2025.08.10 (Sun)
『性懲りなき人々』の続き。
さて、
世のなかの変遷は速くて、そこから、あれよあれよという間に、現代社会では、お世辞にも、レベルが高いとは言い難いレベルの大学を、しかも、こともあろうに、テイよく「奨学金」という名の借金を抱えても、とにかく出ているというので、実質レベルは、へたすると、中学卒と大差あるのか否かという程度の者ですらも、就職時の選り好みは、それなりに、したいものであろう。
けれども、せっかく入社しても、嫌気が出てくると、もたない、続けられない。なんで、おれが、わたしが、、、と、不満ばかりが膨らんでいく。
だってね、周囲を見渡しても、ほぼ全員が、似たような生育環境、似たような身体条件、似たレベルの大学を出て、大差は ない生活スタイル、
なのに、なぜ、この自分だけが、という、漠然とした疑問が拭えない。
それも若い世代の人口が乏しくなっており、おかげで、ある意味、緩和されて、「売り手市場」に結びついているという皮肉な現象も起きているが、その影響で、若い世代の競争力は、今後ますます落ちていく恐れも つきまとう。現に、子どもでも知ってるはずだった日常レベルの知識を知らない大学生、それも、理工系の大学生ともあろう者が、人命にかかわる事故を発生させたりしているのだから、「大学」と名の付く存在の価値も下がっていく一方のように思えてくる。
私なんかでも、高校時分、志望していたのは『心理学科』だったのだが、そういった学問を専門に学んだところで、就職に際しては、ほぼ無関係だという現実も聞いて、複雑な気持ちになったこともあった。ただ、私としては、そういう選択肢に進んだなら、やはり、学究生活に入り、研究職なるところを目指したいと思っていたものの、それも また、厳しい自立生活を覚悟しなければ ならないことが殆どの現実であるという話も聞いていた。
だいぶ前にも触れたことが あるけど、親父の先妻の娘の娘、つまり、私から見て、義理の姪に当たる子が、短大卒業後、ほどなくして、スムーズに職場結婚した相手が、予想外の不祥事を起こし、子もないまま離婚、それから、何やら一念発起したのか(この子の母親も、『自己愛性人格障害』という診断が下っているくらい、言動や行動に問題が多いせいなのか)、私立の心理学科で聴講生を開始し、やがて、博士号を目指しているとかいう話までは聞いていたが、そこへ至るまでにも、本人の父親と、うちの親父が、そうとうの援助を与えていたようだ。
私自身は、親父と、その先妻との子どもや孫らは、もともとが義理だし、あちらの関係者とは、いろいろ不快なことが積み重なっているので、親父の死後は、一度も会っていないし、私にとっては、あかの他人よりも、よっぽど始末が悪い連中でしかないので、無関心だ。まあ、先方も、私に対して同じか、それに負けない悪感情を持っていることだろうと思っている。
やっぱり、むしろ親父以上に、母親が大バカだったと、つくづく思うわ。。。
さて、ここでも再び言うのだが、
社会的インフラを最も利用しまくって稼いでいるのは、企業であり、
最も公害を撒き散らしているのも、また、企業だ。
だから、社会的還元は、企業の義務、責務である。
儲けや稼ぎが、広く世のなか全体に向けて還元されていくなら、つまりは、寄付や善行を最終目的とする儲けや稼ぎであるのなら、『キリスト教・プロテスタント』という宗派の教えにも合っているらしいけれど、
以前も指摘したように、『大阪商人の哲学』とも共通した考えかたである。これは偶然なのか否か、私は疎いので、そこは詳しく知らないが、もっと言えば、『マルクス』の思想も、根底の伏流的なものは、キリスト教だろうと思う。
私は、そもそもから、「フラット」な世のなかなんて ありえない、格差というものは あってアタリマエだと言ってきたし、ただし、格差が あり過ぎると、皆の首が締まっちまうよ、とも、同時に警告してきた。
最近、アメリカのメディアによる記事だったと思うが、富裕層に、「富裕税」を課すことについて、いろんな角度からアンケートを取った、その結果が発表されていたようなのだけれど、私は、ちょっとビックリしたのが、富裕層のなかには、暴動や暴力行為を向けられるかもしれないことを恐れている人たちも いるのだと。
まあ、要するに、いわゆる革命、暴力的革命ってことも該当するわね。
そういう危惧も、歴史上、実際に あったからなのか、意外と、この、「富裕税」に賛成している積極的な向きも、けっこう、いるらしいのでは あるが、そのへんは、各自が保有している資産の額によって、賛否のバラツキが あるようだった。
今回、じっくりは読んでいないので、大まかにしか覚えていないが、この「富裕税」については、もう何年前だったか、アメリカの大富豪として知られる面々が、「われわれから、もっと税金を取ってくれていいんだよ」というような宣言を出していたという記事を読んだ記憶も あるので、その延長としての内容なのかなと思った しだい。
日本では、
「気前が良いどころか、むしろ、カネ持ちほど吝(しわ)い、ケチだ」
ということも よく言われるし、私自身も、それは当たってると言いたい周囲の実例も知っているw
と同時に、
「締めるところは締めるからこそ、溜まるのだ」
という周囲の実例も知っている。
ひるがえって、
俗に言う「宵越しのカネは持たない」のは、むしろ、貧乏人こそは、カネに執着せず、気前が良いから貧乏人なのだ、という指摘にも、これは、われながら頷けるところが ある(苦笑)
貯めようと汲々とするのが、もうメンドクサいのよw
要するに、貯めることに情熱的でない性分なのだが、
そこへ行くと、
うちの親父は、貯めること そのものを楽しんでいたようだったw
なんせ、貯金通帳を眺めるのが趣味というのは、実際、モロに そうだったからww
やっぱり、私は、似てないな。。。
親父の性質は、やっぱり、親父の先妻との子らが、しっかりと受け継いでいるなあと思うwww
で、
まあ、晩年を迎える頃には、それなりに貯め込んでいた親父では あったのだが、若い頃の親父は、ほんとにダラシなくて、酒浸りの借金まみれで、私の母親と再婚してからは、生活態度も経済状態も、徐々に徐々に改善していけたという、もっぱら母親が主張していた話では あるのだが、そう言う母親自身だって、不倫の子である私が生まれていなければ、どうなったやら、知れたものでは ない。
私が死ななかった おかげで、デキ婚に漕ぎつけ、辛うじて夫婦になれたのだから、つまりは、この私の おかげ、それが真相ですw
「私の おかげだ」、感謝せよ!
というのは、もともとは、生前の母親お得意の口癖だったんだがww
親父と夫婦になったのも、私を「父なしっ子」にしては ならないと、
「あんたのために」
がんばったのだ!と、常に、恩に着せてくれたものだが、
ほんとうは、プライドが高い母親自身が、親父に捨てられたくない、なんとしても、親父と夫婦になりたかっただけさ。
あんなケチで細かいDV野郎、おまけに、ぶさいくなオジンの、どこが良いと思って入れ込んだのか、私は、親らとはシュミが異なるので、これまた、ワカラン。
まあ、ただ、せめて、妊娠中の自己管理は、きちんと して、『妊娠中毒症』の恐れも高かったのだから、出産予定日を1ヵ月も過ぎるまで放置、というデタラメは、やめといてほしかったわ。
双方とも、初婚でもなければ、初産でもない。
母親は、二度の妊娠、死産、出産の経験あり。
親父のほうも、先妻との あいだに、すでに3人の子ありだった。
しかも、3人目は、私より、たったの6ヵ月だけ先に生まれている(嗤)
うちの母親は、もともと、先夫が厭で、不倫で私を妊娠してから、さっさと別居しており、そこから何ヵ月後かに、再婚したいとアテにしている相手のほうはというと、のらりくらり、なかなか、離婚してケジメを つけようとは してくれないのに業を煮やし、当時の親父と先妻らの所帯へ、友人を連れて乗り込んでいったのだという。
すると、
あろうことか、最後の3人目を妊娠していて、もう近いうち出産するのじゃないかというほど、腹が大きくなっている先妻の姿が。
この状況を知らないままでいた母親は、おぞましい真相を目撃して、ゲッ と仰天したそうな。
あっちも腹ボテなら、こっちも腹ボテ(嗤)腹ボテどうしの修羅場(大嗤)
さあー♪ど修羅場ど修羅場(大嗤(爆)
あんな、冴えない、姑息で狡猾なオジン相手によ?モノズキにも ほどが ある(嘲笑)
…
ええかげんにしとけ(怒)
これが、無理やり産み落とされた私の本音ですわ。
つくづく思う。
こんな みっともない連中、そうそう おらんやろと。
「男として、父親としての責任を自覚させるためにも、産科への通院には、必ず、付き添わせたものだ!」
と、鼻息を荒くして豪語していた母親だが、
私も、このトシになってから察するに、
こりゃまた真っ赤な嘘だな~、と、思うに至った。
きちんと通院していたのならば、どこの医者が、出産予定日を1ヵ月も過ぎるまで、当の妊婦に注意も警告も せず、放置しておくというのだろうか。
私は、おそらく、母親は、産科への通院すらも、怠っていたのでは ないかと察している。
「無理に出て来させなくても いいじゃないか~」
と、
ノーテンキ甚だしいことを言い放っていたという親父も、本心では、産んでもらいたくなかったのだと思う。
ほんと、どんだけのバカップルだか。(怒)
【続く】