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とりあえず、ひかりのくに
     
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2015.07.17 (Fri)

『安保(戦争)法案』どんだけ愚かかということ。

の続き。

 

「報道しない」のは、自由?圧力?自粛?

「湾岸戦争」のときに、わが国が拠出した巨額のカネは、
その殆どを、アメリカが吸収してしまったらしいとかいう経緯のことは、
なぜ、どういう流れでアメリカが?という詳細のことまでは掴めなかったものの、どこかのサイトにて、以前に読んだ記事で、私も一応は知ってたけど、

そういうわけで、クウェート政府からの感謝表明に、日本が含まれておらず、そのことが、「トラウマ」になって云々は、『日本会議』のことと同様、大手の新聞社は報道しないことの一つなのかな?ふつうに新聞の記事で見た記憶がない。

 

だいたい、こんなことばかり知らせるよね。

衆院通過に安堵=米、世論反発に懸念も-安保法案
時事通信2015716()1554分配信

http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/jiji-2015071600604/1.htm

 【ワシントン時事】米国は安全保障関連法案の衆院通過により、新たな日米防衛協力の指針(ガイドライン)を裏付ける法整備に道筋が付いたと安堵(あんど)している。ただ、日本国内で安倍政権への批判が強まりつつあることには神経をとがらせており、今後の審議の行方を注視する構えだ。


 国務省のカービー報道官は15日の記者会見で、「立法行為は日本の国内問題だ」として直接のコメントは避けながらも、「日本の継続的な努力を歓迎する。米国が関心を持っているのは、日米の防衛協力の能力を改善することだ」と、安保法案成立に向けた手応えをのぞかせた。
 同盟国との協力強化を通じて抑止力維持を図る米国の世界戦略にとって、自衛隊の役割拡大は重要なカギだ。安倍晋三首相はその期待に応えようと、4月の米議会での演説で「法案成立をこの夏までに必ず実現する」と明言。米国もその「約束」の行方を注意深く見守ってきた経緯がある。


 ただ、ここに来て、世論の反発の高まりに懸念も出始めている。ワシントン・ポスト紙(電子版)は15日、「委員会採決で反対噴出」の見出しで国会内外の抗議の動きを詳報。ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は「日本が米国の戦争に巻き込まれることはない。変化は哀れなほど小さい」と、日本の反対派の主張に反論した。
 カーネギー国際平和財団のジェームズ・ショフ上級研究員は「法案は成立するだろう」と予想しつつも、「審議過程は(世論の)反感や分裂を生む」と指摘。このため、「法案が日本社会になじむには時間がかかる。法案がもたらす実際の成果は、当面は限定的ではないか」と話している。

 

(より正確に翻訳)

日米の防衛協力の能力を改善
=アメリカにとって、もっともっと使いやすく改善な。

抑止力維持」=アメリカの覇権維持という世界戦略な。

変化は哀れなほど小さい」「当面は限定的」=いま ただちには。てか、自衛隊を強化し過ぎるのもマズイからな。

 

「これからも一流国であり続けたくは ないのかよ?ああん?」

と脅してくるアメリカ。

そんなこと言われても、
実態は、イイとこ二流国だということを、日本のシモジモは知っとりますわw

 

 

私個人も、現中国の肩を持つ気には、やっぱり なれないし、

だけど、尖閣周辺で、敢えて、中国を刺激しておき、

いままた、南シナ海での中国の行動を利用して(聞くところによれば、やっつけ仕事のせいか、せっかく埋め立てたものが、台風で、はやボロボロらしいのだがw)

今回の「安保(戦争)法案」へ繋げた安倍政権のタチの悪さには、本当に、怒りを感じる。

あげく、ご覧なさいよ。

中国は早速、この「安保(戦争)法案」を、自国にとっての新たな牽制策のタネに利用しようと構えているようだ。

始末の悪い。。。

これじゃ、まさに「どっちも どっち」になっちまうわな。

 

だいたい、「仮想敵」が中国だとは、とても明言できないゆえに、要領を得ない説明になるのは仕方ないとか擁護して言う連中が いるけど、

こないだのサミットの声明でも、はっきり言及したのだし、こういう かたちでの牽制は、いくらでも できるし、実際、してきてる。

安倍朕の本当の目的が どこにあるのかは、中国にも見抜かれてるようだ。

 

私は、すでに指摘しているが、

「先制攻撃」これを可能にしておきたいと、

いまのところは、あくまで可能にしたぞ、という姿勢自体だけでも、中国への牽制にできると思ってもいるのだろうが、

そのために、
戦争大国アメリカの、今後も あり得る先制攻撃に乗じる かたちで、まずこれを可能にし、

もって既成事実を前面に押し立てて、国民に無理やり、「仕方がないのか」と思い込ませて納得させ、晴れて「普通の軍隊」とやらを手に入れる。

そのためにも、まずは、
アメリカの手先として、よりいっそう明らかな働きを精いっぱい見せ、巨人を機嫌良く安心させておくと同時に、その許可を引き出す。

だいたい、こういう腹づもりなんだろう。

 

安倍朕らは、むしろ、日本国内を(自分たちの安全圏以外で)攻撃してくれたほうが好都合だ、という願望さえもあるんじゃないの?w

一気に「非常事態」に持って行けるものなww

あのひとらは、「シモジモの皆さん」一般の国民・庶民の命を守ろうなんて、サラサラ思ってないよw

 

 

ときおり思い起こすのは、むかし、新聞で読んだ記憶なのだが、

名前は忘れてしまっているが、それなりに知名度のある女性で、彼女の母親のことを回想していて、

その臨終が近づいていた ある時、病の苦しさに、思わず、あげた呻きが、

「おかあさん!」

だったというのだ。

つまり、その女性の、年老いた母親も また、とうのむかしに亡くなっている自身の母親を、苦痛のなかで、切なく呼んだということだ。

『西部戦線異状なし』のパウロたちも、そうだった。

 

くだんの母親が、戦時中に記していた日記か何かに残していたとかいう話だったのが、

戦時中は、本当に、人心が荒み、戦争以前までは、穏やかで善良だったはずの誰もが自分の保身第一に、あさましい警戒心と排他性が剥き出しになり、つくづく厭な思いを したのだそうな。

「絆で助け合って」なんて、ただのキレイごと、嘘ごとだったと分かる実態だった。

 

 

ところで、

いま、フシギに思ってるのは、「(小泉さんが、)派閥を壊したから」云々っていう指摘が相次いでいるのを見かけること。

だって、
私が子どもの頃から、自民党の、どうしようもない金権体質と同時に、「密室政治」に結び付いているということもあって、「派閥」の問題というのは、報道されない日がないほどのことだったはずなんだけど。

その「派閥」がなくなったために、「多様性としての幅の広さを擁していた」自民党が、こんにちでは、「アベ向けアベ」になってしまった、そういうシステムになってしまったと嘆くのは、なんだか、腑に落ちないことだ。

 

 

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