じするね。
作曲者のAndrew Lloyd Webber、すばらしい才能!
その作品は、いかにもクラシカルで壮麗で優美で、名前からして、大昔の音楽家ですか?って感じがするんだけど、私たちと同じ現代人なのよね。
この人の他の作品でも、メロディアスな名曲が いくつも あって、
私も、『メモリー』や『私はイエスが わからない』など好きでした。
こちらは、「地下神殿」と言うよりも、なぜ、『オペラ座』の地下に墓地が?とか、汚水の臭いとかは だいじょうぶなのかなあ?と思っちゃったww
サラ・ブライトマンでのハイライト シーン。
彼女は、作曲者ウェッバーの もと夫人で、まさに、『オペラ座の怪人』を彷彿とさせる関係性であり、そもそも、ブライトマンこそが、ウェッバーの『オペラ座の怪人』最初の歌い手だったわけらしい。
Witt(1840-1901)The Masked Beauty
ジェシカ・ハーパー主演の『ファントム オブ ザ パラダイス』も、過去エントリーで紹介したことが あったと思うんだけど、
“Old Souls”
この映画のなかで、ヒロインが舞台上で歌うシーンは、今回とりあげたミュージカル映画版『オペラ座の怪人』のオマージュだということにも気づきました。
Beraud(French,1849-1936)In Front of the Opera
ところで、かの『国書刊行会』でしたなあー。
なかでもジャン・ロラン(Jean Lorrain)の作品を読んで、これまたウットリしたのは、あたくしが、「櫛に流るる黒髪の おごりの春の」まっただなか、二十歳前後の頃だったか。
『仮面の告白』じゃなくて『仮面の穴』いや『仮面の孔(Les trous du masque)』ですよ。
日本語だと、ちとダサい題名のような気もするがねw
その頃、同時に読んだメリメ(Prosper Mérimée)『シャルル11世の幻想』は、もちろん翻訳ながらも、抗い難く滲み出る理知的な表現と、息を呑むほどの格調高さに圧倒されました。
ロランもメリメも、全体の印象と、いまでも部分的に憶えている文章からは、ゴシック、退廃、耽美の香りが立ちのぼってきて、えも言われぬ境地へと いざなわれたもんです。
いやぁ、なつかしいわ。
いつまでも、どこまでも、耽美の世界に沈潜していたいわ。。。
さてと。
気を取り直して、身も蓋もない現実に、あらためて埋没するか。とほほ
Somov(1869-1939)Masquerade