2026.09.06 (Sun)
『【続・続】花の色は うつりにけりな』の続き。
さて、
もう一つ、思い出したことが ある。
過去エントリーで話題にしたことが あったかもだが、
私がハイ ティーンの頃、デパートで、母親に、おしゃれ用のハイ ソックスを買ってもらった。そのときに、私は最初、白地に、さわやかな、きれいなブルーのストライプ柄のものを選ぼうとしたのだが、母親に止められた。
「あんた、そういうのは、かえってダサいのやで。ほんとにアカヌケた色というのは」
と、
母親が勧めてきたのは、白地では なく、くすんだ黄味がかったクリーム色の地で、幅に大小の変化を つけたストライプの色は、それぞれ臙脂色や茶色といった組み合わせで、全体に、くすんだ感じの色調だった。
言われてみれば、ああ、なるほどと思った私は、母親の指摘に従ったのだが、
それから数年後の、専門学校時代。
その学校は、少し特殊な方面の作業に従事する専門職の養成校だったので、その作業に、やはり、少しばかり特殊なペンを用いる必要が あることから、校内にて購入できるようになっていた。
私は、何種類か取り揃えられたペン本体の色を、ここでも、透明感のあるブルーを気に入り、それを購入した。
ある日、何かの おりに、教室へ校長先生が やって来られて、私ら学生が、どの色のペンを購入したのか、チェックし始めたという奇妙なことが あった。
教室の生徒たちは、当然、自分の好みの、あるいは、これが無難かなと思う色を選んで使っていたわけで、
不透明な臙脂系の色や、ふつうに黒一色も あり、
各人の机の あいだを歩き回って、それぞれのペンの本体の色を確認していく校長先生は、時々、声を荒げるのである。
どうやら、色の選択のことを咎めているらしいので、はなはだ怪訝に思えたのは、私だけでは なかっただろうが、
私が、単なる好みで選んだのは、先述したように、透明感のあるブルーで、いよいよ私の机に回って来られた校長先生は、こういうので良いのだよ、というふうに おっしゃった。
ひとしきり、チェックし終えた校長先生は、教壇の所に戻り、
色の選び方には、気質や性格が出る、
というようなことを おっしゃったのである。
要するに、言ってしまえば、「濁った」または「くすんだ」あるいは「暗い」感じの色を好んだり選ぶ者は、性格も、それに見合っていると、こういうことらしい。
さすがに、えええ~?というふうな声が起こり、校長先生が去ったあとも、なに言ってんだかなぁ、という不満の声は続いていた。
ひとり私は、数年前の母親のアドバイスのことを思い出していた。
いわゆる「きれいめ」な色では なく、「濁り」や「くすみ」を帯びた色のほうが、あか抜けて見えるのだと。
たしかに、私は、いわゆるクリアな、さわやかな色合いが好みで、いまでも、その傾向は基本的には残っているのだが、
近頃は、何か購入するとき、特に、衣料などを購入するときは、ただ単に好みの色に手を伸ばして買ってしまう前に、ちょっと立ち止まって再考することを心がけるようになった。
そう言えば、中学校時代の美術の授業中、このように教えられたことも あった。
その先生は、私らのクラス担任で(兄の中学時代の先生でも あったらしい)、ふだんは「家庭科」の担当だったが、たまたま、本来の美術教師が欠勤ということで、いきなり、美術の授業時に登場したときは、皆が驚いたが、
じつは、大学時代に、美術教員の資格も取っていたとかいうことで、どうりで、年賀状を出したら、返信に、ベレー帽を被った子豚のユーモラスな「自画像」を軽妙に描き添えておられた。
先生は、
「絵具はね、チューブから出した、そのまんまを使うんやなくて、いろんな色を少しずつ混ぜて使うほうが、複雑みとオリジナリティが出て良いんよ」
というふうに、おっしゃっていたのを憶えている。
なるほど、たしかに、複雑な色調のほうが、落ち着きと深みなども表現しやすい。
ただ、
ハイ ティーンの頃の夏の ある日、白地にオレンジ色の斜めストライプ柄の半袖ニットに、レモンイエローのミニスカートといったキャンデーさながらな色を組み合わせて着ていたら、母親が、
「それ、ええやん!お母さんの若い頃に流行った感じするやつやわ~」
と、大いに褒めてくれたことも あるので、わからんものだ。
母親は、『イタリア』ブランドでは、『ベネトン』の鮮やかな色遣いが お気に入りでも あった。
子ども時代は戦時中だったことの影響も あるのかもしれない。
私は、どうしても、クリアで爽やかなキレイめ色調が好みなもんで、「パステル カラー」「ビタミン カラー」というのも大好きである。
してみると、やはり私は、根が単純なのだろう(苦笑)
実際、そういった色のものを見ると、思わず、ホッとするくらいで、ひどい難産で、重度の酸欠状態にて出生したせいか、生まれながらに疲労しているのだろうとも思う(マジで)。
まぁ、だが しかし、ババアになってもビタミン カラーづくめとかは、さすがに なかろうしw
まだ若かった頃、母親が(ミエで無理やり)買ってくれた一つ紋付訪問着の色を眺めるたびに思う。
この明るいグリーン系の色は、当時の私に してみれば、自らで選択したものの、わりとオバサン向きの色調だと思えていた。
けれど、トシくって見たら、まぎれもなくハデなのである。
かなり鮮やかなグリーン系の、この和服についても、過去エントリーの『和服姿で』にて述べたように、
「子どもの入学式にも着れるで!」
と言った母親のコトバを思い出し、そのたび、
「なにが子どもの入学式や?結婚も してないうちに、妊娠・出産も不可能なカラダに なってしもうたがな」
と、あらためて苦笑するしかない。
赤やピンクばかりがハデなのでは ない。
ブルー系でも、とくに、私が若い頃に好んで着ていた「ロイヤルブルー」も、ハデな色で ある。
「DCブランド」なるものが流行っていた若かった頃には、全身オレンジ色のミニスカ スーツも着たりしたのだがw
いま振り返ると、かなり恥ずかしいww
そんな服が、クローゼットに何着も残っている。それほど多くは着用していないので、ほとんど痛んでは いないだろうと思うし、誰か、もらってくれないかなぁと思うのだが、いまどき、こんなにも明るい鮮やかな色調の服なんて、ピエロか漫才師とかの衣装くらいでしか見ないんじゃなかろうか?言い過ぎかな
(苦笑)
そんなわけで、
少なくとも、衣服については、むかし、叔母からも、また、モデル養成スクールで知り合った女性からも、シックな色を選ぶほうが、あか抜けて良いよ、と言われたことを思い出して、
若かりし頃、驚かれるほど白い肌に、「平安時代の人か?」と揶揄されるほど長い髪で、「(見かけだけは!)ガラス細工のような」なーんて言われた私だけれどw(←ホントだよ!!w)もはや、ババアになった昨今は、「キレイめ」とか「ビタミン」とかいうのは、できるだけ避けるようにしている。(悲哀)
その分、文房具などの小物類に関しては、誰が何と言おうと(鼻息)、大好きなクリア系のキレイめのビタミン カラーを遠慮なく使用しているww
外出時に使っていると、幼稚園児や小学生の女児などに、ちと怪訝そうな目で見られることも あるがww
幼い頃から慣れ親しんだ『ディズニー』プリンセスとか『ペコちゃん』
とか『ミッフィー』
とか『キティ』とか、キャラクター系グッズも、いまだに大好きだ。
私のなかには「永遠の少女」
が居るの!文句あっか??www